「嘘八百3 なにわ夢の陣」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

嘘八百 なにわ夢の陣の紹介:2022年製作の日本映画。古物商と陶芸家が手を組み一獲千金を目指す「嘘八百」シリーズ第3弾。第1弾、第2弾に引き続き『百円の恋』の武正晴が監督を、『ぼくとママの黄色い自転車』の今井雅子と「アンダードッグ」の足立紳が脚本を担当する。主人公を演じる中井貴一と佐々木蔵之介が続投するほか、2人を翻弄する波動アーティストのTAIKOH役として関ジャニ∞の安⽥章⼤が新たに出演する。

あらすじ動画

嘘八百3 なにわ夢の陣の主な出演者

小池則夫(こいけ のりお) – 中井貴一 野田佐輔(のだ さすけ) – 佐々木蔵之介 TAIKOH(タイコウ) – 安田章大 山根寧々 – 中村ゆり 野田康子(のだ やすこ) – 友近 大原いまり(おおはら いまり) – 森川葵 野田誠治(のだ せいじ) – 前野朋哉 材木屋 – 宇野祥平 田中四郎 – 塚地武雅 青山一郎 – 吹越満 委員長 – 松尾諭 2代目よっちゃん – 酒井敏也 後醍醐 – 桂雀々 番頭 – 山田雅人 樋渡 – 芦屋小雁 マスター – 土平ドンペイ ピエール – Blake Crawford 恵美子 – 高田聖子 紙芝居屋 – 麿赤兒 雑賀万博 – 升毅 小出盛夫 – 笹野高史

嘘八百3 なにわ夢の陣のネタバレあらすじ

【起】– 嘘八百3 なにわ夢の陣のあらすじ1

嘘八百3 なにわ夢の陣のシーン1

画像引用元:YouTube / 嘘八百3 なにわ夢の陣トレーラー映像

小池則夫は「獺(かわうそ)」という屋号を掲げる古物商です。仕事が縁で野田佐輔と出会った則夫は、なんだかんだと腐れ縁の付き合いを続けています…(映画『嘘八百』シリーズ参照)。

2023年春。大阪。

「古美術とはなにか」について、小池則夫が動画配信サイトで語っています。弁の立つ則夫は「秀吉の七つの宝」について滔滔と語っていますが、しかしその動画の再生回数はたった108回です。

ちなみに「秀吉の七つの宝」つまり秀吉の出世を後押ししたと言われる七つの縁起物「秀吉七品(しちしな)」とは、「1.懐で温めた信長の草履」「2.戦でつけた面頬」「3.獅子の飾りをつけた兜」「4.桐の文様の軍配団扇」「5.有馬温泉の湯殿の瓦」「6.黄金の風炉」「7.鳳凰の銘がついた茶碗」です。最後の「鳳凰の茶碗」については「光り輝くうつわ」としか記録がないらしく、幻のお宝として伝説になっているそうです。

さてその「鳳凰」ですが、「大阪城の発掘調査で欠片が見つかった」というテレビニュースが速報で入ってきます。その欠片が秀吉七品のうち所在不明の「鳳凰」ではないかと、大阪では大きな話題になっています。

幼少期の回想シーンでしょう。紙芝居屋が語りながら見せる紙芝居に、少年が目を輝かせて見入っていました。その紙芝居には秀吉七品にまつわる話が扱われており、少年は夢中で話を聞いています…。(少年が誰かは後述)

則夫らが集まる飲み屋『土竜』の壁に貼られた色紙に、映画のタイトルが書かれています。

(映画タイトル)

則夫の「獺」の商売は相変わらず閑古鳥が鳴いており、娘の大原いまりが出している占いの店は盛況でした。これは以前と同じ状態です。

則夫は自分の動画の再生回数が108回しかないと嘆きますが、いまりが「そのうち80回くらいは自分が再生したのだろう」と厳しい突っ込みを入れます。そんな則夫に電話がかかってきました。則夫は電話を取ります。

電話をもらって則夫が向かったのは、NEGOROホールディングスという立派なビルでした。そのビルのなかでは今度大阪で開かれる「大坂秀吉博」というイベントの実行委員会の会議が開かれており、則夫はそこに呼ばれたのです。

会議室には則夫の知人であるテレビ番組プロデューサー・青山一郎がいました。青山に実行委員長と引き合わされた則夫は、「先生」と呼ばれて持ち上げられます。

委員会のメンバーらはイベントを盛り上げたいために、あれこれ案を出します。特に実行委員会顧問の雑賀万博は、「秀吉七品の最後の『鳳凰』が見つからないのなら、こしらえたらええがな」と勝手なことを言い出していました。

則夫は会議でおだてられ、「総合プロデューサー」という肩書を与えられます。

次のページで起承転結の「承」を見る

次のページへ
1 2 3 4 5

「嘘八百3 なにわ夢の陣」と同じカテゴリの映画

関連記事はこちら

×