映画:土を喰らう十二ヵ月

「土を喰らう十二ヵ月」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

【結】– 土を喰らう十二ヵ月のあらすじ4

土を喰らう十二ヵ月のシーン4

画像引用元:YouTube / 土を喰らう十二ヵ月トレーラー映像

【白露 露が草に宿る】

義母・チエの死がきっかけで、ツトムも自らの死に思いを巡らせます。赤い土が露出している地層を見たツトムは、唐突に自分が入る骨壺を焼いてみようと思いました。土を練りろくろを回して壺を作り、庭の窯で焼きます。

真知子が豆腐を買って帰ってくると、ツトムが窯のなかで倒れていました。ツトムは品の総合病院へ救急搬送され3日生死の境をさまよったあと、1万人に1人の生還率を果たします。真知子は犬のサンショウにドッグフードを与え、サンショウは誰もいない家で静かに主人の帰りを待ちます。

【秋分 極楽浄土の岸に到る】

ようやく退院したツトムが、タクシーで帰宅しました。震える手で鍵を開けると、サンショウがなかから静かに嬉しそうに出迎えます。

帰宅して台所でたたずんでいると、真知子が来ました。ツトムは真知子に助けてくれた礼を言い、救急車のなかで自分がどうしていたか聞きました。ツトムは、死にそうになって怖かったと言います。

真知子が「私ここに住むことにするわ」と言いました。しかしツトムは「どうやら僕はひとりでいたいようだ」と断りました。ひとりで暮らして、どうして死ぬのが嫌なのか考えると言います。真知子は「私もう来ないかもよ」と言いますが、ツトムの気持ちは変わりませんでした。

ひとりになったツトムは、吉田兼好の『徒然草』で死神は後ろから来て冥界にひっさらっていくと書かれていたことを思い出します。「死を克服する方法」「死と友達に」などと新たな作品のタイトルを原稿用紙に万年筆で書きかけますが、いずれも線を引いてボツにしました。「死神と仲よくつきあう」と書いて、筆をおきます。

ツトムは書物をいろいろあさって思索にふけり、書き物を続けます。書いているうちに季節はめぐります。

【寒露 大気が冷え空が澄む】

真剣に書き物に集中しているツトムには、家のなかで電話が鳴っていても気づきません。禅学などの教えも振り返ったツトムは、ある結論に至りました。「さあ、死のう」と。

一日の最後の眠りのときに、「一度、死んでみることにした」のです。布団に横になって目を閉じると、ツトムはこの世のすべてに対して「みなさん、さようなら」と呟きます。

「明日も明後日もと思うから、生きるのが面倒になる。今日一日生きればそれでいい」

ツトムはそう結論づけました。ツトムはまた前の暮らしに戻ります。掃除をし、畑仕事をし、米をていねいに洗ってざるにあげて水を切り、かまどで炊きます。

死についての結論が出たので、ツトムは亡き妻・ヤエコと義母・チエの骨を細かく砕くと、湖に撒きます。

【霜降 秋が深まり霜が降りる】

ツトムが山へ出かけようと身支度して庭に出ると、真知子の車がやってきました。ツトムは真知子をナメコ採りに誘います。

真知子は、何度も電話したと言いました。気づかなかったとツトムは答えます。

ツトムは山に真知子をいざなうと、ナメコの生えている場所に案内しました。今夜はきのこ鍋にしようと話していると、真知子は結婚すると言います。作家の村田という男だと話します。ツトムは無言でナメコを採りました。

真知子はツトムを家まで車で送ると、ヤエコの遺骨はどうするのかと聞きかけてやめました。ツトムと別れて去っていきます。

【立冬 木枯らしが吹く】

ツトムは淡々と生活しています。原稿を書いて、夜寝るときには「みなさん、さようなら」と必ず声に出して言います。

そうやって暮らしていると、ある朝、雪が積もりました。外は一面の銀世界です。

【冬至 栄養をとり無病息災を願う】

ツトムが帰宅すると、近所のかたのご厚意か玄関の前に白菜や味噌の入った樽が置かれていました。ツトムは手を合わせて「ありがとうございます」と言います。

畑の大根を収穫していく横では、犬のサンショウが雪のなか遊んでいます。

ご飯を炊きユズの皮をすりおろして料理に加えているあいだ、ツトムは『鉄腕アトム』の曲を鼻歌でうたいました。食事をつくると犬のサンショウにも分け、「いただきます」と手を合わせて食べます…。

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