「佐々木、イン、マイマイン」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

佐々木、イン、マイマインの紹介:2020年製作の日本映画。初監督作「ヴァニタス」がPFFアワード2016観客賞に輝いた新鋭・内山拓也の青春映画。俳優を志して上京しながらも、鳴かず飛ばずの日々を送る三谷悠二はある日、高校の同級生と再会。これを機に当時、彼らの間で絶対的な存在だった佐々木の記憶が蘇る。出演は「止められるか、俺たちを」の藤原季節、「歩けない僕らは」の細川岳、「37セカンズ」の萩原みのり、「初恋」の小西桜子。

あらすじ動画

佐々木、イン、マイマインの主な出演者

石井悠二:藤原季節 佐々木:細川岳 ユキ: 萩原みのり 多田: 遊屋慎太郎 木村: 森優作 一ノ瀬灯: 小西桜子 苗村: 河合優実 吉村: 井口理 (King Gnu ) 佐々木正和: 鈴木卓爾 須藤: 村上虹郎 タカミ:柳田ありす

佐々木、イン、マイマインのネタバレあらすじ

【起】– 佐々木、イン、マイマインのあらすじ1

佐々木、イン、マイマインのシーン1

画像引用元:YouTube / 佐々木、イン、マイマイントレーラー映像

2019年。

散らかった部屋に佐々木がひとり、ゴミの隙間に座っています。佐々木はその部屋でタバコを吸っていました。

石井悠二はバスの後部座席に座ると、足でリズムを取っていました。高校時代に佐々木がコールに応えて全裸で踊り始める姿を思い起こしながら、石井は舞台に立ちます…。

(映画タイトル)

(以後この映画は時系列があちこちに飛ぶ形で、話が進んでいきます。あらすじでは把握しやすいよう、整理してお届けします)

2009年。山梨県。

高校3年生の石井悠二は部活動を引退してから、日々を持て余していました。そんな石井が仲良くなったのは、クラスメイトの男子生徒・佐々木、多田、木村です。石井はこの3人と放課後、2台の自転車に分乗(2人乗り×2台)して帰りました。家人がほとんど帰らない佐々木の家に転がり込んでは、そこで遊びます。

石井は祖母・タカミと暮らしていました。高齢のタカミは家事をするのもひと苦労で、全自動洗濯機で洗濯したまま、干さずに洗濯槽のなかに入れっぱなしの洗濯物が放置されています。そのせいで石井の着ている服は、よく生乾きの臭いがしました。多田や木村にそれを茶化されることがあります。

佐々木は父親と2人暮らしでした。父親はときどき帰ってきますが、またすぐ出て行ってしまいます。佐々木はカップ麺を食べて過ごしていました。

いつものように4人が佐々木宅で遊んでいると、佐々木の父親が顔を出しました。父親は買ってきた刺身を食べろと言って置くと、印鑑を持って出て行きました。そのあいだ、石井らは黙って佐々木と父親を見守っていました。去ったあと佐々木が「父が女を連れ込まなくてよかった」と冗談を言いますが、石井たちは笑えません。

そのあと4人はバッティングセンターへ行って遊びました。4人はそのバッティングセンターによく通いますが、同じ人物がずっと1位の記録をキープしていました。

佐々木はノリのよさでクラスの人気者です。「佐々木、佐々木」と手拍子でクラスメイトが佐々木コールをすると、佐々木はその手拍子に乗って机の上に乗って服を脱ぎ全裸になって踊ります。それで佐々木はクラスの男子に人気がありますが、女子生徒からは嫌がられていました。

女子生徒は先生を呼んで佐々木を注意してもらおうとしますが、先生がやってくると佐々木は服を着るどころかそのまま全裸で廊下に出て走って逃げ出します。

秋も深まり、そろそろ高校卒業後の進路を決めねばならない時期になりました。石井はなにをすればよいか決めかねていました。ただ漠然と東京へ出ようと思っていましたが、大学へ進学するのか、どういう職に就くのかは決めていません。

石井が佐々木の家で佐々木と2人でいたとき、ボクシング映画を見ながら佐々木が「役者をやれば」と言ってきたことがありました。演技などできるわけがないと石井が言うと、佐々木は「できるからやるんじゃない。できねえから、やるんだよ」と言いました。それを聞いた石井は背中を押されたような気がします。

佐々木が家で寝ていると、父親が帰ってきてテレビゲームをしていました。起きた佐々木が父親を誘い、1回だけ2人でゲームします。そのあと父親はまた仕事に出かけました。

多田と喧嘩になった佐々木は、バスケで決着をつけようとします。しかし元バスケ部の多田に対し、佐々木は元美術部でした。まるでかないません。負けて悔しがる佐々木は、石井に進路の話を振りました。石井はまだ決めかねています。

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