「ル・アーブルの靴みがき」のネタバレあらすじと結末の感想

ル・アーブルの靴みがきの紹介:長編としては、前作より5年ぶりのカウリスマキ監督作。市井の人の日々の営みや、優しさや人情を淡々としたカウリスマキ節で描いた物語。カウリスマキ最高傑作との呼び声も高い作品で、キャッチコピーは“心をみがけば、奇跡はおこる。”
本作を1作目とし、港町を舞台とした三部作になる構想がある。

予告動画

ル・アーブルの靴みがきの主な出演者

マルセル・マルクス(アンドレ・ウィルム)、アルレッティ( カティ・オウティネン)、モネ警視( ジャン=ピエール・ダルッサン)、イドリッサ(ブロンダン・ミゲル)

ル・アーブルの靴みがきのネタバレあらすじ

【起】- ル・アーブルの靴みがきのあらすじ1

北フランスの港町ル・アーブル。靴みがきが生業のマルセルは、愛妻のアルレッティや忠犬ライカと慎ましくも平穏に暮らしていました。パン屋のイヴェットや、弟子のチャング、バー経営のクレール、町には多くの仲間もいます。
ある日、アフリカから不法移民を乗せたコンテナが港に辿り着き、警察に発見されてしまいます。コンテナの中から少年のイドリッサが抜け出し、機動隊が彼に銃を向けました。警視のモネが「まだ子供だ」と場を制した隙に、イドリッサは逃亡します。その後マルセルが港で休憩していると、湾に逃込んだイドリッサに出会いました。そこへモネ警視が捜索に来た為、マルセルは知らぬフリをして港を後にしました。
その夜マルセルが帰宅するとアルレッティが腹痛を訴え、イヴェットが車で病院に運んでくれました。アルレッティは余命宣告を受け、覚悟を決めました。しかし子供のような夫には、病状を内緒にしてほしいと医師に頼みこみます。

【承】- ル・アーブルの靴みがきのあらすじ2

イドリッサのことが気になったマルセルは、再会を果たし彼を匿うことにしました。イドリッサが母親のいるロンドンを目指していると知ったマルセルは、彼をロンドンへ行かせたいと思いますが、近所の住人がイドリッサの存在を警察に密告した為、マルセル達は追われる身となります。それでもマルセルは仲間の協力のもと、難民センターに収容されたイドリッサの祖父に会いに行くことができました。祖父はイドリッサをロンドンに届けてほしいと懇願し、マルセルは約束します。
感謝の現れでしょう、イドリッサは言葉にせずとも、家事などを率先して行いました。賃金を稼ぐ為にもマルセルの留守中に、靴みがきに出たイドリッサでしたが、目撃者に通報されてしまいます。そこへチャングが現れ、彼を助けました。マルセルの仲間たちは、どんな時も味方をしてくれるのでした。

【転】- ル・アーブルの靴みがきのあらすじ3

アルレッティは病状が悪化し、日々痩せていきます。余命は残り数日と感じ、マルセルに死に際は見せまいと、見舞いは2週間後にしてほしいと話します。すぐに退院できると信じているマルセルは、アルレッティの申し出を真に受けました。その頃、モネ警視の捜索は激しくなっていきます。
マルセルはロンドン行のトロール船にイドリッサを乗せようと、漁師に交渉します。手間賃として3,000ユーロが必要だと言われたマルセルは、なんとかお金を工面しようと皆に相談し、慈善コンサートの開催を決めました。かつて人気のあったリトル・ボブのコンサートを興行したいのですが、ボブは妻と別れてから歌うことを辞めていました。それでもマルセルはあきらめず、ボブと妻を再会させ、いざコンサートの実現に至ります。思惑通り、コンサートは大盛況。しかし警察は、マルセルの計画を全て掴んでいたのです。

【結】- ル・アーブルの靴みがきのあらすじ4

マルセル宅や、イヴェットの店に家宅捜索が入りました。それでも操作の目をかいくぐり、イドリッサを船まで届けます。この時に手伝ってくれたのも仲間達でした。しかし船に隠れたイドリッサは、モネ警視に見破られてしまいます。そこへ警察も到着しましたが、危機を脱した船はイドリッサを乗せロンドンへ出航しました。最後はモネ警視がイドリッサをかばったのです。
大仕事を終えたマルセルが久々に病院へ行くと、病室にアルレッティの姿がありません。焦ったマルセルは医師の元へ連れて行かれ、絶望していましたが、そこには元気になったアルレッティがいたのです。驚くことにアルレッティの病気は消えてしまいました。アルレッティは病衣ではなく、お気に入りの黄色いワンピースを着て微笑んでいました。奇跡が起きたのです。
二人が家路へつくと、庭のか細い桜が満開に咲き誇っていました。二人に起きた奇跡を祝うかのように。

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