映画:レジェンド&バタフライ(THE LEGEND & BUTTERFLY)

「レジェンド&バタフライ(THE LEGEND & BUTTERFLY)」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

【承】– レジェンド&バタフライ(THE LEGEND & BUTTERFLY)のあらすじ2

レジェンド&バタフライ(THE LEGEND & BUTTERFLY)のシーン2

画像引用元:YouTube / レジェンド&バタフライ(THE LEGEND & BUTTERFLY)トレーラー映像

信長は小姓らを引き連れて雉を狙いますが、小姓のひとりが誤ってドラを鳴らしたので雉が飛び立ちました。それを濃姫が弓で射ぬき、濃姫のお供の貞家が「お見事!」と言います。その後も濃姫は立て続けに山鳥を仕留めますが、信長は全く成果がありません。

その矢先、シカを見つけた信長はいい獲物だと思い追いかけました。濃姫もあとを追います。信長が狙いを定めて弓を射ようとすると、足を踏み外して絶壁から落ちそうになります。木の根に捕まって崖からぶら下がる信長を、濃姫が助けました。信長は「このことは他言無用じゃ」と口止めします。

濃姫は笑っていました。信長が聞くと、濃姫は「海じゃ」と嬉しそうに言います。濃姫の住む美濃には海がないのです。「水運は富をもたらす」と言うと、濃姫はいずれ尾張の港を手中に納め「海の向こうの異国へ行ってみたい」と言います。「南蛮か、行ってどうする」「そこにはなにがある」と信長が聞くと「知らん。ただ無性に行ってみたいのじゃ」と濃姫は答えました。濃姫は崖から見える海の景色を見つめ、信長はそんな濃姫を見守ります。

【弘治2年(1556年) 清洲城改修】

城の下には土台となる大きな石が運ばれていました。多くの人が改修に駆り出されています。その様子を見ていた濃姫に、信長の側室・生駒吉乃が「お方様に真っ先にお伝えしたいことがある」と近寄ってくると、「殿のやや子をみごもりましたでござる」と報告しました。濃姫は「めでたいこと。大儀じゃ」と祝福します。

濃姫が城に帰ると、信長は出陣の支度をしていました。それを見て濃姫は和議を反故にするのかと問い詰めます。すると信長は、濃姫の父と兄がいくさを始めたことを話し、信長は濃姫の父を助けるために行くのだと教えました。濃姫は「わらわも行く」と言います。

そこへ早馬が到着すると、濃姫の父・道三が討ち死にしたという知らせをもたらしました。濃姫はショックを受けて部屋に戻ると、自害しようとします。父が亡くなったいま人質(和議)としての役目はなくなり、むしろ「敵の妹」となっていることを話します。懐刀を自分の首に当てようとする濃姫を止めた信長は、「おぬしの役目は、わしの妻じゃ」と声をかけました。濃姫を止めて刀を奪い取ると、貞家に「よう見張っとけ」と声をかけます。

【永禄3年(1560年)5月18日】

信長は軍議を開いていましたが、いい案が思いつきません。敵である今川義元が鳴海城、沓掛城を落として尾張を狙おうとしているのです。既に国衆の離反が起きており、織田軍の総大将である信長は家臣に命令を出すべき局面なのですが、まったくの手づまりでした。

軍議を終えて家臣を解散させた信長のところへ、濃姫がやってきます。弱気になっている信長に対し、濃姫は「座して死を待つより、今川義元の首めがけて駆け寄れ」「敵の身になって急所を考えてみればいい。敵は必ず勝つと思っていやる」と鼓舞します。

「砦で迎え撃つと見せかけて、桶狭間で待ち伏せするのか」と返した信長に、濃姫は「各務野は予報を外さぬ。明日は雨じゃ。人馬の足音も消されよう」と答えました。秘策を得て勝機が見えてきた信長が声高に家臣に言おうとするのを制して、「ひとりで昂っても逆に冷めてしまうわ」と、兵を鼓舞するために効果的な言霊の出し方まで助言します。あとでそばにいた家臣に濃姫は、信長がひとりで考えて決断したと言えと命じます。

信長が戦に出陣するあいだ、濃姫は待ちました。帰ってきた信長は勝利の笑顔を見せると、「皆の者、次は美濃じゃ。美濃を取り戻そうぞ」と家臣に声をかけます。

【永禄10年(1567年) 秋 美濃】

その宣言どおり、信長は美濃を取り返しました。自分の支配下に置いた美濃へ濃姫とともに出かけた信長は、その地に新たな呼び名を考えました。「岐阜」という名に変えると言い、濃姫には「鷺山を与えよう」と話します。

「好かん男の人質としての役目は終わった」と信長が言うと、濃姫は「ほんなら離縁じゃの」と答えます。自分から言いたくない信長が「おぬしのほうから申せ」と濃姫に話し、濃姫も「それは筋違いじゃ」と嫌がりました。互いに小さく揉めていると、そこへ臣下がやってきて「足利義昭を擁して京へ上洛し、ともに幕府を立ち上げようと和田惟政が言っている」ということを伝えました。濃姫はそれを聞いて「お前さまこそやるべき」とハッパをかけ、信長もその気になりました。「包囲網を敷かれるより先に道を素早く確保すべきだ」と行動します。

その後も濃姫は信長のよき助言者となり、ふたりは馬を走らせながら談笑します。

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