映画:リトルフォレスト春夏秋冬

「リトルフォレスト春夏秋冬」のネタバレあらすじと結末

リトル・フォレスト 春夏秋冬の紹介:2018年5月17日公開の韓国映画。橋本愛主演で映画化された五十嵐大介の人気コミックを韓国で再映画化。思い通りにならない人生をリセットするため、故郷に戻ったヘウォン。旧友のジェハ、ウンスクとともに、自ら農作物を育て、料理を作る暮らしを始めた彼女は、やがて新たな一歩を踏み出す…。

あらすじ動画

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リトルフォレスト春夏秋冬の主な出演者

ヘウォン(キム・テリ)、ジェハ(リュ・ジュンヨル)、ウンスク(チン・ギジュ)

リトルフォレスト春夏秋冬のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①ソウルの大学へ進学したヘウォンが教員採用試験に落ちて、故郷のミソン里へ逃げ帰った。母も去り無人の家に戻ったヘウォンは、幼馴染のジェハ、ウンスクと交流しつつ傷を癒す。 ②生き方を見つめなおしたヘウォンは、本気で里で生きる決意を固める。

【起】- リトルフォレスト春夏秋冬のあらすじ1

リトルフォレスト春夏秋冬のシーン1 ミソン里は、コメとリンゴで有名な村です。
村には店がないので、街に買いものに行くしかありません。
街への往復だけで、自転車で小一時間はかかります…。

ヘウォンがソウルから故郷のミソン里へ帰ったのは、3か月前の冬のことです…。


〔冬〕

ヘウォンはミソン里の出身です。
母は、ヘウォンが大学受験をした後に、ある日突然、いなくなりました。
ヘウォンはソウルの大学へ進学し、ミソン里を出ていました。
ソウルの大学で彼氏・フンもでき、ともに学校の先生になるつもりで試験を受けます。

しかし…。
ヘウォンは教員採用試験に落ちたのです。
彼氏のフンは同じ試験に、合格していました。
失意のヘウォンは彼氏に連絡も取らず、こっそり故郷のミソン里に戻ります。
それが、今から3か月前の、冬のある日のことでした。


ヘウォンの家は、白い壁の平屋の農家です。
ヘウォンは家に帰ってくると、かまどに火をともします。
お腹がすいたヘウォンは、何もない畑で野菜を掘り、料理をしました。
雑炊を作り、空腹をしのぎます。

翌日、小麦粉を見つけたヘウォンは、すいとんの生地を寝かせながら雪かきをしました。
ヘウォンはひっそりとしたいのですが、田舎で暮らしていると、他人の気配に敏感になります。
煙突から煙が出ているので、ヘウォンが帰郷していることは、すぐに近所の者に知れました。

ヘウォンの同級生がふたり、地元にいます。
ヘウォンの帰郷を知ると、ふたりとも家に押しかけてきました。
ヘウォンは彼らと食事をします。


・ジェハ…幼馴染の男性。ヘウォンと違う都市の大学を卒業し、一度は就職していた。しかし帰郷後、小さな果樹園を始めている。
・ウンスク…幼馴染の女性。短大を出たあと、すぐに地元の農協へ就職した。ミソン里から全く出たことがなく、都会で暮らすのが夢。
・ヘウォン…ソウルの大学へ進学したが、教員採用試験に落ちて、現在、帰郷中。


ヘウォンはコンビニでバイトをしながら、自宅でひっそりと一人暮らしします。
彼・フンからの電話にも出ず、知らんふりをしました。

夜、ヘウォンの家の外で、物音が聞こえます。
この時期にはイノシシやシカが夜にふもとまで下りてくることが多く、その物音だと思われました。

ヘウォンのところへ、伯母がやってきました。
伯母宅でごちそうになって帰宅すると、ジェハが白い子犬を連れてきていました。
赤ちゃん犬で、ジェハは「五狗(オグ)」という名前だと言い、番犬にしろと置いていきました。
その夜、ヘウォンはオグを抱いて寝ます。


…ヘウォンの母がいなくなったのは、ヘウォンの大学入試が終わって数日後のことでした。
その日ヘウォンは母と、ささいなことで口喧嘩をしていました。
帰宅して母がいないと知り、伯母のところへ行ったヘウォンは、伯母が母から「ヘウォンを頼む」と言われたらしいと知ります。
母は置き手紙をしており(厳密には手紙を隠していた)、そこには「母が出て行った理由」が書かれていました。
しかしその当時、ヘウォンはその理由が全く理解できませんでした…。
(母が出て行った理由は、映画終盤で明らかに)

ヘウォンが4歳の時、両親はこのミソン里へ越してきて暮らしていました。
父の病気の療養のため、田舎暮らしをしていたのです。
父は間もなく亡くなりましたが、母は父の死後も都会へ戻りませんでした。
ヘウォンは不思議がり、都会暮らしをしたかったので、ソウルの大学を受けていました。
母がいなくなったと知った直後、ヘウォンに合格通知が届いたので、ヘウォンはソウルへ出ていました。


アズキを炊いて4色の餅ケーキを作ったヘウォンは、それをジェハとウンスクにふるまいます。
ジェハはヘウォンに、なぜ母親の消息を探さないのかと聞きますが、ヘウォンは聞き流しました。

【承】- リトルフォレスト春夏秋冬のあらすじ2

リトルフォレスト春夏秋冬のシーン2 ジェハの農園を覗いたヘウォンは、ジェハが本格的に農業をしていると知り、驚きます。
農業の知識は、父や仲間から教わり、ネットで調べたそうです。
ジェハが真剣に向き合っていると知り、ヘウォンは内心、あせります。


ヘウォンはマッコリを作り、ジェハとウンスクを家に呼びました。
ウンスクはジェハを狙っているらしく、ヘウォンに手を出すなというのですが、ジェハはなにかとヘウォンに接近してきます。
この日も、ジェハが先に到着して飲み始めており、酔ってヘウォンに絡んでいるところをウンスクにみられました。

酔っぱらったジェハは、ヘウォンに農業を始めた理由を話します。
都会へ出たジェハは、都会暮らしで却って農業のよさを知ったそうです。
覚悟を決めて帰郷し、地盤をかためようとしているジェハの姿を知り、ヘウォンは何も言えませんでした。
ヘウォンは都会から「逃げて」帰郷しているのです。

「逃げるように冬だけ避難」してきたヘウォンは、この土地で、田舎へ戻った答えを見つけようと、考えます…。


〔春〕

犬のオグが成長し、外の犬小屋で暮らし始めます。

春の到来とともにまず行なうのは、ジャガイモを植えることです。
新芽が出るころに、真っ先に行なう農作業です。

ジャガイモの芽が出たら、ほかの作物を植え始めます。時間との勝負です。
土をいじりながらヘウォンが思うのは、大学時代の友人のことです。

同級生の女子は都会出身で、肩に芋虫が落ちてくるとキャーキャー言っていました。
ヘウォンが虫を指でつまんで取って感謝されましたが、田舎育ちのヘウォンにとって虫は、恐れるものではありません。


春を迎えるころには、ヘウォンが里に戻ってきていることは、近所の人たちにとって「日常」になっていました。
母の消息を聞かれたり、鶏のプレゼントをもらったりします。
もらった鶏は飼育して、産んだ卵を取っていました。

農繁期になると、母との思い出に向き合うことが多く、ヘウォンはまだ心の整理ができません。
母がかつて作ってくれた、お好み焼きのことをヘウォンは思い出します。
母はそれを、「キャベツのチヂミ」といって、いかにも母が発明した料理のように言っていました。


キャベツ卵サンドを作って食べていると、郵便物が配達されます。
ヘウォンは受け取り拒否をしようとしましたが、差出人の名前も住所もないため、それを拒否されました。
手紙は母からで、昔、「大人になったらジャガイモパンの作り方を教える」という約束を果たすための、レシピが書かれたものです。
ヘウォンは複雑な気持ちでした。

なぜ自分が故郷に戻ったことを、母が知っているのかヘウォンは不思議がります。
伯母が怪しいのですが、確信は持てません。


〔夏〕

夏の暑さは、みんなにとって天敵です。
農作業に専念すると危険なので、警報のアナウンスが流れます。

ヘウォンはイライラしていました。親友のウンスクと喧嘩したのです。
喧嘩の内容は、些細なことでした。

農協の上司・部長の悪口を言うウンスクに対し、ヘウォンは「だったら(仕事がつらかったら)辞めれば?」と言ったのです。
ヘウォンの言葉を聞いて、ウンスクは怒りました。
辞められるならば、とっくに辞めていると言います。
「他人事だから、そんなふうに言えるのだ」とウンスクはヘウォンに投げかけていました。

【転】- リトルフォレスト春夏秋冬のあらすじ3

リトルフォレスト春夏秋冬のシーン3 ウンスクと仲たがいをしてむっとするヘウォンに、ジェハが昔の話をします。
ヘウォンは幼少期、いじめられていたことがあるのですが、ヘウォンは気にする様子ではなく、その毅然とした姿がかっこよかったと、ジェハは言いました。

いじめられていたことなど記憶にないヘウォンでしたが、徐々に思い出します。
幼少期、確かにヘウォンはいじめられていたのです。
ヘウォンの態度が変わるきっかけがあったのです。

ウンスクがヘウォンに愚痴を聞かせたのと同じように、かつての幼少のヘウォンは、母にいじめられていることを話したのでした。
すると母は「相手にすると、余計いじめられるよ」と答えたのです。
いじめっ子にとって楽しいのは「相手が傷ついているのを見ること」です。
だから、相手にしないことが一番効果的なのだと、母は答えました。

むっとしながらも当時のヘウォンは、母の言う通り「相手にしない」でいじめっ子を放置したのでしょう。
ヘウォンはクリーム・ブリュレを作っていくと、ウンスクに渡しました。
それを渡して仲直りします。
クリーム・ブリュレも、かつて母が自分の発明の料理のように、作ってみせた一品でした…。


高温注意報のアナウンスを聞き、真昼の暑さを避けて休憩していたヘウォンは、次第に母の気持ちを理解していきます。

昔ヘウォンは母に、農作業の合間に質問したことがありました。
病死した父に会いたくなることはないか、忘れたか、という質問をぶつけたヘウォンに、母は答えませんでした。
いまなら分かります。母は父に、会いたかったのです。


夜、ジェハと魚を捕りに行ったヘウォンは、弁当を作っていきました。
ジェハは弁当を喜びますが、ヘウォンは内心、複雑です。
ヘウォンは恋人のフンに弁当を作っていたのですが、フンは友だちに冷やかされ、嫌がっていました。
それがあり、ヘウォンは作るのをやめていました。

ジェハは都会で暮らしていたときの彼女と、別れたと言います。
ヘウォンがジェハに、田舎に戻ってきた事情を聞くと、「会社勤めをしていると、何のために生きているのか分からなくなった」という答えが返ってきました。


ウンスクが来ると、部長の話をします。
部長は異動が保留になったそうで、ウンスクは嘆いていました。
酒を持ってきたウンスクは、飲もうと言います。

あとでヘウォンは恋人のフンに電話をかけ、あらためて別れ話をしました。
試験合格のお祝いも告げます。
自分は都会から逃げたのではなく、故郷に戻っただけだと、ヘウォンは恋人に言いました。


〔秋〕

いよいよ貯金が心もとなくなり、ヘウォンは不安な気持ちになります。

ウンスクは部長にキレました。
職場の飲み会でカラオケに行った際、ウンスクは持っていたタンバリンで部長を殴ります。
幸いなことに、部長の異動が決まりました。
ウンスクは部長と別れることができ、職場を辞めずにすみます。

ジェハのところへ、元カノが遊びに来ました。
元カノを見たウンスクはショックを受け、告白する前に負けを認めています。

ウンスクの失恋をまぎらせるため、からいものを作って食べていると、ジェハがやってきました。
元カノに対し、ジェハは好きな人ができたと言ったそうです。
そうして遠ざけておきながら、ジェハは元カノに未練たらたらでした。

【結】- リトルフォレスト春夏秋冬のあらすじ4

リトルフォレスト春夏秋冬のシーン2 栗拾いをし、栗の甘露煮を作ったヘウォンは、ジェハの果樹園を見に行きます。
嵐が近づいており、ジェハはリンゴの収穫を急いでいました。
手伝いを頼まれますが、ヘウォンはすでに伯母に手伝いを頼まれています。

その場を去ろうとするヘウォンに、ジェハが「ソウルに帰らなくていいのか」と突然言いました。
ヘウォンが考えていたことではあるのですが、せかされているようで、ヘウォンはショックを受けます。
早くこの土地から立ち去れと言われているようで、ヘウォンは悲しくなりました。

嵐が来た日、ヘウォンは犬のオグを家の中へ入れて、雷からかばいます。
オグを抱きしめますが、それはヘウォン自身も心細いからでした。


嵐のせいで、伯母の田んぼの稲が倒れてしまいました。
嘆く伯母を手伝って、ヘウォンも倒れた稲を起こして縛る作業をします。

あとでジェハのところへ顔を出すと、果樹園にも被害が出ていました。
収穫前のリンゴが落ちてしまい、ジェハも落胆しています。
落ちたリンゴを持って帰ってジャムにしろと、ジェハはヘウォンに言いました。
腰が痛いと訴えるヘウォンに、ジェハは台風に耐えたリンゴを1つ、渡してくれます。

庭の柿を剥いて干したヘウォンは、自分がいつまでも大事なところから目をそらして生きている自覚がありました。
それは…母の置き手紙の内容を、理解した証でもあります。
母がいなくなった当初、ヘウォンはそれを読んでも理解できませんでした。
今なら分かります…。


夫と若くして結婚したことで、母はあきらめた夢がありました。
それを今こそやるべきだと思い、母は家を出て行くのだと書いていました。
この田舎へ引っ越したのは、病気の夫の療養のためでした。
夫の死後、ヘウォンを連れて都会へ戻らずに、母がここに留まったのは「娘のヘウォンに、この土地へ根をおろして生きてほしかったから」でした。
娘には、よりどころとなる土地を与えたかったのです。

ところが母の思いをよそに、娘のヘウォンは、都会へ行きたいと言い出し、都会の大学を受験しました。
そればかりではなく、受験後は田舎をばかにする発言をしていたのです。
それが、母は悲しかったのでした。
母にとっては、娘のヘウォンとの里の暮らしは、いわば「小さな森(リトル・フォレスト)」でした…。


母の置き手紙の内容を、今ならヘウォンも理解できます。
そしてヘウォンも、自分の「リトル・フォレスト」を探さなくてはならないと、気づいたのです。

決意をかためたヘウォンは、扉に手紙を挟み、ひそかに里を去りました。
干し柿を取り、食べながら去ります。


後日、ジェハがやってきて、手紙を読みます。
手紙には、最初に読んだ者(ウンスクかジェハ)が犬のオグの世話をしてくれと書かれていました。


…ウンスクとジェハは、2人で協力してヘウォンの庭の畑を世話しています。
ウンスクは「ヘウォンが逃げた」と言いますが、ジェハが否定しました。
「『定植』の準備をしに行ったのだ」と言ったジェハは、ヘウォンが本格的に、このミソン里に根をおろすために、身辺整理をしに行ったのだと告げます。

都会へ戻り、カフェで金を稼いだヘウォンは、春にあらためてミソン里に戻ってきました。
ジェハは気づいており、オグを連れてやってきます。
かわらを修理して本格的に住む支度を始めたヘウォンは、自転車で用足しから戻ってくると、家に人の気配がすることに気づきました。
ヘウォンは笑顔で近づいていきます…。
(母が帰宅したか)

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みんなの感想

ライターの感想

橋本愛さん主演で映画化された、五十嵐大介の人気コミックを韓国で再映画化。
ほんとにこのとおり。映画は、まんま日本映画の再現に近い。コミックの再現というべきか。
主演の女優さんも雰囲気が橋本愛さんに似てます。
韓国版のほうは料理に重きを置いておらず、ジェハ、ウンスクとのかかわりメイン。
どちらの映画も、景色がすごくきれい。
見て損はない、いい映画。

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