映画:メイド・イン・バングラデシュ

「メイド・イン・バングラデシュ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

メイド・イン・バングラデシュの紹介:2022年4月16日公開のフランス&バングラデシュ&デンマーク&ポルトガル合作映画。若いころからバングラデシュの労働運動に携わってきた、ダリヤ・アクター・ドリ氏の体験を基に描く人間ドラマ。同国の縫製工場で働くある女性が、労働組合を立ち上げようと奮闘する。ルバイヤット・ホセインが監督と脚本などを手掛け、『アンジェリカの微笑み』などのサビーヌ・ランスランが撮影を担当する。主人公をリキタ・シムが演じるほか、ノヴェラ・ラフマン、パルヴィン・パルー、ディパニタ・マーティンらが出演する。

メイド・イン・バングラデシュの主な出演者

リキタ・ナンディニ・シム – シム・アクター ノヴェラ・ラフマン – ダリヤ ディーパンウィッタ・マルティン – レジーナ・アバ パルヴィン・パルー – メイヤ マヤビ・マヤ – タニア モスタファ・モンワル – ショヘル シャハナー・ゴースワーミー – 工場経営者

メイド・イン・バングラデシュのネタバレあらすじ

【起】– メイド・イン・バングラデシュのあらすじ1

メイド・イン・バングラデシュのシーン1

画像引用元:YouTube / メイド・イン・バングラデシュトレーラー映像

足踏みミシンのミシン針に赤い糸を通し、赤い布を縫う手が映し出されます。そう広くない部屋に多くの若い女性たちが無言で並び、必死にミシンを踏んでは真っ赤な布を縫っていきます。蒸し暑いなか冷房は部屋の天井に設置された扇風機だけです。扇風機は古くてメンテナンスも行き届いてなさそうで、回りながら振動と音が響きます。若い女性たちは鼻の下に汗をかきながら、無心でミシンを踏み続けます。

突然、停電が起きました。それと同時に警報のサイレンが鳴り始めます。「火事だ」という声を聞いた女性たちは、悲鳴を上げながら避難しました。

けたたましいサイレンのなか、白い煙が室内に充満し始めました。モイナという女性を呼ぶ声が聞こえます…。(映画タイトル)

バングラデシュの首都・ダッカ。現在。

憮然とした顔でシム・アクターは帰宅すると、ベッドに横たわります。シムの家は下町で、すぐ近くにクギ工場があります。工場の作業音と喧噪で騒がしい部屋にいるシムを、無職なので昼間から部屋にいる夫のショヘルが見つけました。横たわるシムの右腕のケガを見て「何があった?」と質問します。

シムは黙って涙を流していましたが、働いている縫製工場・モダンアパレルで火事があったことを告げました。ショヘルは「無事でよかった」とシムの頭を撫でると、食事は自分が作ると立ち上がりました。「お米がない」とシムが告げると、ショヘルは「何か買ってくる」と言って部屋を出ていきます。

縫製工場で働いていたシムたち女性3人は、亡くなった同僚・モイナの葬儀に行こうかと話し合っていました。葬儀がいつあるのか誰も知らず、顔をそろえた3人からは工場の悪口がどんどん湧いてきます。工場は火事のあと、まだ閉まっていました。待遇が悪くて最悪な職場だと話した女性たちは、給料だけでも受け取りたいと文句を言っています。

女性のひとりは、職場には復帰せず結婚すると言いました。火事で死んでいたかもしれないと言う女性に対し、ほかのみんなもそれ以上止めることはできません。

シムは工場に行きますが、まだ閉鎖中でした。工場の前には警備員が立っており、シムはその男性に止められます。給料を支払ってもらっていないと告げても埒が明きませんでした。門前払いを受けます。

すると工場の前で警備員と応酬していた様子を見ていた女性ナシマ・アバが、シムに話しかけました。ナシマは取材をしたいと言うと事務所のある住所をメモし、シムに渡します。「謝礼は支払うから」と言われたシムは、その紙を受け取りました。

家に戻ったシムは、床にじゅうたんを敷いてメッカのほうに礼拝します。夜、先行きが不安なシムはこっそり泣きます。

翌日。

シムは謝礼目当てでナシマの事務所へ行きました。入口で事務員の女性に名前を告げると、事務員がナシマに取り次ぎました。ナシマはレコーダーを置くと、シムの名前や年齢、出身地などを質問します。

シムは現在、23歳でした。ラージプールという地方の出身です。13か14歳のとき、継母がシムを40歳の男のところへ嫁がせようとしました。それが嫌でシムは父親の財布を盗んで家出をしました。ダッカへ逃げ出し、遠縁の従姉妹のところへ身を寄せました。

最初は靴工場で働いたのですが、薬品の臭いが苦手で辞めました。家政婦をしても暴力に遭い、以後は縫製工場で働いていました。いまの工場が3つめの縫製工場です。

問われるままシムは、数か月前に指を挟む事故を起こしたと話しました。

火事について聞かれたシムは、親友のダリヤが前の職場で火事に遭い、恐ろしい思いをしたという体験談を聞いていたと話します。それがあって今回の火事では、警報音を聞いただけで女性たちはパニックに陥ったと言いました。

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