映画:ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声

「ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声」のネタバレあらすじと結末

ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声の紹介:複雑な家庭環境で育ち、問題ばかり起こしていたステット。母の死をきっかけに少年合唱団に転入した彼を待っていたのは、厳しい指導者やエリート揃いの生徒たちとの生活だった。
2014年のアメリカ映画。ベテラン俳優陣に対し、ステット役は長編映画初出演となるギャレット・ウェアリングが見出された。受賞こそ逃したものの、世界中の映画祭で正式出品された。

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ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声の主な出演者

ステット(ギャレット・ウェアリング)、カーヴェル(ダスティン・ホフマン)、校長 (キャシー・ベイツ)、ドレイク(エディ・イザード)、ウーリー(ケヴィン・マクヘイル)、ジェラルド(ジョシュ・ルーカス)、ミス・スティール(デブラ・ウィンガー)

ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声のネタバレあらすじ

【起】- ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声のあらすじ1

酒浸りで男性との交遊も激しいシングルマザーの母と2人暮らしの12歳のステット。複雑な家庭環境が原因で学校では手の付けられない問題児となり、教師からも見放されていました。それでもステットの歌唱力を見込んでいた校長・スティールは、無理を言って全米一の少年合唱団を学校に呼びます。ステットを合唱団に紹介するためでした。しかし現実に失望し心を閉ざしているステットは、スティールが与えてくれた機会に目もくれませんでした。
合唱団の指導者らを前に逃げ出したステットに悲しい報せが届きます。母が交通事故で亡くなったのです。スティールはステットの後見人である父・ジェラルドを呼び、ステットは実の父と初めて対面しました。ジェラルドはこれまで養育費の援助こそしてきましたが、彼は妻帯者でステットの母とは行きずりの関係でした。里親を探すべきだと冷たく主張するジェラルドに、隠し子を公にしたくないならば、寄宿学校の合唱団へ入学させるべきだとスティールはうまく言いくるめました。

ジェラルドは東海岸にある国立少年合唱団の付属学校にアポなしで向かいます。規律に厳しいカーヴェルや、エリート好みのドレイクら合唱団の指導者らは、音楽経験のないステットの入学を拒みますが、裕福なジェラルドは賄賂で裏口入学させました。
時期外れで入学し曰く有りげなステットは、他の生徒たちから手荒い歓迎を受けます。集団生活にも馴染めず学校を逃げたくなったステットはジェラルドに助けを求めようとしますが、電話に出たのは彼の妻で、頼れる相手ではないと知るのでした。
音楽知識は皆無で楽譜さえ読めないステットは、見よう見まねで歌ってみますが、素人の彼にドレイクは辛く当たります。それでも新人教師・ウーリーはステットを見捨てませんでした。

【承】- ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声のあらすじ2

ステットは音楽に触れているうちに、歌うことに興味を持ち始めました。ある時選抜者だけが日本ツアーに出発し、ステットは残された虚しさを味わいます。ステットは穏やかに接してくれる生徒・フェルナンドに音楽のイロハを教えてもらい、みるみるうちに習得していきます。少し成長したステットの歌声を聞いたウーリーは感激し、日本滞在中のカーヴェルにスター誕生だと電話しますが、頑固なカーヴェルは態度の悪いステットを受入れません。更には頭角を現してきたステットは他の生徒に妬まれ、嫌がらせを受けるようになりました。

冬休みになり、それぞれの家族が迎えに来ますが、ステットには帰る場所がありません。悪さはお手の物のステットは隠れて学校に残り、厨房の食料をくすねて過ごしました。ウーリーの後押しにより、ツアーのオーディションを受けられることになったステットは、1人残った校内で必死に課題の練習に励みます。
休み明けオーディションが開催されますが、追加人員はたったの2人で、ステットは実力を発揮できませんでした。苛立った彼は窓ガラスを割り、同部屋の生徒のステレオを壊し、八つ当たりします。そんなステットにカーヴェルは「才能があっても宝の持ち腐れだ。音楽を尊重しないならさっさと辞めろ」と戒めました。「辞めない」と言い返したステットが泣きながら部屋に戻ると、コンサート用の衣装が届いていました。
ステットは後列ながら、初めてコンサートに参加します。更には不調のソリストに代わり急遽ソロも任されますが、見事にこなします。合唱団の花形でボーイソプラノ界のスターのデヴォンは、才能を開花させたスタットをライバル視するようになりました。

【転】- ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声のあらすじ3

コンサート直前に風邪を引いたデヴォンが声を出せなくなり、カーヴェルは代役にステットを指名します。これを妬んだデヴォンはステットの楽譜を隠し、ステットはステージ上でそれに気付きますが、トラブルには動じず歌い上げます。ステットはデヴォンが犯人だと知っても、退学を避けるために仕返しはしませんでした。コンサートにはジェラルと家族も来ていました。差出人不明でコンサートのチケットが届き、彼の妻や子供が行きたいと言ったのです。仕方なく鑑賞に来たジェラルドですが、ステットの歌に感銘を受けました。
周囲にステットの存在を知られることを危惧したジェラルドは、スイスの学校へ転校させようとします。しかしカーヴェルがジェラルドを説得し、ステットは難を逃れます。ジェラルドにチケットを送ったのもカーヴェルでした。

合唱団は念願だったニューヨークの由緒あるコンサートへの出演を決め、高音の“レ”が出せた者がソロを担当することになりました。早々にデヴォンが高音を出せるようになると、負けじと練習を重ねたステットも成功します。ところが主役の座を奪われたくないデヴォンは、学校の秘書の机からステットのファイルを盗み、彼の母の逮捕時の写真を校内にばら撒きました。母を罵られたステットは堪えられず、デヴォンを何度も殴りました。それを聞いたカーヴェルは、自身の経験を交えステットを叱咤します。音大でピアノを専攻していたカーヴェルは才能もなく退学となり、演奏者の道を諦めました。ステットには“今しかない声”という才能があるうえに、残された時間も短いのにそれが台無しだと…。

【結】- ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声のあらすじ4

翌朝懲罰委員会が開かれ、ステットは暴力を謝罪し退学したくないと懇願しますが、規則では即退学の可能性が濃厚でした。するとカーヴェルは、デヴォンも同罪で退学、2人の競争心を呷った責任を取り自分も引退すると宣言します。開校以来の夢の公演を控えた校長は、ステットの退学を撤回させました。

いよいよコンサート本番。公演直前にカーヴェルは生徒に語りかけます。「その神秘的な声はあと1年か2年。そしてある朝突然消える。声を育んだように、他の才能を見つけた時は大切に育め」と。その言葉を背に、ステットはソリストを務めあげます。観衆から喝采を受け、その中にはスティール校長やジェラルドの姿もありました。

しかしその日は突然やって来ます。予想よりも早くステットは声変わりしました。落ち込む彼を「ボーイソプラノはほんの束の間神様から借りる声で、学ぶことにこそ意味がある」とウーリーが慰めました。ようやくステットを認めたドレイクは、カーヴェルにステットの推薦状を書くよう勧めますが、「大切なのはキャリアではなく生き方だ」とカーヴェルは推薦状を書かないスタンスを貫きます。当のステットはアルトに転向すれば学校に残ることもできますが、退学を選びました。そんなステットとの別れを惜しんだ校長は、頑ななカーヴェルが関係者充てに“最も優秀な教え子”と推薦状を書いたことを知らせてくれました。
海外の寄宿学校へ1人で行こうとしていたステットを、ジェラルドが妻と共に迎えに来ました。妻にステットの存在を打明け、一緒に暮らすことを受け入れてもらったのです。家族と共に旅立つステットを、窓から眺めていたカーヴェルの目には涙が浮かんでいました。

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みんなの感想

ライターの感想

ヒール役も登場し、よくあるサクセスストーリー。更にはちょっと好転が順調すぎるのでは…感じる物語でしたが、
少年たちの歌声が美しくて、目を瞑っても満足できるような作品でした。(厭味じゃないです)
主演のギャレット君が実際に歌っているのか否かが気になり調べたところ、一部の高音以外は彼の歌声とのことで驚きました。“神様からほんの束の間借りる声”との台詞が劇中にありましたが、ギャレット君も撮影後には完全に声変わりしたそうで、まさにボーイソプラノは宝物だと実感しました。

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