映画:レジェンド&バタフライ(THE LEGEND & BUTTERFLY)

「レジェンド&バタフライ(THE LEGEND & BUTTERFLY)」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

レジェンド&バタフライの紹介:2023年1月27日公開の日本映画。戦国時代を生き抜いた武将、織田信長と彼を支えた妻の濃姫の30年を描いた東映70周年記念作品。「るろうに剣心」シリーズの大友啓史が監督を務め、「コンフィデンスマン JP」シリーズの古沢良太が脚本を手掛けた。織田信長を演じるのは、「織田信長 天下を取ったバカ」で信長を演じた経験を持つ『マスカレード・ホテル』の木村拓哉。信長の妻、濃姫を『はい、泳げません』の綾瀬はるかが演じた。

レジェンド&バタフライ(THE LEGEND & BUTTERFLY)の主な出演者

織田信長(おだ のぶなが) – 木村拓哉 濃姫(のうひめ)/ 帰蝶(きちょう) – 綾瀬はるか 福富平太郎貞家(ふくずみ へいたろう さだいえ) – 伊藤英明 各務野(かがみの) – 中谷美紀 斎藤道三(さいとう どうさん) – 北大路欣也 明智光秀(あけち みつひで) – 宮沢氷魚 森蘭丸(もり らんまる) – 市川染五郎 木下藤吉郎(きのした とうきちろう)/ 豊臣秀吉(とよとみ ひでよし) – 音尾琢真 徳川家康(とくがわ いえやす) – 斎藤工 滝川一益(たきがわ かずます) – 増田修一朗 丹羽長秀(にわ ながひで) – 橋本じゅん 柴田勝家(しばた かついえ) – 池内万作 林秀貞(はやし ひでさだ) – 本田大輔 佐久間信盛(さくま のぶもり) – 浜田学 森可成(もり よしなり) – 武田幸三 前田犬千代 (まえだ いぬちよ)/ 前田利家(まえだ としいえ) – 和田正人 池田勝三郎 (いけだ かつさぶろう)/ 池田恒興(いけだ つねおき) – 高橋努 長谷川橋介(はせがわ きょうすけ) – レイニ 蜂屋頼隆(はちや よりたか) – 野中隆光 すみ – 森田想 織田信秀(おだ のぶひで) – 本田博太郎 生駒吉乃(いこま きつの) – 見上愛 平手政秀(ひらて まさひで) – 尾美としのり

レジェンド&バタフライ(THE LEGEND & BUTTERFLY)のネタバレあらすじ

【起】– レジェンド&バタフライ(THE LEGEND & BUTTERFLY)のあらすじ1

レジェンド&バタフライ(THE LEGEND & BUTTERFLY)のシーン1

画像引用元:YouTube / レジェンド&バタフライ(THE LEGEND & BUTTERFLY)トレーラー映像

コオロギの死骸のところにカマキリが現れます。それを箒で掃いて清める城下では、慌ただしい人の出入りがあります。

【天文18年(1549年) 春

尾張国 那古野城】

太鼓が大きく叩かれ、那古野城では大勢の軍隊が城内を動いています。城の奥では城主の息子である織田信長が貧乏ゆすりをしています。幼少期から自分に仕えている小姓の前田犬千代や池田勝三郎たちに、信長は自分の衣装を着せてもらいます。

「犬(犬千代のこと)、眉が太すぎる」「(髷を)もっと太う高く巻き上げろ」と細かく指示し、「帯はつまらんな。縄にせよ」と言うと、赤くて太い縄を腰に巻きました。指示されたとおりに信長の周囲では、小姓が信長の支度に精を出しています。

犬千代が「頬に刀傷を描いたらどうでしょう」と提案しますが、信長は却下しました。着物を羽織った信長が片肌を脱いでみせると、小姓たちは素晴らしいともて囃します。

そこへ家臣が顔を見せて、「参られました」と信長に報告しました。信長は櫓にのぼると、二頭立波紋の家紋を掲げてやってくる一団を見守ります。先頭にいるのは福富平太郎貞家で、彼らは美濃の戦国大名・斎藤道三の娘・濃姫と共にやってきたのです…。

(映画タイトル)

那古野城では、信長と濃姫の祝言の儀が執り行われます。誰もしゃべらずしんと静まり返っているなかで、粛々と儀が進みます。

濃姫は終始うつむいていました。濃姫の筆頭侍女・各務野が「お濃殿、まずは一献を」と三々九度を言われます。濃姫は無言で盃を干しました。その顔をちらちらと見ながら信長は、父・織田信秀に言われたことを思い出していました。

…(過去の回想)信秀は信長を呼ぶと「病を得とる」と告白します。信秀が死ぬと混乱が予想されるので、その前に信秀は戦っていた斎藤の「山城と和議を結ぶことにした」と話しました。「マムシ(斎藤道三)の娘」が結婚相手だと信長は聞かされます…。

続いて信長も盃を干しますが、弱い癖に粋がって煽るため信長はむせます。それを見た濃姫もまた、父親のことを思い出していました。

…(過去の回想)濃姫は父・道三に「そなたの兄(義龍)はいずれ謀反を起こす」と話していました。その前に美濃と尾張が和議を結んだと言い、結婚相手の信長は「尾張のうつけ者」と聞かされていました…。

祝言が終わると、信長を取り巻く小姓たちは濃姫の美しさを褒め称えていました。さらには濃姫の乳房が大きいと喜んで話題に出し、信長のこともおだてます。

信長は勇んで例の格好(映画冒頭の、腰に赤くて太い縄をあしらった着物)で濃姫の閨にやってきました。各務野の前を通って濃姫の部屋に入ります。

濃姫の近くに座った信長は、盃を差し出しました。濃姫はお酌をします。それを飲み干した信長は布団にうつ伏せになると、「肩を揉め」と命じました。濃姫は肩を揉みます。「強く揉まんか」と言われたので濃姫が強く揉むと、痛かったらしく信長は飛び起きました。次は足を投げ出して、足を揉めと命令します。

濃姫は信長に、何ゆえ酒を注いで肩を揉まねばならないのかと文句を言います。妻だから当然だと信長が言うと、濃姫は「長旅で疲れているのはこっちじゃ」と答えました。

さらに濃姫は信長の格好を指摘します。信長が「今めかしいいでたち」と言うと、濃姫は「わっぱ(子ども)じゃ。醜くみっともない」と笑いました。それがもとで口論を始めた信長と濃姫は、取っ組み合いまで始めます。信長は濃姫をこてんぱんにしたかったのですが、武芸に秀でている濃姫のほうが一枚も二枚も上手でした。信長は組み伏せられ、痛めつけられます。

濃姫の部屋の外では各務野や貞家など濃姫のお供が控えており、信長についてきたお供の小姓も外で待機していました。部屋のなかから聞こえる信長のうめき声を聞いて、双方ともに最初は房事の声と思っていました。信長が敏感だとか濃姫が激しいとか噂をし、「当たっとる」「折れる」「死ぬ」という声が部屋から聞こえますが、信長が「出あえ」と苦しい声で言ったので家臣たちは踏み込みました。信長は濃姫に組み敷かれていました。各務野が慌てて濃姫を引き離します。

実は濃姫はこれが三度目の婚姻でした。過去の二度の結婚は、いずれの夫とも濃姫は死別していました。いずれにせよ、とんだはねっかえりの濃姫と結婚した信長は救出されたものの、濃姫のことを毒づきながら貧乏ゆすりをしていました。小姓らに「なんじゃその目は」と八つ当たりします。

【天文20年(1551年) 春

万松寺 父・信秀の葬儀】

信秀が亡くなりました。信秀の葬儀が営まれているところへ信長がやってきます。信長は位牌を一瞥すると焼香をし、その香を高くまき散らします。

城内では濃姫が武道の稽古に励んでいました。信長が通りかかると濃姫が睨んできたので、「誰か殺したい奴でもおるんか」とからかいました。信長は鷹を自慢し、山鳥を持ち帰るから鍋の用意をしておけと言います。濃姫が「分けるほど猟の成果はないだろう」と言い返し、自分の国では鷹を使って狩りをすることなど「道楽」、「わらわならば、弓で捕(とら)まえましょう」と言いました。それを聞いた信長は濃姫を山へ連れて行き、弓で勝負をすることにします。

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