「向かい風」のネタバレあらすじと結末の感想

ヒューマンドラマ

向かい風の紹介:2011年制作のフランス・ベルギー合作映画。突然妻が失踪してしまい、子供たちを連れて故郷に戻った夫が、前に進もうとする姿を描いている。ジャリル・レスペールが監督を務め、ブノワ・マジメルやオドレイ・トトゥ出演で贈る作品。

予告動画

向かい風の主な出演者

ポール・アンデレン(ブノワ・マジメル)、サラ・アンデレン(オドレイ・トトゥ)、ジョセ(イザベル・カレ)、アレックス・アンデレン(アントワーヌ・デュエリ)、ジャスティーン(マリエ・アンジュ・カスタ)

向かい風のネタバレあらすじ

【起】- 向かい風のあらすじ1

無名の作家・ポールは、邪魔の入らない夜に執筆活動をしています。朝はクタクタなのに、妻のサラが子供たちを送るように言ってきます。
サラは医者の家系であり、子供たちを救っていました。夫と口論となって、サラはもう耐えられないと言います。
夜になりますが、サラは帰って来ませんでした。心配する子供たちを見て、ポールは直ぐに仲直り出来るからと説明します。しかし、職場や友人に電話しますが、サラの居所は分かりませんでした。
ヤケを起こしたポールは、夜に酒を飲んで若者に絡みます。若者にボコボコにされ、ザビエルは子供たちを置いて飲みに行くことは危険だと注意します。
義理の父からは訴えられ、ポールは容疑者にされてしまいます。しばらくして、警察が調べた結果、ポールは容疑者から外されます。
子供たちは痩せていく一方で、金も尽きてしまったことから、ポールは故郷に戻ることにします。兄のアレックスが仕事の面倒を見てくれるのです。また、実家の空き家に住むことにします。
引っ越しをしてきた時、ポールはサミールという男性と出会います。彼は、ここの学校が良いところだとマノンに説明してあげます。マノンはポールの娘で、クレメンはマノンの兄になります。
アレックスとの共同経営で、ポールは教習所で働きます。そこで訓練生のジャスティーンと出会います。

【承】- 向かい風のあらすじ2

昼間は仕事をして、夜は壁を塗っていたことから、ポールは寝過ごしてしまいます。クレメンから役立たずと怒られます。
アレックスの妻・ローレは、クレメンやマノンを可愛がります。アレックスも子供が好きで、二人を可愛がります。アレックスとローレは子宝に恵まれませんでした。
ジャスティーンは訓練中に、いいものを見せてあげると、ポールを海に誘います。そこで彼にキスをします。
こんなことは初めてで、ポールは欲求を抑えきれずに彼女を押さえ込みます。ジャスティーンはやめてと拒絶し、ポールは謝罪します。
それからポールの家には無言電話がかかってくるようになります。警察に止めるように言って欲しいと相談します。
サミールには、ヤミンという息子がいました。ヤミンはクレメンと同じクラスで、久しぶりに父と会います。ポールたちとサミールたちは、浜辺で2時間サッカーをして遊びます。
翌日、学校には警察が来ていました。ヤミンが行方不明になり、サミールの元妻が訴えたのです。ポールは警察から聞かれますが、ヤミンやサミールのことは知らないと答えておきます。
ポールはブランコの前で座り込みます。妻のことを考えながら、ただじーっとしているのです。クレメンはその姿を窓越しに見ます。

【転】- 向かい風のあらすじ3

ポールはジャスティーンに、この間のことを謝ります。そして妻を愛しているから、これ以上の関係は無理なのだと伝えます。
妻が失踪したポールのことは、町でも話題になっていました。ジャスティーンも知っていました。同級生に会えば、妻のことを話されて、ポールは聞きたくありませんでした。
サミールたちと会っていたことが、警察にバレてしまいます。ポールは召喚状を言い渡されます。
容疑者にされていたことを追求され、サミールたちと遊んでいたことを警察に聞かれるポールでした。
サミールから電話がかかってきて、ポールは家で話し合おうと提案します。ポールの時代のラップを流し、サミールもヤミンも大盛り上がりです。
ポールは、逃亡しようだなんて考えない方が良いと、サミールに助言します。そしてヤミンを母親の元に連れて行きます。ポールはサミールにも息子が必要であり、逮捕しないほうが良いと母親に助言します。
警察はサミールの居場所を見つけて踏み込みます。手錠をはめて連行していると、サミールは警官をふりほどいて逃げていきます。道路に飛び出したサミールは車に轢かれてしまいます。
苦しまずに亡くなったと警察から言われても、ポールは納得出来ませんでした。
父が病気で苦しんている時も、お葬式の時もポールは帰って来ませんでした。なぜなんだと、酔っ払ったアレックスは怒ります。ポールは、父が母親や自分たちに酷いことをしたからだと説明します。
アレックスは、ローレが浮気しているのだと打ち明けます。それを町で知らなかったのは、自分だけだったと悲しみます。別れるのかどうなるのか、怖いのだとアレックスは言います。

【結】- 向かい風のあらすじ4

大雨の中の教習で、訓練生が事故を起こしてしまい、ポールは兄に怒られます。アレックスはポールのせいで、警察に事情聴取はされました。それにポールは訓練生と関係を持つし、何なんだとキレます。ポールはもういいと辞めることにします。
訓練生の女性と知り合い、ポールは小説を読んでもらえます。彼女は金に困っておらず、大切に使ってくれるならと、住んでいる海辺の家を貸したいと言います。
ポールは兄に謝罪をし、年齢からしても最後のチャンスだからと、実家を引き払ってはどうかと提案します。
クラブではしゃいでいたポールの携帯電話が鳴ります。サラの遺体が見つかったのです。犯人は近所の男性でした。サラの遺留品の確認を頼まれたポールは、悲しみに明け暮れます。
アレックスは、クレメンとマノンと楽しく遊んでいました。帰ってきたポールは、二人に真実を話します。アレックスは泣き叫ぶクレメンを抱きしめ、ポールはマノンを抱きしめてあげます。
海辺の家に移り住み、クレメンはギターを、マノンはアレックスと砂浜で遊びます。ポールは、小説をザビエルに見せにパリに戻ります。
橋の上で佇むポールの横を車が通ります。通った後、ポールの姿はありませんでした。

みんなの感想

ライターの感想

さすがジャリル・レスペール監督の映画です。演出、展開共に惹き込まれる出来栄えに、最後まで飽きずに見ることができます。
美しい風景をバッグにした映像美は芸術的の域で、時折り過去を思い出すポールを表現する巧みな演出は素晴らしかったです。
さらに出演者の抜群の演技も加わります。印象的だったのは、クレメン役のヒューゴ・フェルナンデスの演技でした。母の死を知って、泣き叫ぶ姿に涙が出ました。
バランスがとれており、作り込まれた映画なので、お勧めしたい作品の一つです。

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