「メゾン・ド・ヒミコ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（1件）

メゾン・ド・ヒミコ

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オダギリジョー（出演）,柴咲コウ（出演）,田中泯（出演）,西島秀俊（出演）,犬童一心（監督）,渡辺あや（Writer）

レンタル価格￥2,500～

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価格・情報の取得：2020-07-05

画像引用元：YouTube / メゾン・ド・ヒミコトレーラー映像

モノクロの写真が画面に映るとともに、ナレーションで説明が入ります。

1958年、東京・銀座に1軒のゲイバーが誕生しました。店の名は「卑弥呼」。「卑弥呼」にはゲイの客だけでなく、クラブから流れてきた一般人や文化人らも通うようになり、その名を馳せました。

1985年、初代ママは肝硬変のために引退しましたが、そのときに彗星の如く現れたのは吉田照男40歳でした。彼が店を引き継いで2代目ママに就任し、「卑弥呼」はより一層繁盛します。しかし2代目卑弥呼は2000年に突然引退しました。卑弥呼の引退とともに、ゲイバー「卑弥呼」も閉店します。

卑弥呼の引退から2カ月後、神奈川県の大浦海岸近くに1軒の老人ホームが解説されました。その施設の名前は、「メゾン・ド・ヒミコ」と言いました…。

（映画タイトル）

画面はカラーに切り替わります。

2005年、7月。神奈川県川崎市。

吉田沙織は有限会社「細川塗装」という工務店の事務員をしています。24歳の沙織は勤務の合間に風俗情報誌を見ては、夜のバイトの物色をしていました。

もうひとりの女性事務員・園田エリナが沙織に、電話があったことを告げます。2件は仕事がらみでしたが、1件は岸本春彦という男からでした。春彦の名前を聞いた沙織は眉を顰めると、電話内容を質問しました。沙織に言われたとおりに対応したとエリナは答えます。

細川専務が工務店に戻ってくると、沙織に「客来てるぞ」と声をかけました。外には春彦が赤い車で押しかけてきており、沙織は絶句します。

沙織の父は2代目卑弥呼の吉田照男でした。母と自分を捨てて出奔した父がゲイだったと知る沙織は、父との接触を断って生きていました。母子家庭で苦労した沙織は、照男こと卑弥呼の若い恋人で、末期ガンに苦しむ卑弥呼に娘を会わせたいと考えているのです。

雨を避けて車中で会話した沙織は、春彦に「お金払いますよ」と言われます。卑弥呼が作ったゲイの老人ホームで毎週日曜に雑用係として働けば、1日3万を出すというのです。春彦は電話でエリナから、沙織が風俗情報誌をチェックしていることを聞いていました。それだけでなく春彦は沙織に、卑弥呼の遺産相続のことも話題にします。

工務店の2階では、エリナが既婚者の細川専務と関係を持っています。

コンビニでダブルワークする沙織は、熟考のあげくホームへ行くことにします。

神奈川県三浦市の大浦海岸近くに、メゾン・ド・ヒミコはあります。バス停でバスを降りた沙織は、古いラブホテルを改築した施設がそれだと知りました。近所に住む老女と目が合った沙織が目礼すると、老女は関わり合いたくないのかそそくさと家のなかに入ります。

屋敷に入ると、リビングには2時間ドラマ「弁護士浅香玲子の事件簿」が流れていました。部屋に入った沙織は、バレエのチュチュを着た老人・キクエがソファに座っているのを見てびっくりしました。さらに春彦がルビイに電話で録画を頼まれて部屋に入り、沙織を見つけました。沙織は「やっぱ帰る」と言いますが、春彦が引き止めました。

春彦は沙織を卑弥呼の部屋に案内します。卑弥呼は2階に住んでおり、バルコニーからは海が見えました。奥から卑弥呼が静かに入ってくると、最初は沙織のことを気づかずに「新しいアルバイトのかた？」と聞きます。しかし沙織の様子を見て実の娘だと気づきました。

卑弥呼の部屋には、壁にたくさんの写真が飾られていました。

施設では日曜にブランチとして、みんなで持ち寄った食事をいただく習慣があります。入居者は卑弥呼、ルビイ、山崎、政木、高尾、木嶋、キクエ、チャービーでした。春彦はメゾン・ド・ヒミコの館長です。

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