「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

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【転】– ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコのあらすじ3

ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコのシーン3

画像引用元:YouTube / ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコトレーラー映像

エミリーが別れのあいさつをルイスにすると、ルイスはエミリーを部屋まで追いかけると「人がどう思おうと構わない」と言い、その場で2人は体を重ねます。

ルイスとエミリーは互いの気持ちを確認し、ルイスは84年1月にエミリーに結婚を申し込みました。

【1884年】

妹たちの大反対を押し切って、ルイスはエミリーと結婚して北ロンドン・ハムステッドに引っ越しします。そこに小さな屋敷を得て、2人は暮らしました。

10歳年上のエミリーは、結婚するには高齢でした。それでも2人は幸せな結婚生活を送ります。

ルイスは週刊新聞の挿絵画家の仕事だけでなく、貴族の犬の肖像画を描く仕事もしました。得た金の一部は妹と母親に送金します。

そうやって最初の半年間、ルイスとエミリーはごく普通の結婚生活を送りました。

半年後、エミリーは医者に末期の乳がんだと診断されます。「楽しくなってきたのに」と思ったエミリーは、医者を見送ったあとの屋敷の庭にずぶぬれの子猫を見つけました。ピーターと名付けて飼い始めます。

当時、イギリスの貴族のペットといえば犬でした。「猫を飼う」と言うと、「ねずみとりのためか」と思われます。現にルイスはボクシング仲間のベンディゴにそう言われます。

社会が変わり始めていました。写真技術の向上で、新聞に挿絵ではなく写真の掲載比率がアップしてきていました。イングラム卿はルイスに仕事を減らすと詫びながら、「貴重な数週間を、奥さんのそばで過ごせ」と言います。

ピーターを可愛がり散歩先にも連れて行くエミリーのために、ルイスは猫のイラストをいくつも描きました。それをエミリーに見せると、エミリーは大喜びして今からイングラム卿にこのイラストを見せろと言い出しました。

ルイスはエミリーを変装させると、女性立ち入り禁止のゴルフ場に連れていきました。イングラム卿と会いイラストを見せます。イングラム卿は猫のイラストを評価し、クリスマス版の2ページに掲載すると約束します。

当時、猫は神話の神としてあがめられる一方で、魔術や罪の同類としてさげすまれてもいました。そんな猫にスポットライトを当てたルイスのイラストは、非常に大きな話題になりました。

それを機に、ルイスに猫のイラストの仕事が殺到しました。プライベートでは病状が悪化する妻のエミリーを抱えて悲しむルイスです。ルイスがエミリーに「君が世界を美しくしてくれた」と言うと、エミリーは「もともと世界は美しさで満ちている」と答えました。

病気が悪化したエミリーは、新年を待たずに亡くなりました。ルイスは愕然とします。

【1891年】

妻・エミリーの死を振り切るかのように、ルイスは仕事に没頭します。猫を描く仕事を片っ端から受けて、ルイスは絵を描き続けました。ルイスは驚くほどの成功をおさめ、ルイスによって猫の世間での立場は飛躍的にアップします。

貴族が猫を飼う時代になり、品評会も開かれました。ルイスはその審査員に就任します。

しかしルイスは絵を描く以外のことは、てんで駄目でした。エミリー亡き後の家は猫屋敷で、猫のフンだらけです。しかもルイスは交渉事が苦手で、新たに受けた仕事の版権を得ていませんでした。

妹のキャロラインがルイスを訪問して、妹のマリーの異常を告げます。マリーはハンセン病でしたが、それだけでなく統合失調症も患っていたのでした。ウェイン家は生活も貧しく、またロンドンにいづらくなりました。ルイスは古い友人でもあるイングラム卿に頭を下げて、居場所を提供してもらいます。

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