「メゾン・ド・ヒミコ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

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【承】– メゾン・ド・ヒミコのあらすじ2

メゾン・ド・ヒミコのシーン2

画像引用元:YouTube / メゾン・ド・ヒミコトレーラー映像

その日のブランチはメンバーが沈黙がちでした。沙織の態度がよくないからで、それを見た卑弥呼は「こんな子、使えやしないわよ」と春彦に言います。沙織もその場で卑弥呼に言い返しました。他のメンバーはそれを見ながら介入できずにいます。

沙織の勤める工務店で新しい事務員を雇うことになります。履歴書が集まっていますが、細川専務はきちんと見ようとせず、履歴書の写真で適当に決めようとして沙織は注意します。

あとで同僚のエリナがやってくると、沙織にこれまた写真で適当に事務員を決めようとしました。細川専務の愛人のエリナは、浮気の心配がないよう化粧気のない女性を選ぼうとしていました。

メゾン・ド・ヒミコに来た沙織は、春彦に聞かれて借金の経緯を話します。沙織がダブルワークをするのは借金があるからで、その借金は3年前にガンで死んだ母の入院費と手術台を捻出するために、親戚中に借りまくったものでした。その話を横で聞いていた卑弥呼は、借金のことは知らなかったと呟きます。沙織はゲイの父と連絡を取るのが嫌で、告げていませんでした。

メゾン・ド・ヒミコには、近くの宮川中学校の男子生徒4人がよくイタズラをしにきます。買い物帰りに爆竹を鳴らされて沙織は転倒し、中学生が喜んでからかいました。山崎とルビイがホースの水を撒いて、中学生を追い払います。

プール掃除をする沙織の横で、山崎とルビイが話をしていました。そこで「ピキピキピッキー」ということばが出ていたので、沙織はルビイに「へったくそ」と言います。

ルビイが沙織のことばに食いつきました。ルビイはいつも女装しているゲイですが、若い頃に結婚したことがあり、息子を儲けていました。その息子は大学を出て市役所に勤め、結婚して7歳の女の子の孫ができているそうです。息子や孫とは絶縁状態で、唯一のつながりであるルビイの元奥さんも昨年死んでしまいました。

そんな状態ですが昨年の11月に、孫とおぼしき相手からハガキが届きました。裏面には「ピキピキピッキー」ということばが書かれていたのですが、意味が分からないとルビイが沙織に聞きます。

沙織は情報料として2000円を徴収すると「魔法の呪文、レインボー戦士の」と教えました。テレビアニメ『レインボー戦士』の呪文と振り付けも教えます。

メゾン・ド・ヒミコの駐車場に高級車が止まっていました。沙織に木嶋が、ホームのパトロンだと教えます。

パトロンは半田利一という男で、半田興産という大会社の会長でした。木嶋は半田の会社の社員で、定年退職の日に声をかけられてホーム入りしました。

半田は病気の卑弥呼を見舞ったあと、館長の春彦に援助打ち切りの話をします。病人は嫌いだから打ち切るつもりだと言った半田は、「だがお前のような美しい男が館長をしていると今日初めて知った」と春彦を口説きました。春彦は促されるまま、半田の車に乗って行きます。その会話を壁の反対側で、沙織と木嶋は聞いていました。沙織は気になります。

沙織が戻ってきた春彦に聞くと、春彦は半田と関係を持ったことを認めました。「最悪」と沙織は言いますが、春彦は「まあでもこれでしばらく、ホームも安泰と」と呟きました。

ホームの壁に「変態死すべし ホモ全滅」という落書きがなされます。落書きは中学生と思われました。

春彦が沙織の工務店に壁の塗り替えを依頼し、沙織の店の従業員らがやってきました。春彦は細川専務が気に入ったようで、ゲイということを隠さずいろいろ話します。

春彦は半田と関係をもってパトロンを繋ぎとめたつもりでしたが、テレビニュースでその半田が脱税容疑で逮捕されたと知りました。ホームはまた資金面で困ることになります。

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