映画:ペレ伝説の誕生

「ペレ伝説の誕生」のネタバレあらすじと結末

ペレ 伝説の誕生の紹介:2016年に劇場公開された作品で「サッカーの王様」とも呼ばれるブラジル出身の伝説的サッカー選手「ペレ」の半生を描かれており、彼の生い立ちや幼少期の頃のエピソードから、ブラジル代表としてワールドカップに出場するまでの話しを見ることができます。ブライアン・グレイザーをはじめ、そうそうたるスタッフが集結して製作された作品で、劇中ではペレ本人もカメオ出演を果たしています。

あらすじ動画

ペレ伝説の誕生の主な出演者

ペレ【通称・ジッコ】(ケヴィン・デ・パウラ)、ペレの父(セウ・ジョルジ)、ペレの母(マリアナ・ヌネス)、ジョゼ・アルタフィーニ(ディエゴ・ボネータ)、レイナー監督(コルム・ミーニィ)

ペレ伝説の誕生のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- ペレ伝説の誕生のあらすじ1

ペレ伝説の誕生のシーン1 1950年、ブラジル・パウル。
主人公・エドソン・アランテス・ド・ナシメントは、貧しい幼少期を過ごしており、靴磨きをしながら学校に通い、家計を助けていました。
彼は友人や家族から「ジッコ」と呼ばれ、同じ地区に住む友人や弟らと裸足のままサッカーに興じ、泥だらけになっては母親に怒られていたのでした。
サッカーが好きなのはジッコだけではなく周囲の人間も同じでした。
しかし同年に行われたワールドカップでは優勝候補と目されていたブラジルがまさかの敗戦を喫してしまい、パウルの街の人々は失意に暮れてしまいます。
ジッコの父は元プロサッカー選手でしたが、故障が原因で現役を引退し、その後は清掃員として働いていました。
母親は教育熱心でジッコがサッカー選手になることを反対していましたが、ブラジルがワールドカップで敗戦した日、ジッコは父に「いつか自分がブラジルを優勝してみせる」と話すのでした。
ジッコの母親は使用人として働いており、雇い主の息子にはジッコと同年代でサッカーをやっているジョゼ・アルタフィーニがいました。
ジョゼやその友人たちは貧しそうな身なりをしているジッコを「ペレ」と呼び、バカにするのでした。
ジッコは友人たちとサッカーの大会に出場することに決め、ジッコの活躍もあって順調に勝ちを重ねていきます。
大会で靴がないことをジョゼたちにバカにされたジッコらは盗みを働き、ピーナッツを売ることで中古の靴を買い集めました。
決勝戦ではジョゼたちが率いるチームと対戦し、その圧倒的な実力差を見せつけられてしまいますが、ジッコは履いていた靴を脱ぎ捨て、いつもやっているサッカーのスタイルを思い出すことで、個人技でディフェンダーをかわしながらゴールを重ねていくのでした。
試合には惜しくも敗れてしまったジッコですが、見ていた観客たちからは大合唱の「ペレ」コールが沸き起こり、ジッコは「ペレ」という呼び名を受け入れていくようになります。

【承】- ペレ伝説の誕生のあらすじ2

ペレ伝説の誕生のシーン2 ジッコは、サッカー大会の観客の中に盗んだピーナッツを運んでいた業者の人間を見つけます。
男たちに追われることになったジッコは仲間たちと逃げますが、仲間の一人であるチアゴが足をくじいてしまい、2人は土の中に出来た穴の中に逃げ込むのでした。
しばらく隠れていた穴は雨によって土砂崩れが起き、ジッコは素早く穴から出てきますが、足をくじいていたチアゴが逃げ遅れてしまいます。
ジッコの声に気づいた男たちは協力してチアゴを土の中から掘り起こしますが、チアゴは動かなくなっており、そのまま帰らぬ人となってしまうのでした。
チアゴの死を自分のせいだと語るジッコは、それ以降サッカーへの情熱を失ってしまいます。
学校に通いながら父親の仕事を手伝っていたジッコは、父からマンゴーを使ったサッカーの練習法を教わり、サッカーの楽しさを再び見出していくのでした。
そんな父と子のやりとりを見ていた母は、サッカー大会の優勝時に父がもらってきたスカウトからの名刺を取り出します。
ある日、ジッコが家に帰るとそこにはサントスFCのスカウト「バウデマール・デブリート」が来ており、ジッコはサントスFCのテストを受けることになるのでした。
子どもの頃からパウルを出たことのなかったジッコは家族らの期待を一身に背負い、パウルをあとにします。
サントスFCのプロテストでジッコは多くの練習生に紛れながらテストを行なっていました。
しかしジッコは自分の持ち味である個人技を封印するようにと指導されてしまいます。
テストが終わったジッコは、ジュニアチームの選手名簿に自分の名前がないことに落胆しますが、その下部組織であるユースチームに、自分の名前を見つけるのでした。
サントスFCのユースチームでは、ヨーロッパ式の組織的なサッカーが奨励され、持ち味を発揮できない日々が続いていたジッコはPKすらも失敗してしまいます。
チーム内ですっかり自信を失ってしまったジッコは、地元へ戻るため、荷物をまとめて一人で駅に向かうのでした。
そんなジッコの姿を、デブリートが見ていました。

【転】- ペレ伝説の誕生のあらすじ3

ペレ伝説の誕生のシーン3 デブリートは駅で電車を待っているジッコに声をかけます。
ジッコは他のチームメイトのようにプレーすることができない自分を責めていましたが、デブリートはジッコの個性を擁護するのでした。
デブリートはブラジルのサッカーの歴史を語り、カポエイラの元となったジンガの動きが、ブラジルの伝統としてサッカーにも息づいていることを話します。
独特のリズムから生まれる個人技こそがブラジルサッカーの伝統でしたが、それは1950年のワールドカップでの敗戦により否定されてしまうのでした。
デブリートはジッコに、「勇気をもって自分を信じることで何が起きるのか見せて欲しい」と語ります。
デブリートの話しを聞いたジッコはクラブチームへと戻り、監督の指示を無視して自分のプレーを行ないます。
本来の自分を取り戻したジッコは、個人技で相手を抜き去り、華麗にゴールを決めてみせるのでした。
初めはジッコに指示を守るようにと檄を飛ばしていた監督ですが、次第にジッコのプレーに魅了されていくようになります。
ジッコは活躍が認められユースチームへと昇格すると、そこでも他を寄せ付けない個人技で相手選手を翻弄し、次々とゴールを量産していきます。
プロチームに昇格し、得点王となったジッコはチームにとって不動の存在となっていくのでした。
ジッコの活躍はラジオを通じて地元でも放送され、父は住民らとともに毎試合その活躍に耳を傾けていました。
ジッコが地元戻り、家族や友人との時間を過ごしたあと、別れ際に父から自分の故障の原因について聞かされます。
それは自分のプレーに対する迷いから生じたもので、ジッコに「まわりの声に流されず、自分よりも強くなって欲しい」と話すのでした。
ジッコは16歳にしてブラジル代表に選出され、顔を合わせたブラジル代表の中には幼い頃に戦ったジョゼ・アルタフィーニの姿もありました。
彼は強豪チームの選手として、ブラジル代表に選出されていたのでした。
ブラジル代表のレイナー監督もやはりシステマチックなサッカーを信条としており、組織力と複雑なフォーメーションへの対応が求められました。
自らのジンガスタイルと、監督の求めるサッカーの狭間で迷いを生じさせたジッコは、練習中に膝を怪我して倒れ込んでしまいます。

【結】- ペレ伝説の誕生のあらすじ4

ペレ伝説の誕生のシーン2 ジッコの容態は選手生命に危機を及ぼすほどの大けがで、プレーをすることはとても困難な状況に陥っていました。
ワールドカップのためスウェーデンに乗り込んだブラジル代表は、大方の予想を覆す善戦を見せ、グループリーグを突破し、準決勝へと駒を進めるのでした。
優勝候補の一角と言われていたフランス戦を前に、ブラジル代表はケガ人が続出しており満身創痍の状況でした。
レギュラーだったジョゼも出場できない状況となり、代わりとしてジッコが試合に出場することになります。
ケガとチームプレーに徹したサッカーによって持ち味を生かすことのできないジッコは、見せ場を作れず、ブラジルは先制したものの、前半終了間際に追いつかれてしまいます。
ハーフタイムでジッコはジョゼに「君が出るべきだ」と話します。
ジョゼは「ずっとヨーロッパ人になりたかった」と話しますが、今回のワールドカップで自分がどこまで行ってもブラジル人であることに気づかされたと言い、自分のサッカーを見失っている様子でした。
ジョゼは、今ブラジルに必要なのはジンガだとジッコに伝え、後半に入るとジッコはジンガサッカーで本来の動きを取り戻していきます。
下馬評では圧倒的不利と言われるなか、ブラジルはジッコのハットトリックで決勝に進むのでした。
決勝の相手は開催国スウェーデン。
ジンガサッカーで圧倒的な能力を見せつけたジッコでしたが、次戦では激しいマークが予想されていました。
また記者会見ではスウェーデンの監督のブラジル代表選手を揶揄するような発言があり、会場は一触即発となります。
ジッコの父は「ジッコだけでなくチームメイト全員の自信を取り戻させることが大切だ」と伝え、ジッコは選手たちが宿泊しているホテルから近くの灯台までリフティングしないかと提案するのでした。
初めは乗り気ではなかった選手たちですが、ジョゼをはじめとした選手たちが賛同したことで、ホテル内でボールを追いかけながらのリフティングが始まります。
灯台まではたどり着けなかったジッコたちですが、ボールを追いかけていた選手たちは明るい笑顔を見せていたのでした。
そんな様子を見ていた監督は、ヨーロッパにならったサッカーではなくジンガサッカーこそブラジルそのものであることを認識し、本来の姿で戦うことを選手たちに伝えるのでした。
決勝戦は序盤にスウェーデンに先制され、テレビを見ていたブラジル国民には4年前の悪夢が脳裏をよぎりますが、ジッコを中心としたジンガサッカーはチーム全体を連動させ、スウェーデンを圧倒するのでした。
ジッコがブラジルの5点目となるゴールを決めた瞬間、試合終了のホイッスルが鳴り響き、声援を送っていたブラジル国民たちは外に出て喜びを爆発させます。
スタジアムでも同様に、選手たちが喜びを爆発させ、その歓喜の輪の中にはジッコがいるのでした。

みんなの感想

ライターの感想

誰もが知っているサッカーの王様「ペレ」の半生を通じて、ブラジルサッカーの礎を見ることができます。
ジンガというブラジル国民の体に染みついているリズムから生み出される個人技が魅力的で、ペレが個人技を仕掛ける際に流れるサンバのような音楽が気持ちを高揚させてくれます。
ペレの活躍を通してブラジルがアイデンティティを取り戻す様子がドラマチックに描かれていて、サッカーの知識がない方でも楽しめる映画になっていると思います。

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