「マンガティティの怪物」のネタバレあらすじと結末の感想

マンガティティの怪物の紹介:2015年製作のニュージーランド映画。1980年代に、何人もの女性を性的奴隷として監禁した男の姿を描いている。その犠牲者の女性の1人が、恐ろしい監禁生活について語る作品。衝撃の実話に基づいて作られた再現ドラマである。

マンガティティの怪物の主な出演者

ヘザー・ウォルシュ(グレッド・グレゴリー)、ビル・コーネリアス(マーク・ミッチソン)、ブレント(フリン・アラン)

マンガティティの怪物のネタバレあらすじ

【起】- マンガティティの怪物のあらすじ1

ラエティヒという町から、東に50キロ行った場所に、マンガティティと呼ばれる渓谷があります。
この渓谷は孤立していて、ヤギやイノシシ、牛ばかりがいます。
1960年代に入って、コーネリアス家が渓谷を購入しました。1980年代になっても、電気や水道は通っておらず、女性を閉じ込めるには最適な場所でした。
被害にあった女性は、少なくとも7人です。ジョアンナは息子のチェットを連れて、ビル・コーネリアスから逃げてきます。ビルの弟がトラックに乗せて、逃亡の手助けをしてくれます。
ジョアンナは、ヘザーの前の被害者にあたります。
ヘザーは、19歳の時に23週間、被害にあいました。
当時、ヘザーは屋内の仕事にあきあきしていて、ある求人を見つけます。農家に住み込んで、家庭教師をしないかという求人です。
ヘザーはチャンスと思って応募します。家庭教師をするのは、ビルの息子のブレントです。
ビルの家に向かうまでの道は、歩いていくには遠い距離でした。ビルがトラックで連れて行ってくれます。ヘザーの車は、町の車庫に入れておきます。
公道をそれて、私道に入ります。そこには木製の門があり、ビルが鍵をつけていました。
ヘザーは、見知らぬ人と見知らぬ場所で住むことに、不安を感じ始めます。
ビルは、ヘザーを景色の良い場所に連れていきます。そこで前の妻が出ていった理由を話します。彼女は、美しい自然の中で暮らすことが合わなかったのです。
ヘザーはビルを信用します。
ビルは毎日食事を作り、勉強部屋も作っていました。
ヘザーはブレントに勉強を教えて、毎日楽しく過ごすことができました。

【承】- マンガティティの怪物のあらすじ2

ある日、ヘザーは持ってきていたフルートが無くなっていることに気づきます。
シャンプーを町まで買いに行くことになります。郵便局に寄って、ビルはヘザーの口座に入金したいと用紙をもらいます。ヘザーが見ていない所で、その用紙をくしゃくしゃにして捨てます。
ビルは家に帰ったら、ブレントと馬に乗るので、その間に風呂に入れば良いと言います。
ヘザーは、2人が出ていったのを見て、お風呂に入ります。
ビルは忘れ物をしたと言って戻り、ヘザーの入浴している姿を窓越しに見ます。
寒い夜の日、ビルはコーヒーを入れてあげます。
ヘザーは、彼のことを信用していて、つい辛い過去の話しをします。交通事故にあって、医師に暴行された時の話しです。
励ますビルを見て、ヘザーは抱かれても良いと思います。
翌日、ビルは最高の夜だったと言います。
それから彼女の部屋に行っては、ビルは体の関係を求めるようになります。子供を産むようにと要求します。その異常ぶりに、ヘザーは恐怖を感じます。
ヘザーはきつい仕事をさせられるようになります。さらに私物も彼に盗まれていきます。
ビルは、自分の部屋に移るように、ヘザーに命じます。
ヘザーは、ブレントが怪しむからと拒否しますが、その願いは叶えられませんでした。
ついにヘザーは妊娠してしまいます。
病院に行くことになり、ヘザーは逃げ出そうと考えました。しかし、ブレントも一緒に病院に来ました。
医師は真面目な女性で、未婚のヘザーが妊娠していることに、良い顔をしていませんでした。
ヘザーは彼女に頼ることはできないと思います。
結局、ヘザーは渓谷に戻ることになります。
ビルは、もしもこの事を誰かに話せば、家族もろとも殺すとヘザーを脅します。さらにヘザーを橋から落として餓死させる、もしくは助けに来ない洞窟に入れてやると脅します。
ヘザーは次第に心を支配されていきました。

【転】- マンガティティの怪物のあらすじ3

ビルは、ヘザーの目の前で妊娠した牛を殺します。取り出した血まみれの赤ちゃん牛を見せて、こうなるぞと脅します。
絶えきれないヘザーは、ついに走って逃げます。しかし、トラックに乗ってきたビルに追いつかれます。
ヘザーは、何をされるのかと恐怖します。
ビルは、ブレントにヘザーが出ていくと言います。
ブレントは、出て行かないでとヘザーに泣きつきます。
ヘザーは残ることにします。
ビルは、ヘザーに車で待っておくように言います。警察に行って友人と会ってくると言います。ビルは警察署内で時間を潰します。
ビルは、ヘザー宛ての手紙を全て隠していました。
ある日、ジョージが家にやってきます。
ビルは、ジョアンナや弟に復讐を考えていました。
ジョージは、事故に見せかけないといけないなど、話しています。その話しをヘザーは盗み聞きします。
ビルは、ジョアンナと親権を争っていました。時折、ブレントとチェットを交換しています。
ヘザーは、ビルの家庭環境が素晴らしいことなどをヘザーに書かせます。
そしてヘザーは、証言台で宣誓して、その話しをしました。
ヘザーは下着を取りに帰りたいと嘘をつきます。
ビルは、家まで送ります。
ヘザーは母と会って、妊娠していることを話し、ビルの子供ではないと言います。もう渓谷に戻りたくないと話します。
母がビルに話しに行こうとするので、ヘザーは自分1人で言いに行くと言います。
ビルはその話しを聞いて、昔の寂しげな男に戻ります。
その姿と言葉を聞いて、ヘザーは渓谷に戻ります。彼女はストックホルム症候群だったのです。
ビルの行動はエスカレートしていきます。ベルトでヘザーを殴ります。そして子供を諦めるように言って、腹も殴ります。
ヘザーは泣きながら痛みに耐えます。

【結】- マンガティティの怪物のあらすじ4

翌日、シーツが血まみれになり、ビルは激怒します。シーツを洗うように言って、ヘザーには体を洗うなと命令します。
ヘザーは、ブレントが手紙の内容を知っていて、ビルが隠していることに気づきます。そして目を覚まして、ここから逃げ出すことを決意します。
ビルとジョージは、3〜4時間森の中へ行くことにします。
ヘザーは、トラックに鍵がついているのを見つけます。ブレントに薪を取りに行くと言います。彼をこの環境下で残していくことを今でも悔やみます。
ヘザーは、あくまで急いでいないようにするため、門の鍵は全て閉じていきます。町の車庫に到着して、メモも残しておきます。車はありませんでした。
ヘザーは、ビルの小切手をブラジャーに隠し持っていました。それに字を書いて、お金を下ろします。今日のバスがもうないことから、郵便局の女性がタクシーに乗ればよいとアドバイスしてくれます。
ヘザーはタクシーでバス停まで行き、裏道を歩いて恋人のフレディーの家に行きます。
しばらくヘザーは眠ることができませんでした。車の音に怯えます。
ある日、ジョアンナがヘザーを訪ねてきます。ジョアンナは本当のことを証言して欲しいと頼みます。
ヘザーは、話せば危険が及ぶことから拒否します。他にも被害者がいると言われても、協力できないと断ります。
23年の月日が経って、ヘザーは被害にあったことを訴えることにします。
フレディーの突然の死から、ヘザーは怯えて暮らし続けていました。もっと早く言っていれば、被害者は少なくて済み、自分もトラウマから開放されたのではと自分を責めます。
裁判が開かれて、軽度の認知症があることから、ビルは無罪放免となりました。
公にされてなかったビルの名前は、ついに公表されることになります。
ヘザーはメディアに出ます。責任を求めて、立ち向かうことの大切さを訴えます。
ビルは2012年に亡くなりました。

みんなの感想

ライターの感想

この映画はヘザーの語りと合わせて、物語が進んでいきます。実話ということが生々しく、女性は恐怖を感じる映画となっています。
恐怖のあまり言い出せなかったこと、ずっと怯えて暮らすことになったヘザーの辛さが終始伝わる作品となっています。
暴力だけでなく、ビルの心をも支配していく言動は恐ろしい限りです。暴行する様など、その描写はかなりきつい内容です。
この作品を通して、家庭教師に行くにも、周りに相談するか、意見を聞いてから行くべきだったと思いました。相手を良く知ってから行けば、未然に防げたのかもしれません。

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