「ポルノグラフィア本当に美しい少女」のネタバレあらすじと結末の感想

ポルノグラフィア 本当に美しい少女の紹介:2003年製作のポーランド映画。ナチス政権下のポーランドを舞台に、二人の男が美少女と美男子の間を取り持とうとする姿を描いている。ポーランドアカデミー賞では5部門を受賞し、ヴェネチア国際映画祭に正式出品された作品。

ポルノグラフィア本当に美しい少女の主な出演者

フレデリク(クシシュトフ・マイフシャク)、ヘニア(サンドラ・サモス)、キャロル(カジミェシュズ・マズール)、ヴィトルド(アダム・フェレンツィ)、ヒポリト(クシシュトフ・グロビシュ)

ポルノグラフィア本当に美しい少女のネタバレあらすじ

【起】- ポルノグラフィア本当に美しい少女のあらすじ1

1943年、ポーランドはドイツの占領下でした。ある日、南東部に住むヒポリトから手紙が届いて、フレデリクとヴィトルドは家に向かいます。
二人はヒポリトの娘・ヘニアと出会います。ヒポリトの下では、イカニエ村の管理人の息子カロルが雑役をしていました。彼は無鉄砲なゲリラ隊員でもありました。
ヘニアとカロルはお互いに求めあっていました。しかし、若い二人は、そのことに気づいていません。
お似合いな二人でしたが、ヘニアは近々婚約する予定でした。相手は近所に住んでいる、年の離れたヴァツワフ・ペシュコフスキという男性です。真面目で礼儀正しい地主で弁護士です。
ヴィトルドは若い子を見ると思い出さないか、とフレデリクに持ちかけます。お似合いなカロルとヘニアは、相性が悪くて結ばれないでしょう。だから、たたきつけ、仲を取り持たないかと提案します。
フレデリクとヴィトルドは、ヘニアを散歩に誘います。3人はカロルも誘いに行きます。
仕事をしているカロルに、フレデリクは裾をまくったほうが良いと提案します。それをヘニアにしてあげるように勧めます。ヘニアがカロルの裾をまくった後、4人は散歩に行きます。
ヴァツワフはフレデリクの餌食となる人物であり、そう語るのはヴィトルドです。
卵をもらいにドイツ兵がやってきて、ヒポリトは愛想よく対応します。自国の言葉では、二度と来るなよなどボロクソに言います。そんなことも知らず、ドイツ兵は気分よく卵をもらって帰ります。

【承】- ポルノグラフィア本当に美しい少女のあらすじ2

フレデリクはヴァツワフとヘニアの前で、ピアノを演奏して見せます。使用人のベロニカと一緒に弾きます。フレデリクは何でもできるとヘニアに褒められます。しかし、ヴァツワフからヘニアを奪うことはできないと、フレデリクは話します。
その後、ベロニカは服を脱いで、フレデリクを部屋に招きます。フレデリクは君と同い年の娘がいると、彼女に服を着させます。
ヴィトルドは家の地下で隠れている家族を見つけます。彼らはただ上を見上げるだけで、決して言葉を発しませんでした。
ヴィトルドはヘニアにカロルのことが好きかどうか聞きます。ヘニアは幼馴染だし、好きだと答えます。
彼は女の子とエッチしたいだけで、子供なのだと答えます。
ヘニアは実は一晩泊まった兵士と寝たことがありました。両親に現場を見られましたが、エッチをしてるとこは見られてませんでした。ヴィトルドは、ヘニアのスカートの中に手を入れていきます。ヘニアはヴァツワフの母も好きだし、家族になりたいのだと言います。
ヴァツワフの母・アメリア夫人との会話に、フレデリクは夢中になります。フレデリクは無神論者であることを彼女に見透かされます。
夕食時、アメリア夫人は体から大量の出血をして倒れます。そして食卓が燃え始めます。急いで火を消して、男たちは銃を手に持ちます。最後まで見届けて欲しいと、アメリア夫人はフレデリクに伝えます。ロキチニの辺りでナイフを持った少年が捕まえられます。
このような死に方をした母を見て、ヴァツワフは取り乱します。フレデリクがそのような馬鹿げた理由で死ぬこともあるのだと説明します。

【転】- ポルノグラフィア本当に美しい少女のあらすじ3

ヒポリトのコネを使って、アメリア夫人は自然死したことにします。犯人を拘束し、どうするかは後日決定されることになります。
フレデリクは作家でもあるヴィトルドに、カロルとヘニアで映画を作ろうと持ちかけます。二人の演技を見た後、ヴィトルドは良心が痛まないかとフレデリクに言います。
犯人の少年は濡れ衣だと言いますが、我慢できないヴァツワフは暴力を振るいます。暴力は良くないと、フレデリクとヴィトルドが止めます。母の死を受け入れるんだと、フレデリクはヴァツワフに大声で言います。
フレデリクはヴィトルドに、映画の芝居をしている二人の姿をヴァツワフに見せるべきと提案します。逢い引きをしている二人を見せる必要があったと、ヴィトルドがヴァツワフに言うのです。二人の演技が真に燃え上がるまでさせようと、フレデリクは考えます。
ヴィトルドはヴァツワフに現場を見せます。ヴァツワフは恩に着ると言い、二人は幼馴染で只の遊びをしているのだと言います。
ヴァツワフはヘニアが自分のことを好いている理由が分かりませんでした。正直、二人の様子には許せないと話し出します。
間もなく終戦がと告げられる食卓で、ヴァツワフはヘニアから様子が変だと言われます。フレデリクが顔色が悪いとフォローします。

【結】- ポルノグラフィア本当に美しい少女のあらすじ4

フレデリクとヴィトルドがここに来る時、検問したシェミャン将校は、恐怖心にやられて心を病んでしまいます。怯え続ける彼によって、殺し屋が来るだろうと予期されていました。
ヒポリトは馬をくれと言ってくるシェミャン将校を閉じ込めます。シェミャン将校は、ヴィトルドに逃亡の手助けをして欲しいと頼みます。ヴィトルドはヒポリトに治ったと話して、逃亡できるように説得すると言います。
しかし、ヒポリトに命令が下ります。誰がシェミャン将校を殺すかという話になり、誰もできないと結論になります。そこでフレデリクはカロルを勧めます。ヒポリトはカロルにナイフで殺すように命じます。
そのことで、ヴィトルドはどういうことだとフレデリクに聞きます。その裏では、犯人の少年とベロニカが二人きりでいました。
フレデリクは自ら機材を使って、腕から血を流していきます。そして酒を腕に垂らします。
ヴァツワフはヘニアが語りかけても、何も反応しませんでした。その後、ヘニアが部屋を後にすると、フレデリクが現れます。
ヘニアはフレデリクの手を自分の胸にあてます。そしてフレデリクは、カロルと共にシェミャン将校の元に行くように指示します。ヘニアは裏切り者は死ぬべきだと言います。
ヴィトルドは扉の隙間から、カロルとヘニアの様子を伺います。ヘニアはカロルの肩にキスをします。カロルとヘニアは結ばれます。
ヘニアがノックして、シェミャン将校を呼びます。扉が開いた時、カロルはナイフで突き刺します。そして首を切り裂きます。
部屋で横たわるのは、シェミャン将校ではなく、ヴァツワフでした。シェミャン将校は既に腹を刺されて死んでいました。ほらっ、言ったろとフレデリクはヴィトルドに言います。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は、ポップなピアノの音楽と残酷な策士ぶりを発揮するフレデリクの姿が印象的です。表情からは想像できない、気が狂っているようなフレデリクの不気味な姿は記憶に残ります。
今作では、蛾やてんとう虫、ねずみなどがアップになる場面があります。また、フレデリクの目や耳の奥もアップになります。これらが意味することを演出する制作陣の芸術性には感心します。
この作品では、ドイツ占領下の様子も描かれています。地下に隠れる人々、ドイツ兵が卵をとりにくるなど時代感を感じます。卵を取りに来た時に、ヒポリトが文句を言いまくる場面は面白いです。
最後まで見終わって、誰かの流れに身を任せると、大変な目にあうことが分かりました。フレデリクのような人に注意し、自分を持つことが大切だと思いました。

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