「塀の中の懲りない面々」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

塀の中の懲りない面々の紹介:1987年製作の日本映画。刑務所を舞台に、一筋縄ではいかない懲役たちの日常を描く。安部譲二原作の同名自伝的小説の映画化で、脚本は「大奥十八景」の鈴木則文と梶浦政男の共同執筆。監督は「生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言」の森崎東、撮影は「哀しい気分でジョーク」の坂本典隆がそれぞれ担当。

あらすじ動画

塀の中の懲りない面々の主な出演者

安部直也:藤竜也 ドク・西畑:植木等 城山勉:柳葉敏郎 飯田三郎:森山潤久 松沢英司:上杉祥三 北川:糸井重里 蛇哲:江夏豊 山崎明:川谷拓三 岩崎源吉:なべおさみ 上州河童:ケーシー高峰 宇都宮:浦田賢一 石井:汐路章 すずめ:ストロング金剛 鉄っつぁん:江戸家猫八 小山忠造:花沢徳衛 安部春代:丹阿弥谷津子 水田順一:安部譲二 熊井(鬼熊):山城新伍 風見待子:小柳ルミ子 敏いとう、中丸新将、鈴木ヤスシ、中根徹、高峰圭二、河原さぶ、上原由恵、佐戸井けん太 ほか

塀の中の懲りない面々のネタバレあらすじ

【起】– 塀の中の懲りない面々のあらすじ1

塀の中の懲りない面々のシーン1

画像引用元:YouTube / 塀の中の懲りない面々トレーラー映像

東京都多摩市。関東刑務所。

刑務所の囚人たちが浴場で、一斉に風呂に入っています。風呂場でも看守たちが見張っています。囚人らは横に並んでベルトコンベアのように、身体を洗う場所、湯につかる場所と移動するよう決められていました。時間も何分と決まっており、看守の合図で移動します。

窮屈な風呂の時間ですが、それでも気持ちよくなると口笛が出てしまいます。囚人の山崎明が思わず口笛を吹くと、看守に注意されました。それに腹を立てた隣の水田順一が、わざと口笛を大きく吹きます。口笛は禁止だと看守が厳しく命じても、囚人たちはむしろ一斉に吹き始めました。『ジョニーが凱旋するとき』というメロディです。

阿部直也が看守に対して「どうして口笛を吹いてはならないのか」と質問しました。「わけを言ってみろ」と聞いても、看守は「私語をやめろ」の一点張りです。看守たちは騒ぐ囚人たちをおさめるのに難儀しました。(映画タイトル)

起床して布団を片づけて正座で待ち、一斉点呼を受けた囚人たちは、作業場(工場)で働きます。もちろんその場にも、看守の見張りが立っています。それでも囚人たちは看守の見張りの目を盗み、悪さに余念がありませんでした。この日は飯田三郎がないしょで受け取ったものを、鼻の穴に隠していました。

それに気づいたドク西畑が、鼻の穴にものを突っ込みすぎると病気になると戒めます。また作業場には看守に告げ口をして点数を稼ごうとする囚人・岩崎源吉もいます。ドク西畑は医師免許を持たずに手術をしたことで逮捕されていますが、医師の手配に時間がかかる刑務所では重宝されています。

告げ口があったのか、禁制品持ち込みとして飯田が身体検査をされます。命令を受けると飯田は素早く服を脱ぎ、よつんばいになって隠していないことを証明しました。

看守のなかには熊井という男がおり、囚人たちから「鬼熊」と呼ばれていました。鬼熊は囚人たちに厳しくえらそうなので、嫌われていました。鬼熊も囚人たちににらみをきかせており、いちばん目をつけているのが直也です。このときも直也を睨みつけて去っていきました。

休憩のとき、城山(きやま)勉はうさぎ跳びや腕立て伏せなど、トレーニングに余念がありません。彼はいつか脱獄してやると思っています。

タバコを隠れて吸っていた宇都宮が、看守に見つかって引き立てられました。「軽屏禁」という独房に入れられます。

部屋で「紙食い」というあだ名で呼ばれる山崎が、直也に手紙の書き方を教わっていました。

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