映画:ボクたちはみんな大人になれなかった

「ボクたちはみんな大人になれなかった」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

ボクたちはみんな大人になれなかったの紹介:2021年11月5日公開の日本映画。WEB連載中から話題を集めた燃え殻のデビュー作となる自伝的ベストセラー小説を映画化。バブル崩壊後の1990年代からコロナ禍の2020年まで、時代を彩ったカルチャーを交えつつ、テレビ業界の末端で働き続けた青年の恋と友情を抒情的なタッチで綴る。出演は「劇場版 『アンダードッグ』」二部作の森山未來、「タイトル、拒絶」の伊藤沙莉。阪本順治、犬童一心、林海象らの下で助監督を務めてきた森義仁の映画監督デビュー作。

ボクたちはみんな大人になれなかったの主な出演者

佐藤誠(森山未來)、加藤かおり(伊藤沙莉)、関口健太(東出昌大)、スー(SUMIRE)、七瀬俊彦(篠原篤)、佐内慶一郎(平岳大)、いわい彩花(片山萌美)、恩田隆行(高嶋政伸)、大黒光夫(ラサール石井)、石田恵(大島優子)、三好英明(萩原聖人)、細井(篠原悠伸)、谷口(岡山天音)、宮嶋徹(奥野瑛太)、(佐藤貢三)、(カトウシンスケ)、(吉岡睦雄)、(渡辺大知)、(徳永えり)、恵の母(原日出子)

ボクたちはみんな大人になれなかったのネタバレあらすじ

【起】– ボクたちはみんな大人になれなかったのあらすじ1

ボクたちはみんな大人になれなかったのシーン1

画像引用元:YouTube / ボクたちはみんな大人になれなかったトレーラー映像

ごみ集積所に集まったゴミ袋のなかに、酔っ払いの佐藤誠と七瀬俊彦が倒れ込みます。佐藤はすぐに立ち上がりましたが、七瀬はゴミのなかに寝ころんだままでした。「大丈夫? 立てる?」と気にする佐藤に、泥酔している七瀬は「あんたたちはいいわよね。私には何もないの。みんな私を置いてくんだよ。私はね、生ゴミといっしょに処理場へ行くの」とぼやきます。

それを聞いた佐藤は「世のなかの80%の人間はゴミだ」と言いました。七瀬が「残り20%は?」と聞きます。佐藤は「残り20%はクズだ」と答えました。それを聞いた七瀬は「ひどい」と憤慨し、佐藤も「ま、僕も1%くらいはいい奴がいると思う」と言います。七瀬は「その1%は世間知らずなだけ」と言いました。

七瀬に対して佐藤は、「帰るか」と声をかけます…。(このシーンの続きは後で出てきます)

『46歳、つまらない大人になってしまった』

2020年の東京ではオリンピックのノボリが立っていますが、繁華街には人がおらず閑散としています。電子タバコを吸いながら、佐藤は頭のなかで加藤かおりのことばを何度も反芻していました。1999年最後の日、佐藤はかおりとラブホテルで過ごしたあとで、別れ際に「今度CD持ってくるからね」というかおりのことばを最後に付き合いが終わっていました。そのラブホテルに向かって佐藤は進みます…。

〔2015年 東京はまるで沈み逝くタイタニック号のようだった〕

30年間続いたテレビ番組『楽しくやりまSHOW!』が番組終了を迎えました。打ち上げパーティーが開かれます。MCを務めていた大黒光夫がステージで司会をやり、盛り上げます。佐藤もパーティーに顔を出していましたが、そこで再会した佐内慶一郎に名刺を渡されました。佐内は人材派遣会社をやっていると言います。「地味になられましたよね」と佐藤が言うと、佐内は「生まれ変わったんだ」と答えます。

佐藤はテレビ美術製作会社の社員です。このテレビ番組でフリップを作る仕事をしていました。パーティーには社長の三好英明や同僚の細井、後輩の谷口らと参加します。元同僚・関口健太が来ていると聞いた佐藤は探しますが、すでに去ったあとだと聞きました。

残念そうにパーティーを抜け出してメールを送っていると、パーティーに出席している若い女性・いわい彩花と会います。彩花はパーティーの余興で踊っていたのですが、何度も失敗したとぼやきました。佐藤が「大丈夫」とフォローします。自分の仕事はフリップを作る仕事だと言い、「やっても記憶に残らない仕事なんだ」と話しました。彩花も「判る。私もDVD6枚出してるんだよ」と言い、なのに自分は認識されていないと話します。

2人はパーティーを抜け出して、都会のホテルへ行きます。東京タワーが見える部屋に興奮した彩花はタワーを撮影しようとしますが、写真を撮ろうとした瞬間にタワーのライトアップが終わってしまい、がっかりします。彩花は相当に落胆したようで「子どもの頃、今の自分になりたいって思っていた?」と唐突に佐藤へ質問しました。「私は…なりたくなかったな」とうつむきます。佐藤はかけることばがありませんでした。

彩花はそのまま眠り、佐藤はネットを開きます。彩花がアダルトビデオに出演していることと、関口がオンライン塾を立ち上げていることを確認した佐藤は、フェイスブックの「友だちかも」という欄に「小沢(加藤)かおり」という名前を見つけます。かおりのページを閲覧すると、写真には子どもの写真などが載っていました。誰かと結婚し家庭を築き子どもを作っているかおりを見て、佐藤は「ほんと、フツーだね」と呟きます。

朝帰りした佐藤を、部屋で石田恵が迎えます。恵は今日くるとラインでメッセージを送信していたそうです。佐藤と恵は別れて、恵は最後の私物の文庫本を取りに来ていました。佐藤が文庫本をぺらぺらとめくると、ポストカードがはさまっていました。

恵は佐藤に「私と結婚する気あった?」と聞きます。佐藤が沈黙したのを見て恵は「全部嘘だったんだね」といい「私の時間返してよ」と言います。合鍵を置いて去ろうとした恵は、文庫本を入れた紙袋の底が抜けたので、そのまま本を置いて去りました。佐藤はそんな恵に「雨ひどいから、傘持っていけば」としか言えませんでした。

〔2011年 大震災の余震のせいか、ボクは忙殺されていた〕

佐藤の勤めている会社が移転したばかりなので、バタバタしています。大震災で忙しく、引っ越しで忙しく、忙殺されている佐藤はもうひとつ、実はその日、付き合っている恵の母と会う日なのです。仕事を抜けて恵と恵の母が待つレストランへ行きますが、佐藤は身なりも構わずボロいスウェットの上下に髪の毛もボサボサ、無精ひげが伸びた状態です。

恵の母は「大変なお仕事なのね」とフォローしてくれました。佐藤は自分の仕事内容を話そうとしますが稚拙な説明しかできず、頭を掻きます。急ぎの仕事の依頼電話までかかってきました。

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