「ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

【結】– ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコのあらすじ4

ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコのシーン4

画像引用元:YouTube / ルイス・ウェイン 生涯愛した妻とネコトレーラー映像

イングラム卿に紹介してもらった別荘をベンディゴ・ロッジと名付けると、ルイスと母、妹たちは再び同居します。猫の世話も妹らがします。ルイスは生活費を稼ぐため、必死に働きます。

【1900年】

妹のマリーの病状はますます悪化しました。精神病院に送致されます。ルイスの妹たちは適齢期になっても結婚せず、またウェイン家の社会的地位は地に落ちていました。

このころ、ルイスとエミリーが飼っていた愛猫・ピーターが亡くなります。これにショックを受けたルイスは、何年もピーターの死を悲しみました。

ピーターの死が引き金となり、ルイスも次第に精神的に不安定になりました。「今度はアメリカで活躍して、アメリカの猫を助ける」と言い、渡米したがります。

そんなルイスを診た医者は、妄想癖があると診断しました。しかしこれだけでは精神病院に送れないと言いました。

【1907年】

意志を通したルイスは、渡米してニューヨークへ行きます。そこで新たな仕事を始めますが、ルイスの情緒不安定さに拍車がかかります。ルイスは、他の人間が猫に見える妄想に悩まされていました。

ルイスは有名な画家になっており講演会も開きますが、その講演会で「電気」についての妙な発言をして聴衆らを困惑させます。また部屋で無線のダイヤルを回す奇行もします。

仲が悪くなっていたキャロラインから、ルイスは手紙を受け取ります。インフルエンザで母親が亡くなったので、イギリスに戻ってきてほしいという知らせを受けたルイスは帰国します。帰国するために船に乗ったルイスは、沈没する妄想を見ておもらしをしました。部屋で立ったまま失禁し、半狂乱で叫ぶルイスを船員が見つけます。

【1914年】

妹のマリーもインフルエンザで亡くなりました。イングラム卿は持病の通風が悪化して倒れます。

この頃、ルイスはバスに乗っていて頭から転落し、昏睡状態に陥りました。意識を回復した際に「1999年の未来を見てきた」と言い、未来派の猫を描きます。未来派の猫は人気を博します。

ルイスは病気のキャロラインと会います。瀕死のキャロラインは「あなたは私の誇り」と兄に言い、2人は和解します。

ルイスは統合失調症を患います。貧しい暮らしなのできちんとした病院には入れずに、精神病院の貧困者用の病棟に収容されました。そこでルイスは絵を描いています。

(映画冒頭のシーンが、ちょうどこの時代です)

【1925年】

精神病院の視察のために、ダン・ライダーがやってきます。ライダーはルイスの存在に気づき、昔ポメラニアンを描いてもらったとルイスに話します。

ここで幸せかとライダーが問うと、ルイスは「猫がいない。外の世界が見えない」と話しました。ルイスは「私は失敗した。私は、彼女(エミリー)の期待に応えられなかった」としてぽろぽろと涙をこぼします。

ライダーはルイスに、エミリーがルイスに絵を描くことを求めたのは、絵を描くことで他者と繋がれると知っていたからだと話しました。それをエミリーが望んでいたのだと教えます。

ライダーはルイスが貧困者用の病棟にいることを世界中に発信し、ルイスを救うための支援を求めました。それを知ったルイスのファンたちが結集し、活動を開始します。SF作家の巨匠H・G・ウェルズもラジオで呼びかけました。

世界中から寄付が集まりルイスは晩年、結婚生活を送ったハムステッドの近くの郊外で暮らしました。

自分の絵日記を開いたルイスは、そこに亡き妻・エミリーが自分の肩掛けの切れ端を挟んでいることに気づきます。それを見たルイスは、立ち上がって外へ出ていきます。

本当に外を歩いているのか、はたまた妄想か(たぶん妄想)、ルイスはエミリーと過ごした湖のそばまで移動して、エミリーのことを思い出しました。

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