映画:マイライフアズアドッグ

「マイライフアズアドッグ」のネタバレあらすじと結末

マイライフ・アズ・ア・ドッグの紹介:1985年制作のスウェーデン映画。レイダル・イェンソンの同名小説を、「ショコラ」などで知られるラッセ・ハルストレム監督が実写化。日本公開は1998年。

あらすじ動画

マイライフアズアドッグの主な出演者

イングマル(アントン・グランセリウス)、サガ(メリンダ・キンナマン)、イングマルの母 (アンキ・リデン)、エリク(マンフレド・セルネル)、サンドベルイ氏(レイフ・エリクソン)、サンドベルイ夫人(クリスティナ・カールヴィンド)、グンネル叔父さん(トーマス・フォン・プレムセン)、ウラ(キッキ・ルンドグレン)、ベリット(イング=マリー・カールソン)、マンネ(ヤン=フィリップ・ホルストレーム)、カエル(ヨハンナ・ウーデン)

マイライフアズアドッグのネタバレあらすじ

【起】- マイライフアズアドッグのあらすじ1

舞台は1958年のスウェーデン。12歳の少年イングマルは、結核を患う母親と兄のエリク、愛犬のシッカンと暮らしていました。
母親はベッドで読書をして過ごすことが多く、いたずら好きのエリクは、よくイングマルをいじめていました。父親は赤道近くの国でバナナの出荷の仕事をしており、ほとんど家にいませんでした。
イングマルは辛いことがあると、宇宙へ飛び立ったライカ犬のことを想像しました。スプートニクに乗せられて5カ月もの間地球を回り、飢え死にした犬に比べたら自分は幸せだと考えていたのです。

イングマルには何かの疾患があるらしく、コップに入ったミルクを上手く飲むことができませんでした。
まだ幼いイングマルは、大好きな母親の注意を引くため明るく振る舞うのですが、いつも空回りに終わっていました。ある朝、エリクが寝起きのイングマルを銃撃する真似をして、失禁してしまいます。キッチンの棚にシーツを隠しますが、母親に見つかり嘆かれます。
またあるとき、イングマルは自分が家にいると母親の病気が悪化すると考えて、ゴミ捨て場で暮らすことを決意します。ところが、その場を火事にしてしまい、ついに母親は我慢の限界を越えてしまいます。

その後、医師の提案によって、夏の間だけエリクとイングマルは別々の田舎町で暮らすことになります。エリクは祖母の家、イングマルは叔父の家でした。
イングマルは母親と離れること、犬のシッカンを連れて行けないことを嫌がります。しかし、シッカンは動物病院に預けると言われて、渋々叔父のグンネルの元へ行くことになるのでした。

【承】- マイライフアズアドッグのあらすじ2

イングマルが田舎町の駅に到着すると、グンネル夫妻が迎えに来てくれました。妻のウラは「あたたかくなってきた、あなたが太陽を連れてきたのね」と、イングマルを歓迎します。
グンネルの家には、夫妻のほかには祖母と、寝たきりの祖父アンドビゾンが住んでいました。イングマルは陽気なグンネルにすぐに懐いて、一緒に小屋を作ったり、グンネルが働くガラス工場の見学に行ったりします。アンドビゾンは時折イングマルを呼びつけて、女性下着のカタログを読ませることがありました。

田舎町では、サッカーの試合が盛んにおこなわれていました。イングマルはそこで緑色の髪の少年マンネと知り合い、仲良くなります。
同年代の子どもたちと手作りの宇宙船に乗って遊んだあと、納屋の2階に作ったリングでボクシングをします。無理やりリングに上げられたイングマルは、対戦相手の強烈なパンチに倒れます。勝利を収めたのは、サッカーとボクシングが得意な、男の子のような少女サガでした。
髪の毛をショートカットにしているサガは、ガキ大将のような存在でした。あるときイングマルは、サガの自宅に遊びに行きます。そこでサガは、胸が膨らんできていることを打ち明けます。胸が大きくなるとサッカーチームから外されると悩むサガに、イングマルはゴムのような布で胸を巻いて隠せばいいと提案します。

あるとき、イングマルはガラス工場に勤めるセクシーな女性ペリドットから誘いを受け、彼女がヌードモデルをする現場に同行することになります。
彼女の裸を見たいあまり、イングマルは屋根に上がりますが、その勢いで窓ガラスが壊れてしまいます。1階に転落したイングマルは怪我を負い、ペリドットは「そんなに見たかったの?」と言って、手当てをしてくれるのでした。

【転】- マイライフアズアドッグのあらすじ3

季節は変わり、イングマルはエリクと共に母親の元へ帰りますが、シッカンの姿はありませんでした。
イングマルは田舎での生活を楽しく伝えますが、母親の病状はさらに悪化していました。やがて母親は入院し、クリスマスまでもたないかもしれないと告げられます。
信じないイングマルは、母親のクリスマスプレゼントの内容をエリクに相談します。母親が長くないことを理解しているエリクは、それに応じませんでした。イングマルは友達の少女カエルを連れて、母親のためにトースターを購入します。
イングマルたちは父親の弟の家に預けられることになります。しかし、弟夫婦とは折り合いが悪く、間もなく母親が亡くなったことを知らされます。

田舎に戻ったイングマルでしたが、アンドビゾンは老衰で亡くなっていました。さらに、グンネル家の1階がギリシャ人の一家に貸し出されて、祖母が家を出ていました。家が狭くなったため、イングマルは夜祖母の家で寝るように言いつけられます。
環境の変化に戸惑うイングマルは、グンネルに犬が欲しいと懇願しますが、叶えてもらえません。
また、久しぶりに再会したサガは、イングマルに恋をする自分に戸惑っていました。そして、クラスメイトの女の子も、イングマルに好意を抱いていました。ある日、イングマルはその女の子にパーティーに誘われます。
女の子はイングマルと2人きりになろうとしますが、そこへサガがやってきて、イングマルを連れ出そうとします。そのとき、自身とライカ犬を重ね合わせたイングマルは、突如犬の真似をして、サガの足に掴みかかります。
怒ったサガは、イングマルをボクシングのリングに上げて対決します。それでもワンワンと吠え続けるイングマルに苛立ったサガは、「あんたの犬はとっくに死んでいる」と口走ってしまいます。
イングマルはサガと取っ組み合いになり、その拍子にイングマルは干し草が敷かれた1階に落ちてしまいます。

【結】- マイライフアズアドッグのあらすじ4

その後、イングマルはグンネルが作った小屋に閉じこもってしまいます。グンネルが訪ねてきても犬のように吠えるばかりで、シッカンが処分されたことを黙っていたグンネルは謝り、その場をあとにします。
翌朝、グンネルは小屋で泣きじゃくるイングマルの元へ行きます。イングマルは「シッカンは僕が殺したわけではない」と、グンネルに訴えます。グンネルはそんな彼を優しくなぐさめるのでした。

ある日、イングマルとグンネルは、いつも自宅の屋根の修理をしているフランソワが、氷が張った川で泳ぐ姿を見に行きます。フランソワは町中の人々の注目の的となり、最後にはガラス工場で身体を温められるのでした。
またあるときは、ペリドッドにヌードモデルを頼んだ芸術家が有名になりますが、完成した彫刻は村の外れに置かれることになりました。
季節は夏を迎えて、サガは女の子らしいワンピースに身を包んでいました。イングマルやサガ、マンネなどの仲間を乗せて、ロープウェイを動かしますが、失敗して泥に突っ込んでしまいます。泥だらけになったイングマルたちを見て、子どもから大人まで大笑いします。

またある日、祖国の英雄と称される、プロボクサーのイングマル・ヨハンソンのヘビー級タイトルマッチが、ラジオで放送されることになります。サガはイングマルを自宅に招き、一緒にラジオを聴きます。
町中の人々が固唾を呑んでラジオを聴く中、イングマル・ヨハンソンは見事勝利を収め、チャンピオンとなります。喜びに沸き立つ人々は、「スウェーデン万歳」と叫び出します。
そして、ラジオをつけたまま、ソファーで仲良く昼寝をするイングマルとサガの姿が映し出される場面で、物語は幕を閉じます。

みんなの感想

ライターの感想

スウェーデンに暮らすごく普通の少年の生活が、淡々と描かれている作品です。派手なシーンはありませんが、自身の辛い境遇をライカ犬のことを考えて乗り越えようとするイングマルの姿には、好感を持ちました。子どもを主人公にした映画ではありますが、性の目覚めに関する描写が至るところに散りばめられているのも特徴です。なかでもペリドットの裸を見たいあまりに屋根から落下するイングマルは強烈で、男性なら共感できるのかもしれませんが、自分は若干戸惑いました。

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