映画:名も無い日

「名も無い日」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

名も無い日の紹介:2021年6月11日公開の日本映画。映画監督・写真家の日比遊一の実体験を基にした人間ドラマ。次男・章人の訃報が入り、カメラマンとして海外で長年暮らす長男・達也は故郷・名古屋に戻る。三男・隆史ともども現実を受け止めきれず、達也はカメラを手に、過去の記憶を探るように名古屋を巡る。写真家としても活躍する永瀬正敏が長男・達也を、自ら破滅へ向かっていく生活を選んだ次男・章人を「エルネスト もう一人のゲバラ」のオダギリジョーが、兄たちを支えてきた三男・隆史をロックバンドRIZEのメンバーで俳優の金子ノブアキが演じる。劇映画に熱田神宮が登場するのは本作が初。2021年5月28日より愛知県・三重県・岐阜県にて先行ロードショー。

名も無い日の主な出演者

小野達也(永瀬正敏)、小野章人(オダギリジョー)、小野隆史(金子ノブアキ)、明美(今井美樹)、小野真希(真木よう子)、稲葉一男(井上順)、稲葉奈津子(藤真利子)、直子(大久保佳代子)、八木(中野英雄)、稲葉奈々(岡崎紗絵)、伊藤久子(木内みどり)、小野スエ(草村礼子)

名も無い日のネタバレあらすじ

【起】– 名も無い日のあらすじ1

名も無い日のシーン1

画像引用元:YouTube / 名も無い日トレーラー映像

名古屋市で毎年6月5日に行われる、熱田まつりが行なわれています。従姉妹の稲葉奈々が小野達也を車で、宿泊先のホテルまで送ろうとしています。礼を言った達也は「その先でおろしてくれ」と頼みました。「ちょっと歩きたいんだわ」と言われたので、奈々は車を停めました。達也は土産を渡します。奈々は、明日自分の家へ来てくれと頼みました。「母がちょっと参っているみたいで」と重ねて頼むので、達也は顔を出すと答えます。

夜の街を歩きながら、達也は昔のことを思い出していました。達也の家は、名古屋市熱田区の住宅街にありました。両親と三人の兄弟が暮らす家は、今もまだ残っています。家の前まで行った達也は、カギを開けるために割られた玄関のガラス窓を見ました。しかしそれ以上踏み込むことができず、そのまま引き返します。

ホテルに戻った達也は、部屋でビールを何本も飲みます。ビジネスホテルの部屋をノックしたのは、同じホテルに泊まっている三男・隆史でした。隆史は達也に、警察に行くのは明日で時間厳守だと話します。昔話をした隆史は、あとでゆっくり話したいと言いました。

達也の顔を見たビジネスホテルの初老の女性店員・伊藤久子が、達也に話しかけます。久子は、達也の同級生だった秀行の母親でした。達也がアメリカから帰ってきていると知ると、久子はぜひ息子に会いにきてくれと頼みました。達也は約束します。

長男の達也は学生時代から、自由奔放に暮らしていました。校則違反であっても自転車で学校に通う達也は、卒業後は自分の夢を追ってアメリカへ渡りました。昔から好きだったカメラを携えて、ニューヨークでカメラマンとして成功しています。

次男の章人は、心優しい子でした。生き物の世話をするのが好きで、三人の中で一番しっかりしています。

三男の隆史は、兄弟の中で唯一結婚していました。真希という奥さんとの間には、まだ子どもはいません。

アメリカから久しぶりに帰国している達也は、昼間に街へ出てカメラで撮影をしようと思います。被写体を見つけてカメラを向けレンズを絞ってピントを合わせるのですが、シャッターを切ることができません。神社や周辺をめぐってぶらぶら歩いたものの、まったく撮影はできませんでした。それでも達也は左手に、常にカメラを携えています。

自宅の前まで到着したものの、達也はやはり家に入ることができませんでした。家は外観も荒れています。しげしげと眺める近所の人と目が合い、達也は「今回はいろいろとご迷惑を」と話しかけますが、相手は無視してすぐ去っていきました。

達也は祖母の見舞いに行きます。祖母は達也の顔を見ると、章人のことを嘆きます。心の優しい子だったと章人のことを振り返った祖母は、提灯を最近見かけなくなったと話しました。昔はどこの家でも使っていたのに、古いものはどんどん忘れられていくのだろうかとぼやきました。そんな祖母に、達也はスノードームを土産だと言って渡します。

病院を出た達也は、川のそばを歩きます。昔、次男の章人が川をいっしょに見ながら、兄の達也に声をかけます。川面に映った光が、まるで提灯の灯のようだと言った章人は、アメリカへ行っても毎年の熱田まつりの時期には戻ってこいと話しました。振り返った達也は、きつね面の少年をそこに見た気がしました。きつね面の少年は、神社の鳥居へ一目散に駆けていきます。

達也たちの両親は、ともに50代で亡くなっています。父・勤、母・光子の墓参りに兄弟三人で出かけた折に、次男の章人が達也に「僕、一度ニューヨークへ行きたいわ」とせがんだことがありました。そんなことを達也が思い出していると、三男の隆史から電話がかかります。隆史たちは叔母夫妻のところへ、もう顔を出しています。

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