「マイスモールランド」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

マイスモールランドの紹介:2022年5月6日公開のアメリカ映画。差別や迫害から故郷を逃れ日本で育ったクルド人少女を描き、第72回ベルリン国際映画祭アムネスティ国際映画賞・特別表彰を授与された人間ドラマ。クルド人サーリャは同世代の日本人と同様にごく普通の高校生活を送っていたが、ある日突然在留資格を失い……。監督は、早稲田大学在学中に制作した「circle」が東京学生映画祭準グランプリに輝き、是枝裕和監督率いる映像制作者集団『分福』に所属する川和田恵真。サーリャを5カ国のマルチルーツを持つモデルの嵐莉菜が演じ、難民として認められた例がこれまでないに等しくいつ強制退去させられるかわからない在日クルド人の葛藤を映し出す。

あらすじ動画

マイスモールランドの主な出演者

嵐莉菜 – チョーラク・サーリャ 奥平大兼 – 崎山聡太 藤井隆 – 太田武 池脇千鶴 – 崎山のり子 平泉成 – 山中誠 アラシ・カーフィザデー – チョーラク・マズルム リリ・カーフィザデー – チョーラク・アーリン リオン・カーフィザデー – チョーラク・ロビン 韓英恵 – 小向悠子 吉田ウーロン太 板橋駿谷 – 原英夫 田村健太郎 池田良 新谷ゆづみ – 西森まなみ さくら[モデル] – 野原詩織 サヘル・ローズ – ロナヒ 小倉一郎

マイスモールランドのネタバレあらすじ

【起】– マイスモールランドのあらすじ1

マイスモールランドのシーン1

画像引用元:YouTube / マイスモールランドトレーラー映像

〝この物語では三つの言語が使われています。

今住んでいる場所の言葉、

かつて住んでいた場所の言葉、

そして民族に伝わる言葉です。〟

2021年4月、埼玉県川口市。

在日のクルド人が集まって、結婚式をしていました。民族の者が手で作ったアーチのなかを新郎新婦がくぐり、祝福を受けます。幸せそうなカップルを見ながら、親族の女性が17歳の少女チョーラク・サーリャに「次はあなたの番ね」と声をかけます。それを聞いたサーリャは複雑な顔になり、笑顔が消えました。

結婚式が終わると、サーリャと父・マズルムはバスに乗って帰ります。(映画タイトル)

翌朝。サーリャは前日に結婚式で描かれた、右手のひらに描かれた赤い丸を取ろうと洗面所で格闘していました。しかし赤い丸は容易には消せず、サーリャはあきらめました。出勤する父・マズルムに声をかけ、サーリャはヘアアイロンをかけます。

学校ではその日、テストが授業中にありました。休み時間にサーリャは親友の西森まなみ、野原詩織とテストについて話します。サーリャは日本語ぺらぺらです。

同級生のまなみは、トモくんと呼ぶ同級生の男子生徒と付き合っているようです。サーリャの整った彫りの深い顔を見て「まつ毛を分けてほしい」と言うまなみは、悪気がありません。無邪気にそう言っているのですが、言われたサーリャは複雑な心境でした。サーリャは学校では、ドイツ人と言っています。

放課後の進路指導では、サーリャは先生に「大学の推薦も十分狙える」と言われました。「努力は必ず報われる」と先生に声をかけられ、サーリャは「頑張ります」と答えます。

放課後サーリャは自転車に乗ると、バイト先のコンビニに向かいました。店長の太田武は、サーリャの右手のひらの赤い丸を見とがめて注意します。結婚式の風習だと説明すると話がややこしくなりそうだったので、サーリャは美術の授業でつけたとごまかしました。それでも太田がネチネチ注意をします。そこへサーリャに助け舟を入れたのは、同じバイトの崎山聡太でした。聡太はゴム手袋をサーリャに渡します。

バイトがあがってからも、聡太は働いていました。サーリャが聞くと、店長の太田は聡太の伯父でした。母親の兄なのだそうです。バイト終わりにいっしょに帰りながら、聡太はサーリャに赤い丸の理由を聞きました。「トマト食べ過ぎた」とサーリャはごまかすと、聡太は「嘘下手だな」と笑います。

サーリャが住んでいるのは、コインランドリーのあるアパートの一室です。その界隈はクルド人が多く住んでおり、サーリャが戻ってくると家主であるランドリーの店主がサーリャに、「工事現場の服の泥を落とさずに洗ったらしく、ドラムが砂だらけになってしまった。仲間に注意しておいてくれ」と言います。さらに店主は、ランドリー内に掲示するビラの翻訳をサーリャに頼みました。

家での夕食は家族全員がいっしょにとることにしており、食事もクルドの料理です。床にあぐらをかいて座り食事を囲んでクルド語で食前の祈りをすると、マズルムはサーリャにクルドのことばで帰宅が遅くなったことを咎めました。サーリャは学校の用事で遅くなったと答えますが、妹のアーリンはことばが判らないので「私に聞かれたくない話なのか」と言います。コンビニでアルバイトしていることを、サーリャは父親に話していませんでした。

夕食後、近所のロナヒおばさんがやってくると、サーリャに息子のユスフを眼科に連れて行ってくれないかと頼みます。

サーリャは5歳のときに父に連れられて日本へやってきました。小学時代はことばが判らず苦労しましたが、いまではすっかり日本語を話せるようになっています。妹のアーリン、弟のロビンは日本語しか判りません。

日本語が判るサーリャは同じクルド人仲間から頼りにされていました。そのためあれこれ頼まれごとをされています。サーリャはそれを付箋にメモすると壁に貼り付けています。

弟妹が寝ている布団を整えたサーリャは、部屋の押し入れの上の方に入れてある缶を取ると、なかにコンビニのバイト代を隠しました。サーリャは大学進学の資金として、バイト代を貯めているのです。

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