映画:ボストンストロングダメな僕だから英雄になれた

「ボストンストロングダメな僕だから英雄になれた」のネタバレあらすじと結末

ボストン ストロング~ダメな僕だから英雄になれた~の紹介:2017年製作のアメリカ映画。2013年4月15日に起きたボストンマラソン爆弾テロ事件。会場で爆発に遭い、両脚を切断する悲劇に見舞われたジェフ・ボーマンの実話をジェイク・ギレンホール主演で映画化した人間ドラマ。家族や恋人などの支えで、ジェフが自ら立ち上がっていくさまが描かれる。ジェフの担当医や看護師なども出演し、物語にリアリティを与えている。

あらすじ動画

ボストンストロングダメな僕だから英雄になれたの主な出演者

ジェフ・ボーマン(ジェイク・ギレンホール)、エリン・ハーリー(タチアナ・マスラニー)、パティ(ミランダ・リチャードソン)、サリー(リチャード・レーン・ジュニア)、ビッグD(ネイサン・リッチマン)、ボブおじさん(レニー・クラーク)、ジェンおばさん(パトリシア・オニール)、ビッグ・ジェフ(クランシー・ブラウン)、カレンおばさん(キャサリン・フィッツジェラルド)、ケヴィン(ダニー・マッカッシー)、ゲール・ハーリー(フランキー・ショー)、カルロス(カルロス・サンズ)、ジル・ハーリー(ミシェル・フォルツィエリ)、ビル・ハーリー(ショーン・マクガーク)、ロリ・ハーリー(カレン・スカリア)、ミシェル・カー(ジュディス・マッキンタイヤー)

ボストンストロングダメな僕だから英雄になれたのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①2013年4月15日ボストン・マラソンの競技中に爆発が2回発生、多数の死傷者を出す。ジェフは両足を切断する重傷を負うが、犯人を目撃しており、事件は早期に解決。恋人のエリンはジェフを献身的にサポート。 ②リハビリやあせりからジェフとエリンは諍いに。恩人・カルロスと話をしたジェフは自分にも役目があると考え、奮闘、エリンと結婚して一児の父に。

【起】- ボストンストロングダメな僕だから英雄になれたのあらすじ1

ボストンストロングダメな僕だから英雄になれたのシーン1 アメリカ・マサチューセッツ州、ボストン。

28歳のジェフことジェフリー・ボーマンは、大型チェーン店のスーパー『コストコ』で働く店員の男性です。
厨房でローストチキンを焼く時間をミスしたジェフは、上司のケヴィンから注意されました。
ジェフは地元の野球チームである、レッドソックスに夢中です。
レッドソックスは2連敗中で、会社帰りに立ち寄ったバーでも、住民たちが話題にしていました。

ジェフはそのバーで元カノのエリンと会います。
エリンは姉・ゲイルと一緒に店へ来ていました。
ジェフとエリンは腐れ縁というのでしょうか、交際しては別れるということを繰り返し、なんだかんだで3回もくっついたり別れたりをしています。

エリンとゲイルがバーへ来たのは、ボストン・マラソンにチャリティーランナーとして出場するためでした。
エリンに未練たらたらのジェフは、いいところを見せようと、バーで寄付金を募るよう仲間たちに大声でスピーチします。
「ビール1杯がまんして、寄付してくれ」
ジェフの演説は功を奏し、寄付金が集まりました。

エリンは別れ際、ジェフにマラソンを見に来てくれと言います。
嬉しく思ったジェフは、ポスターを作って応援に行くと答えました。


2013年4月、ボストン・マラソンの日。

ジェフはエリンの応援をするために、出かけていきます。
約束どおりにポスターを作ったジェフは、ゴール地点の近くで待っていました。
ところが…そのイベントの日に、マラソンランナーと観客を狙ったテロが起きたのです。
2万7000人以上が出場し、50万人以上の観客が応援する場でした。
2度の爆発が起きます。


ジェフはこの爆発に巻き込まれ、両足の膝から下を失う重傷を負いました。
救急搬送されたジェフには緊急手術が施され、膝上で足を切断することで命を取り留めます。

このテロにより、140人以上の負傷者が出ました。
ジェフの母パティ・ジョイスは半狂乱で病室へ駆け込み、息子の容態を気遣います。
事故を聞きつけた上司・ケヴィンがやってきます。
最初ジェフの親類は、てっきりコストコが足の不自由になったジェフを解雇しようと考えていると思いました。親類の男性が怒ります。
しかし誤解でした。保険申請の手続きにやってきたのだとケヴィンが言い、親族は気抜けします。


やがてジェフが目覚めました。
足がなくなったことを知らされたジェフは動転しますが、真っ先に心配したのは、愛するエリンが無事かということでした。
無事だと知ると、ジェフは筆談を求めます。
(気道確保のため、まだチューブを挿入しているため、しゃべれない)
「爆破犯を見た」とジェフが書くと、大騒ぎになりました。
FBIが事情聴取を聞きに来ることになります。

【承】- ボストンストロングダメな僕だから英雄になれたのあらすじ2

ボストンストロングダメな僕だから英雄になれたのシーン2 ジェフの目撃証言が、事件解決に非常に役に立ちました。
ジェフは爆発の直前に、若い男性2人が怪しいそぶりをしていたのを見ており、それを教えます。
FBIはすぐに捜査を開始し、容疑者1名は死亡、もう1人はボートに立て籠ったところを逮捕され、事件は速やかに解決しました。
(注:余談になるが、もしこのボストン・マラソン爆弾テロ事件についての詳細を知りたい場合には、映画『パトリオット・デイ』をご覧になることをお勧めする。
『パトリオット・デイ』では事件の発生から顛末までを、詳細に描いている)


事件は早期解決をみましたが、足を失ったジェフの生活は、これから少しずつ取り戻していかねばなりません。
今まで何度も、ジェフと付き合っては別れていたエリンでしたが、今回は自分がマラソンの応援に誘ったために、ジェフが傷を負ったという罪悪感がありました。
エリンは献身的にジェフを介護します。

ジェフの傷口の包帯が取れますが、取るときの痛みは吐くほどです。
エリンはジェフに付き添い「ごめんなさい」と繰り返し謝りました。
ジェフはエリンに「君のせいじゃない」と答えます。

車椅子で退院するジェフに、おおぜいのマスコミが詰めかけました。
ジェフは犯人逮捕に貢献した男性として、マスメディアに注目されていたのです。
これを、母であるパティは喜ばしく思いました。
メディアに多く出ればその分、ジェフの未来の道が開けると考えたのです。
以来、母・パティはマスコミの取材を受け、息子のジェフを取材させます。

義足の型取りや、リハビリが始まりました。
(注:義足はすぐにはつけられない。義足をつけて歩くだけの体力を要するから。
現に映画でも、この時点で義足の型取りをしているが、実際に義足をつけて歩行するのは
映画の終盤になる)
それら一部始終にマスコミが密着し、ジェフの様子を撮影します。


張りきる母のパティとは対照的に、ジェフは「できないこと」の多さに苛立ちます。
お風呂ひとつとっても、ひとりで入るのが困難です。
トイレの便座に座って、トイレットペーパーを取る時にバランスを崩し、倒れるありさまでした。
今まで当たり前のようにできていたことが、できなくなっていることに、ジェフはもどかしさを感じます。

【転】- ボストンストロングダメな僕だから英雄になれたのあらすじ3

ボストンストロングダメな僕だから英雄になれたのシーン3 アイスホッケーの〝ボストン・ブルーインズ〟のイベント会場で、フラッグ(旗)を振って会場を回るという役目を、ジェフがすることになりました。母の差し金です。
母はジェフを、英雄にしたがっていました。
ところがジェフは、もうこれ以上、マスコミから注目されるのは嫌でした。
「ボストン・ストロング」と言われ、どこへ行っても目立つようになり、ジェフはひとり悩みます。


ジェフの悩みに気付いたのは、そばに寄り添っていたエリンです。
エリンはジェフに悩みを聞いて、そのままベッドで関係を持ちました。恋人同士に戻ります。

ジェフは親族の前で、「エリンと一緒に暮らす」と宣言します。
それと共に、もうマスコミの取材は受けないと、母にも言いました。
母はジェフを広告塔にするのが生きがいだったので、不満です。
それでもエリンを家に迎え、母子3人で暮らし始めました。

リハビリを重ねたジェフは、昔からの男友だちとも一緒に遊びます。
昔からの友だちは、ジェフに足がなくなったことを特別視しませんでした。
むしろ悪ふざけで、「ジェフがハンドルを握り、サリーがアクセルとブレーキ担当で車を運転」します。これは、ジェフ以外が飲酒しているから、飲酒運転しないための策です。
警察官に見つかり、車を止められましたが、警察官はジェフとの記念撮影を求めました。


しかしリハビリは根気を必要とするものでした。
うまく進まないことに、ジェフは苛立ちを覚えます。
ジェフがマスコミの取材を受けないことに、母・パティは腹を立てていました。
ジェフ、パティ、エリン3人みんながイライラし、車中で口論します。

エリンは妊娠5週目であることを、姉のゲイルに告白しました。ジェフに言うつもりです。
その頃、ジェフは入ったバーで、酔客に絡まれます。
実はテロはヤラセで、大衆の目を別の不都合な面からそらすために、政府がおこなったのではないかと言われ、ジェフはその片棒を担いだのだろうと言われ、ジェフは激昂しました。
怒りがおさまらないジェフは、妊娠を告げるエリンにも心ないことばをかけてしまい、エリンは家を出ます。


何かにつけ、ジェフに事件の光景がフラッシュバック(繰り返し脳内に映像が蘇ること)しました。

【結】- ボストンストロングダメな僕だから英雄になれたのあらすじ4

ボストンストロングダメな僕だから英雄になれたのシーン2 消えないトラウマ、大変なリハビリに苦しむジェフは、ある時、自分を救助してくれた命の恩人の男性・カルロスと会います。

カルロスには息子がいましたが、何年も前に死んでいました。
息子のアレックスは、イラク戦争に派兵された時に、狙撃隊に殺されたのです。
息子の死の知らせを聞いたカルロスは、衝動的に自殺を試み、知らせを伝えに来た海兵隊員たちに助けられていました。
自殺を思いとどまったカルロスは、現在は国中を歩きまわり、戦争被害者の心のケアをしているのだそうです。

事件の日、カルロスはゴール地点で国旗を配っていました。
カルロスがジェフに目を留めたのは、死んだ息子・アレックスに似ていたからだ…とカルロスは言いました。
ジェフの命を救ったことで、カルロス自身も救われた…そう思ったカルロスは、ジェフに「君も私を救ってくれたんだ」と告げます。
そのことばは、疲れたジェフの心に染みました。


今までジェフは、ただの被害者だと思っていました。
しかしカルロスの話を聞いたジェフは、自分も他者のためにできることがあるのではないか…そう思うようになります。

ジェフはリハビリにも、前以上に力を入れるようになりました。
リハビリを続けるかたわら、エリンに連絡を取り、「君はいい母親になれる」と留守番電話に残します。


前ほど露出を嫌わなくなったジェフは、〝フェンウェイ・パーク〟で開かれたレッドソックスの始球式に、カルロスと2人で臨みました。
ジェフがボールを投げる様子を、エリンはテレビで見ます。
始球式は成功しました。

会場をあとにするジェフに、ひとりの男性・ラリーが話しかけてきます。
ラリーの弟は、5年前に亡くなっていました。
爆破事件の一報を聞いた時にラリーが真っ先に考えたのは「ジェフは生き残ったのに、なぜ弟は死んだのだろう」ということでした。
しかし、今日始球式に臨むジェフの姿を見て、感動したと告げ、ラリーはジェフに握手を求めます。
それを受け止めたジェフは、ソフィという少女からも激励のことばをもらい、嬉しく思います。


リハビリが進んだジェフは、エリンがいる喫茶店へ義足で向かいました。
つかまり歩きをしつつエリンの席まで行ったジェフは、黙ってエリンの手を握ります。
(ハッピーエンド)

〝レッドソックスは
2013年 ワールドシリーズ優勝
すべてはジェフの功績
2014年7月13日
娘のノーラ・ゲイルが誕生
2016年4月18日 エリンは
ボストン・マラソンを完走
ゴールにはジェフがいた〟

(本人たちの写真)

みんなの感想

ライターの感想

実話ベースの物語。なのでエンドロール間際に、ご本人の写真が出てきます。
映画『パトリオット・デイ』でも、事件の詳しい経緯が描かれてますので、興味のある方は、そちらもご覧ください。
比較的最近に起きた事件なので、まだ記憶に新しいところもあることでしょう。
今まで当たり前にできていた日常生活の些細なことが、足切断によりできなくなる。
そのもどかしさがよく伝わる作品。主人公のあせりや葛藤も伝わってきた。
英雄にされるのを嫌う主人公が、葛藤を乗り越えて受け入れるまでのプロセスが、非常に丁寧に描かれている。良作。

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