映画:ボヘミアン・ラプソディ

「ボヘミアン・ラプソディ」のネタバレあらすじと結末

ボヘミアン・ラプソディの紹介:完成までに8年もの歳月を費やした、2018年公開のイギリス、アメリカの伝記映画。イギリスの伝説的ロックバンド「クイーン」のリードボーカルであるフレディ・マーキュリーの半生を、バンドの結成から1985年におこなわれた「ライブエイド」でのパフォーマンスまで描いている。

あらすじ動画

ボヘミアン・ラプソディの主な出演者

フレディ・マーキュリー(ラミ・マレック)、ブライアン・メイ(グウィリム・リー)、ジョン・ディーコン(ジョゼフ・マゼロ)、ロジャー・テイラー(ベン・ハーディ)、メアリー・オースティン(ルーシー・ボイントン)、ジョン・リード(エイダン・ギレン)、ジム・ビーチ(トム・ホランダー)、ポール・プレンター(アレン・リーチ)、レイ・フォスター(マイク・マイヤーズ)、ジム・ハットン(アーロン・マカスカー)、ボブ・ゲルドフ(ダーモット・マーフィ)

ボヘミアン・ラプソディのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- ボヘミアン・ラプソディのあらすじ1

ボヘミアン・ラプソディのシーン1 1985年7月13日。「クイーン」のリードボーカルのフレディ・マーキュリーは、自宅で身支度を整えていました。
そして、20世紀最大のチャリティコンサート「ライブエイド」の会場である、ウェンブリー・スタジアムへと向かいます。
やがてクイーンの出番となると、フレディは一人で大観衆の前に飛び込んでいきました。

1970年のロンドン。ペルシャ系インド人の青年ファルーク・バルサラ(フレディの本名・以下フレディと記載)は、空港で荷物の積み下ろしをする仕事をしていました。仕事仲間から「パキ野郎」と呼ばれると、フレディは気分を害しながら否定するのでした。

ファルーク家は厳格なゾロアスター教でした。
夜フレディがライブハウスへ出かけようとすると、父親から夜遊びばかりしていることを指摘されます。
父親は将来のことを考えて善き行いをするように諭しますが、フレディは「それを守っていいことあった?」と返して、家を出て行くのでした。

この頃から、彼は自身のことをフレディと名乗り始めていました。
フレディはライブハウスで観た「スマイル」というバンドのパフォーマンスを気に入り、演奏終了後彼らを探します。
そこで目が合った女性に心を奪われたフレディは、彼女にスマイルのメンバーの居場所を尋ねます。店の裏にいるのではないかと答えた彼女は、のちにフレディと人生を共にするメアリー・オースティンでした。

裏口にいたのは、ギターのブライアン・メイと、ドラムのロジャー・テイラーでした。彼らはスマイルのボーカル兼ベースであったティム・スタッフェルが突如脱退し、途方に暮れていました。
それを知ったフレディは、自分が書いた歌詞を渡して、ボーカルとして売り込みます。ロジャーはフレディの顔を見て、「その出っ歯じゃ無理だろ」と小馬鹿にします。
するとフレディは、2人の前でスマイルの楽曲である「Doinng Alright」を歌い出します。「過剰歯な分、口が広くて音域が高い」とアピールし、2人はフレディの歌声に圧倒されるのでした。

メアリーのことが気になるフレディは、ある日彼女が働いている服屋へ遊びに行きます。
メアリーはフレディに女性物の服を着せてあげて、メイクも施しました。
それから2人は深い仲になっていきます。

その後、バンドにベースのジョン・ディーコンも加入します。
フレディはボーカルとして初めてステージに立ちますが、歌詞を覚えておらず即興で歌い、演奏中ブライアンから非難されます。
さらに、フレディはスタンドマイクから上半分を抜いて歌い出します。それはのちに彼のパフォーマンススタイルとなるのでした。
フレディの発案によってバンド名を「クイーン」に変更し、彼らは華やかなパフォーマンスによって徐々に人気を集めていきます。
また、メアリーと恋人になったフレディは、大好きな猫と共に彼女と同居していました。

ある日、クイーンはジョンの車で移動していましたが、途中で故障してしまいます。
フレディの提案によって車を売り、そのお金で一枚目のアルバム「戦慄の王女」を収録することにしたのです。
彼らはティンパニーの上にコインをばら撒いたときの音を録音したり、アンプを吊るして左右に降って音響を確かめたりなど、斬新な演奏を試みます。
それを見ていたのが、エルトン・ジョンをスターにした名プロデューサーのジョン・リードでした。

ある日、フレディはバンドメンバーとメアリー、そして彼女の父親を実家に招きます。
メアリーの父親は耳が不自由で、手話を使ってフレディとコミュニケーションをとります。
フレディの生まれがイギリスではないと知ったメンバーたちは、彼の母親にアルバムを見せられて盛り上がります。
嫌がるフレディは「ハッピーバースデー、Mr.マーキュリー」とピアノで弾き語りをして茶々を入れます。フレディは家族に告げずに名前をフレディ・マーキュリーに改名しており、父親は「別人になろうとしても無駄だ」と告げました。
すると電話が鳴り、フレディが出ると相手はあのジョン・リードでした。

クイーンのマネージャーを志願してきたリードと、初顔合わせの日を迎えました。そこにはバンドのサポートを担当するポール・プレンターもおり、彼らはクイーンのメディア進出を計画していると明かします。
先を見据えているフレディは、話し合いの席で無名の新人とは思えないほど大きなことを言ってのけるのでした。

その後、晴れてクイーンは国営放送BBCの音楽番組に出演することになります。
ところがテレビ局の指示で、嫌々口パク(演奏もフリ)で「キラー・クイーン」のパフォーマンスをおこないました。
それでもキラー・クイーンは瞬く間に注目され、クイーンの名前はイギリス中に知れ渡るようになるのでした。

ある朝、フレディはメアリーに指輪を渡してプロポーズします。
メアリーが喜んで受け入れると、そこへブライアンたちが現れて、米国ツアーが決まったことを報告します。
クイーンは全米を巡り、各地でのライブは大盛況でした。終了後フレディはメアリーと電話で話をしますが、そのとき横切った男性がトイレに入っていく様子を、目で追ってしまうのでした。

【承】- ボヘミアン・ラプソディのあらすじ2

ボヘミアン・ラプソディのシーン2 全米ツアーから帰ってきたクイーンは、レコード会社のEMIの重鎮であるレイ・フォスターの元で次回作を作ることになります。
キラー・クイーンのような曲を作ってほしいとレイから要求されますが、彼らは「同じことはやらない」と主張し、フレディは「オペラ級のアルバムを作る」と宣言してみせます。
その場にはクイーンの弁護士を務めるマイアミことジム・ビーチもおり、彼らの背中を押すのでした。

クイーンは田舎のスタジオに泊まり込んで、次なるアルバム「オペラ座の夜」の収録を開始します。
朝食の席で、ロジャーが作詞した車の歌の出来について、ほかのメンバーが指摘します。ジョンが「バンドの解散の原因は、失敗ではなく仲間割れだ」と呟くと、フレディは外へ出て行きました。

あるとき、フレディはメアリーに宛てて「ラブ・オブ・マイ・ライフ」というラブソングを制作します。
その美しい歌声をそばで聴いていたポールは、フレディに近づき突然キスをします。フレディは「君はただの仕事仲間だ」と拒否しますが、内心うれしそうにするのでした。

またある日、フレディはピアノで「ボヘミアン・ラプソディ」を弾き語りしていました。「ママ、僕は人を殺してしまった」と歌うと、フレディは演奏をやめて神妙な面持ちになります。
その後、ブライアンがボヘミアン・ラプソディのギターソロのレコーディングをします。フレディがオペラパートの前にギターで盛り上げてほしいとオーダーすると、ブライアンはロックンロール魂に火をつけるのでした。
続いてロジャーが「ガリレオ~」の部分のコーラスをおこないますが、フレディは中々納得しません。
ロジャーは自慢のハイトーンボイスで何度も録音を重ね、ついに一曲で6分以上の大作となるボヘミアン・ラプソディを完成させるのでした。

さっそくレイに自信作のボヘミアン・ラプソディを聴かせますが、「曲が長すぎてラジオで流せない」と顔をしかめるのでした。
さらにレイは、歌詞の中に出てくるガリレオなどの人名に疑問を呈しますが、歌詞はリスナーのものだとフレディは一蹴します。
レイはほかの曲をシングルにするように提案しますが、メンバー全員が反対し、マイアミやポールたちもクイーンの肩を持ちます。
頑ななレイに怒ったメンバーは、EMIとの契約を破棄することを決意し、フレディは「クイーンを失った男と呼ばれろ」とレイに告げて去ります。
それだけでは終わらず、彼らは窓の外から石を投げつけて、レイを怒らせるのでした。

その後フレディは、知人のラジオDJであるケニー・エヴェレットの番組に単独出演します。そして未発表のボヘミアン・ラプソディを、ゲリラ的にラジオで流すのでした。
当初は楽曲の長さや難解な歌詞から、評論家やメディアに酷評されますが、のちに大人気の楽曲となり、クイーンは世界的に有名になっていきます。

こうしてクイーンは、世界各地でライブをおこなうようになりました。
その間にもフレディはポールとの関係をどんどん深めていき、彼の心は揺らいでいました。

ある夜、久しぶりにメアリーの元に帰ってきたフレディは、彼女にとっておきのライブ映像を見せます。
フレディはラブ・オブ・マイ・ライフのサビ(「君は僕の全てだ~」)を観客が歌ってくれたときの喜びをメアリーに語りますが、彼女は暗い表情を浮かべます。
メアリーは何か隠していることはないかとフレディに尋ねます。フレディが自分はバイセクシャルかもしれないと恐る恐る打ち明けると、メアリーは「あなたはゲイよ」と即答するのでした。
以前からフレディのセクシャリティを疑問視していたメアリーは「あなたは悪くない」と告げて、結婚指輪を外そうとします。
フレディが必死で止めると、メアリーは「私に何を望むの?」と聞き返します。彼が「ほぼ全て」と答えると、彼女は「これから辛い道のりになる」と言うのでした。

数年後、フレディはロングヘアを短く切って、ヒゲを生やした定番のスタイルに変化しました。ロジャーからはゲイっぽくなったと指摘されます。
メアリーと離婚したフレディは豪邸で猫たちと暮らし始めて、メアリーはフレディにプレゼントされた隣の家に住んでいました。
夜、フレディはメアリーの寝室を眺めながら電話をかけます。互いに部屋のランプの灯りを点けたり消したりして、愛情を確かめ合いますが、メアリーの反応は冷たいものへと変わっていきます。

ある夜、フレディはポールに頼んで、メンバーや彼らの家族、業界人などを自宅に招いて、大規模なパーティーを開催します。
王様の衣装に身を包んだフレディは、参加者に金をばらまき、とことん騒いで踊ろうと場を盛り上げます。
しかし、フレディの様子を見ていたメンバーたちは次々と退席し、去り際にブライアンは「君は時々本当にクズになるな」と告げるのでした。
ポールがバンドのことに口を挟んでくるようになり、フレディとほかのメンバーたちとの間で亀裂ができていたのです。
パーティーが終了し、ピアノを弾いていたフレディは片付けにやってきたウェイターの尻を触ります。ウェイターが怒るとフレディは慌てて謝罪し、その後2人はキスをするほど親密な仲になります。
ウェイターはジム・ハットンと名前を告げて、フレディの元を去るのでした。

フレディはレコーディングに遅刻する回数が増えてきて、それもメンバーとの溝を深めていく要因でした。
フレディがいつまで待ってもスタジオに現れないある日、ブライアンはジョンとロジャー、彼らの妻をステージに上げます。
そして「観客と一緒に歌える曲を作ろう」と提案して、彼らに2回足踏みした後、手拍子を一度おこなうという動作を繰り返させて、その場を盛り上げていきます。
そこへようやくフレディが到着し、ブライアンに「歌詞はどうする?」と尋ねました。
その後、新曲の「ウィー・ウィル・ロックユー」は大ヒットを飛ばし、ライブの定番曲になるのでした。

【転】- ボヘミアン・ラプソディのあらすじ3

ボヘミアン・ラプソディのシーン3 あるライブの終了後、ポールはフレディにソロデビューの話がきていることを、リードに打ち明けます。
その場にはメアリーもおり、フレディは大喜びしますが、彼女が新しい恋人のデイヴィッドを連れてきていることに戸惑います。さらに、メアリーが指輪を外していることに愕然とするのでした。
帰りの車中、リードはポールに頼まれた通り、400万ドルという多額の契約金でソロデビューの話がきていることを、フレディに話します。
するとフレディは「バンドを解散しろというのか」と激怒し、リードはポールに救いの手を差し伸べますが、彼はシラを切ります。
フレディは怒りに任せてリードにクビを宣告し、車から降りるように指示します。リードは去り際に「裏切り者はほかにいる」と告げるのでした。
フレディはポールに「バンドは家族だ」と言います。カトリック教徒でゲイのポールは、フレディが抱えている孤独を理解できると声をかけました。

その後、フレディはリードを勝手にクビにしたことを、ロジャーから責められます。
フレディは新しいマネージャーとしてマイアミを任命し、新曲をディスコ調の曲にすると宣言します。ロジャーは「ディスコはクイーンらしくない」と反発しますが、フレディは「クイーンらしさは俺が決める」と言い返すのでした。
ブライアンはケンカを止めようとしますが収まらず、そこでジョンが3人の前で印象的なベースラインを弾き始めます。ブライアンが「いいリフだな」と食いつくと、ジョンは「ケンカをやめたらもっといい曲ができる」と言いました。
こうしてジョンが手がけた「アナザーワン・バイツァ・ダスト」は、全米で大ヒットを飛ばすのでした。

フレディはポールと一緒にゲイのコミュニティに入り浸っていました。
そしてその頃、まだ原因がわからなかったエイズが、同性愛者の間で流行していました。

あるとき、クイーンは新作のアルバムを発表しました。
その記者会見で、フレディはマスコミから音楽とは関係のない出自の質問をされたり、コンプレックスである出っ歯を指摘されて気分を害します。
さらに、女性記者にセクシャリティのことをしつこく聞かれたフレディは、混乱状態に陥って乱暴な返答をするのでした。
その後、フレディはメアリーと話がしたくなり電話をかけますが、つながりませんでした。

クイーンメンバーは「ブレイク・ フリー」のビデオで女装を披露しますが、アメリカで問題視され放送禁止になってしまいます。
「ゲイ」や「変態」とバッシングを受けて傷ついたフレディは、メンバーの前で自身を責めます。
そしてフレディは、400万ドルでソロデビューの話がきていることを明かします。フレディはバンドを解散するつもりではないと言い、アルバムを出したらツアーという流れに飽きたと不満も口にします。
メンバーから「バンドは家族だ」と言われると、フレディは「お前たちには本当の家族がいる」と語気を強めました。
ロジャーが「お前を拾ってやったのに」と怒鳴ると、すかさずフレディは「俺がいなかったらロジャーはただの歯医者だ」と言い返します。さらに「ブライアンは天体学者で、ディーガー(ジョンのこと)は何も思い浮かばない」と挑発します。
ブライアンは「君が思っている以上に、君には俺たちが必要だ」と言いますが、フレディは「誰も必要ない」と告げて、一人部屋を出て行くのでした。

ソロデビューを果たしたフレディは、2枚目のアルバム制作に躍起になっていました。
ポールは楽曲をほめてくれますが、フレディは「クソだ」と評して納得できない様子を見せます。
フレディは薬物に依存しながらひたすら楽曲を作り、夜はポールが連れてくるゲイたちとパーティーをする日々を送っていました。
エイズに感染していたフレディは、日ごとに体調が悪化していき、咳にも血が混ざり始めていました。
メアリーがフレディを心配して電話をかけても、いつもポールが代わりに出てあしらうだけでした。
あの夜出会ったジムのことが忘れられないフレディは、電話帳から彼の住所を探しますが、ロンドンにはジム・ハットンという名前の人間が何人もいました。

ある日、ポールの元にマイアミから連絡が入ります。
それはアフリカ難民を救済するための20世紀最大のチャリティコンサート「ライブエイド」の出演オファーが、クイーンにきていると言うものでした。
ライブはイギリスのウェンブリー・スタジアムと、アメリカのJFKスタジアムでおこなわれ、衛星中継でも全世界に放送されるという大規模なコンサートでした。
しかし、ポールはフレディにライブエイドの件を意図的に伝えませんでした。

ある日、フレディが自宅で咳き込みながら寝ていると、メアリーがやってきます。
メアリーはフレディにライブエイドの話をしますが、ポールから何も聞かされていないフレディは戸惑います。フレディはポールがアルバム制作に忙しい自分を気にかけてくれたのだと言って、出演する気はないと答えました。
フレディはメアリーに一緒にいてほしいと懇願しますが、彼女は妊娠していることを明かし、フレディはショックを受けます。
そこへポールがゲイ仲間を連れて帰宅します。メアリーは「あなたが父親のように声を出せなくなる夢を見た」とフレディに伝えて、家を出ていきます。
フレディはメアリーを追いかけて、孤独を訴えます。すると彼女は、「あなたはメンバーや私から愛されているけれど、ポールはそうじゃない」と伝えて、フレディの元を去りました。

その後、フレディはポールにライブエイドのことを黙っていた理由を問いますが、彼は「君が忘れているだけだ」とシラを切ります。
フレディは「お前はハエだ」とポールを罵り、二度と顔を見せるなと告げて、解雇を言い渡すのでした。

【結】- ボヘミアン・ラプソディのあらすじ4

ボヘミアン・ラプソディのシーン2 その後、ポールはテレビに出演し、フレディが不特定多数の男性と関係を持っていたことを暴露してしまいました。
フレディはマイアミに電話をして、メンバーとの話し合いの場をセッティングしてほしいと頼みます。
当日マイアミも立ち会い、フレディは遅れてやってきた3人に謝罪します。そして、ソロ活動での仕事相手はイエスマンばかりで、いい楽曲が作れなかったと告白します。
フレディが「俺には君たちが必要で、君たちにも俺が必要なはずだ」と言い終えると、ブライアンは一旦彼を離席させます。
3人は話し合いをおこない、今後は誰が作った曲でもクイーン名義にして、ギャラを均等にすることを条件にして、フレディと和解するのでした。

こうして再始動を果たしたクイーンに、マイアミは改めてライブエイドの話を持ちかけます。
ブランクを気にするロジャーは、大舞台に立つことに抵抗を感じますが、フレディは「出なければ死ぬまで後悔する」と断言します。
それを聞いた一同は、出演を決意するのでした。

その後病院に行ったフレディは、自身を蝕む病名を知らされます。医師からは「有効な治療法はないが尽力する」と告げられました。
廊下を歩いていると、末期患者らしき青年がフレディに向かって「エーオ!(フレディの有名なコール&レスポンス)」と小声で言います。フレディは「エーオ!」と返して、病院を去りました。

ライブエイドまで一週間を切ったある日、フレディが喉の痛みを訴えて練習を中断します。
そしてフレディは、メンバーにエイズに感染していることを告白します。
3人は驚き、ジョンは涙を流しますが、フレディは「僕を哀れんだりして退屈させないでほしい。ステージに立つために生まれてきたのがフレディ・マーキュリーだ」と胸を張りました。
ロジャーが「君は伝説だ」と声をかけると、すかさず彼は「僕たちがね」と返します。フレディは本番までに必ず喉の調子を整えることを約束して、4人で円陣を組みました。

いよいよ迎えたライブエイド当日、フレディは自宅で鏡に向かって発声練習をします。
それを見ていた猫に向かって、「俺の力はこんなもんじゃないって?」と呟くのでした。
テレビではライブエイドの主催者であるボブ・ゲルドフが、「100万ドルの寄付を目指している」と話していました。

ライブ前、フレディはやっとの思いで探し当てたジムの家を訪ねます。
ジムに文句をつけてから、そのまま彼を実家へ連れて行きました。フレディは家族の前でジムと手をつなぎ、彼を「友達」と紹介します。
フレディはこれからチャリティコンサートに出演すると説明し、父親に「父さんが言っていた善き行いだ」と伝えます。感激した父親は、フレディと抱き合いました。
そしてフレディは、母親に向けて会場からキスを送ると約束します。

ウェンブリー・スタジアムに到着し、4人で出番を待っていると、メアリーがデイヴィッドを連れて訪ねてきます。
フレディは新しい恋人と言って、ジムを紹介しました。

その頃、マイアミはライブエイドのPAルームにいました。
外音を調整するミキサーに、「触るな」と書かれたテープが貼られていましたが、マイアミはこれから出番を迎えるクイーンのために、勝手に音量を上げるのでした。

ここで冒頭のシーンとつながり、フレディは大観衆の前に飛び込んでいきますが、後ろにはメンバーの姿もありました。
フレディは一曲目の「ボヘミアン・ラプソディ」を歌い出します。途中、彼は約束通りカメラ(母親)に向かってキスを飛ばしました。
ブライアンのギターソロまで演奏を終えると、二曲目はロジャーが作ったヒット曲「レディオ・ガガ」を披露します。
フレディがステージで生き生きとパフォーマンスを繰り出す姿を、メンバーはうれしそうに見つめます。舞台袖からはメアリーとジムも見守っており、マイアミもスタッフと一緒に笑顔で手拍子をしていました。
一方フレディの自宅でも、猫たちが付けっぱなしのテレビからライブを観ていました。

一方舞台裏では、クイーンが登場してから電話が殺到しており、瞬く間に100万ポンドの寄付が集まっていました。

レディオ・ガガを終えると、フレディは観客に向かって「エーーオ!」と叫びます。観客から「エーオ!」と返ってきて、コール&レスポンスを繰り返して楽しみます。
三曲目にはブライアンが手がけた「ハマー・トゥ・フォール」を披露して、会場は熱気に包まれ、クイーン一色に染まります。

最後に「伝説のチャンピオン」を演奏します。
会場にいる観客全員が「俺たちは勝者だ」と熱唱し、フレディの家族もテレビから彼の活躍を見守っていました。
伝説のチャンピオンを歌い終えると、クイーンはステージの中央に集まり、観客に向かって手を振ります。フレディは「お別れだ、愛している!」と叫ぶと、メンバーの方を振り返り、3人を見つめます。
そして、彼らはステージを去って行きました。

1991年、フレディはエイズによる肺炎でこの世を去ります。
彼は亡くなるまでジムと人生を共にし、メアリーとはよき友人でいました。
フレディの死後、「マーキュリー・フェニックス財団」が作られ、エイズと戦う人々を支援するための活動がおこなわれています。

エンドロールでは「ドント・ストップ・ミー・ナウ」と、「ショー・マスト・ゴー・オン」が流れて、物語は幕を閉じます。

みんなの感想

ライターの感想

最高の映画でした。クイーンファンの方はもちろん、そうではなかった方でもとにかくパワーをもらえる作品だと思います。クイーンのメンバーを演じた4人の再現力が素晴らしく、特にブライアン・メイは本人が登場したかのように瓜二つで、思わず笑ってしまうほどでした。フレディを演じたラミ・マレックさんは、顔立ちそのものよりも話し方や表情、ステージでの動きがフレディ・マーキュリーで、説得力抜群でした。事実とは異なる部分や、時系列なども変更されているのですが、その分エンターテインメント性が高まっています。ライブエイドのシーンが始まる瞬間の高揚感が最高潮にまで達するようにセッティングされているので、ファンの方なら涙腺を刺激されること必至です。あのシーンを観るだけでも、劇場に足を運ぶ価値があると思います。

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