映画:夕陽の群盗

「夕陽の群盗」のネタバレあらすじと結末

ヒューマンドラマ

夕陽の群盗の紹介:後に「クレイマー、クレイマー」でアカデミー賞を獲得するロバート・ベントンの初監督作品。南北戦争の時代、徴兵を逃れて西部へと逃れる少年たちの険しい旅路を描いていく。1972年アメリカ製作。

あらすじ動画

夕陽の群盗の主な出演者

ジェイク(ジェフ・ブリッジス)、ドリュー(バリー・ブラウン)、ジョー(デビッド・ハドルストン)

夕陽の群盗のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 夕陽の群盗のあらすじ1

舞台は南北戦争中のアメリカ。徴兵を逃れるため、少年ドリューが故郷の街を出ることから物語は始まります。ドリューの両親は息子が西部で生きのびることを望み、100ドルを渡してその旅立ちを見送りました。

ミズーリ州に着いたドリューがバージニアシティ行きの駅馬車を探していると、そこでジェイクという同じ年くらいの少年と出会いました。ジェイクは過去に軍で暴力事件を起こしており、それ以来、軍には近寄らないように生きてきたといいます。ドリューはジェイクを無視しようとしますが、ジェイクにつきまとわれた末に、気絶させられて金品を奪われてしまいました。

その後、ドリューは親切な老婦人に助けられ、家へと迎え入れられますが、老婦人の留守中に意外な人物が目の前に現れました。それは、つい先ほど会ったばかりのジェイクでした。ジェイクは老婦人に恩を売ろうと盗んだバッグを返そうと訪ねてきたのです。ドリューは激怒してジェイクに襲いかかり、二人の乱闘で老婦人の家はめちゃくちゃになってしまいます。大げんかの末、一人旅は危険と語るジェイクの言葉に従い、ドリューはジェイクとその仲間たちと手を組むことを決めました。ジェイクたちもドリューの目的地と同じ方角を目指していたのです。しかし、ジェイクはドリューを仲間に引き入れた後も、ドリューの金を返そうとしませんでした。

ジェイクはドリューに仲間の少年たちを紹介しました。彼らはジムとロニーのローガン兄弟、アーサー、ブーグといい、いずれも不良少年でした。ジェイクを除く少年たちは皆ドリューを警戒していましたが、それはドリューも同じでした。裕福な家庭で敬虔なメスジストとして育ったドリューは、彼らと行動はともにしても、決して犯罪には手を染めまいと心に決めるのでした。

ジェイクたちと合流してから間もなく、ドリューは12ドルを調達してきました。強盗に襲われた金物屋のレジから盗んできたといい、ドリューはその場にいた大男を殴り倒したといいます。ジェイクたちはドリューを見直し、一行の雰囲気は一気に明るくなりました。幸先の良いスタートを切ったジェイクたちでしたが、その前途には先住民が潜む危険な道のりが続いていました。

その後、一行は北部を出て西部に進みました。その道中、ジェイクはドリューが金時計を持っていることに気づきました。それは、ドリューの戦死した兄の遺品でした。ドリューは大切そうにその時計を身につけ、ジェイクはその美しさに感心するのでした。

【承】- 夕陽の群盗のあらすじ2

その後、一行は食糧を得るためにウサギを撃ち殺しました。ところが、ジェイクをのぞいて誰一人捌けるものはなく、そのうえ、いざジェイクが捌き始めると、皆表情を固くしました。ジェイクはウサギの皮を剥ぎ終わったものの、皆の顔を見て白けてしまい、ウサギの肉を捨ててしまうのでした。

夜になると、ドリューはジェイクたちに話を読み聞かせました。これまでバカ話ばかりしてきた少年たちはドリューの語る物語を新鮮に感じ、熱心に耳を傾けました。ドリューもまた少年たちの思い出話を真剣に聞き、夜はふけていきました。

その後、旅を続けていると、一行は西部開拓に失敗した男女と出会いました。男は西部の厳しさを語り、引き返すよう助言してきましたが、銀山で一発当てたいと考えているジェイクは聞く耳を持ちません。すると、男はある取引を持ちかけてきました。金と引き換えに、ジェイクたちに女と楽しむ時間を与えようというのです。男に同行していた女は次々とジェイクたちに抱かれていきましたが、ドリューはそれに参加しませんでした。

その夜、ドリューが見張り番をしていると、ジェイクが起きて話しかけてきました。なぜ女を抱かなかったのかとジェイクが尋ねると、ドリューは女性に敬意を払っているから、と返答しました。ジェイクがそんなドリューを理解できずにいると、ドリューは家族の写真を取り出しました。ジェイクはその写真を見て、自分の母親をふと懐かしみました。ドリューはそんなジェイクに自分の金時計を貸し、見張り番を頼むのでした。

その翌朝のことでした。一行はジョーというならず者に率いられた集団に襲われてしまいます。ジェイクは一人抵抗して銃口をジョーに向けますが、返り討ちにあい、持っていた金や食糧を失ってしまいました。そんな中でも、ジェイクはドリューの時計を隠し抜き、ドリューに時計を返却するのでした。

その後、飢えた一行は道中で見つけた農場に立ち寄り、食糧を求めました。農場の老人はライフルを持ってジェイクたちを警戒していましたが、物々交換には応じてくれました。ジェイクたちは拳銃一丁と引き換えに食事の提供を受けますが、老人はその間もライフルをジェイクたちに向けていました。ジェイクはそんな老人に腹を立て、悪態をつきはじめました。場の雰囲気は最悪となり、ジェイクたちは早々とその場を立ち去りました。

【転】- 夕陽の群盗のあらすじ3

その後、仲間内の雰囲気は険悪となり、ジェイクは仲間たちに八つ当たりをし始めました。すると、遠くに駅馬車が見えてきました。ジェイクはあの駅馬車を襲おうと言い出しますが、ドリューは協力を拒否しました。やむなくジェイクはドリュー抜きで襲撃することにし、駅馬車の注意を引くためにアーサーを向かわせました。ジェイクたちが物陰からその様子を見ていると、アーサーは少し会話した後、駅馬車に乗り込んでしまいました。ジェイクたちは急いで追いかけますが、駅馬車はそのまま遠くに消えていきました。

その後、ジェイクたちはまた別の農場を見つけ、そこにいた鶏を盗みに行きました。しかし、農場主にすぐに気づかれてしまい、ドリューは腕を撃たれ、そのうえ、ブーグは頭を撃たれ殺されてしまいました。その後、ドリューがジェイクから治療を受けていると、突然ローガン兄弟が銃を向けてきました。兄弟はこれ以上ジェイクの言いなりになることを拒み、二人から馬と金時計を奪って去って行きました。

ジェイクとドリューに残されたのは一頭のロバだけとなりましたが、それでも二人は旅を続けました。道中、ジェイクは駅馬車の立ち寄り所から鶏一羽を盗み出すことに成功しますが、自分一人で捕まえたと言ってドリューに肉を分け与えず食べ切ってしまいます。腹が満たされたジェイクは一転してバージニアシティに一緒に行くと言い出しましたが、ドリューは飢えた友人に肉を分けないことを批判し続けました。結局、その夜二人が仲直りすることはありませんでした。

翌朝、ジェイクとドリューはローガン兄弟が木に吊るされ死んでいるのを発見しました。ドリューは念のため服を調べましたが、あの金時計は見つかりませんでした。その後、二人は兄弟の死体を埋葬しました。それからほどなくして、ジェイクとドリューは再びあのならず者の集団に遭遇しました。しかし、今回はジョーの姿はありませんでした。ドリューが男たちに金時計を探していると尋ねると、男の一人があの金時計を取り出しました。しばしの緊迫した時間が流れた後、両者は銃撃戦に及びました。ジェイクとドリューは連携プレーを見せ、男たち全員を撃ち殺しました。

ドリューは勝利を喜び、死体から金時計を探し始めました。そのとき、ジェイクはドリューの靴の底に穴が空いているのが見え、そこから10ドル紙幣がのぞいているのに気づきました。ジェイクはドリューがずっと金を隠し持っていたことを知り、それを使って金物屋から金を奪ったと嘘をついていたことに瞬時に気づきました。ジェイクはドリューに突然襲いかかって気絶させると、靴の中の金と金時計を持って去ってしまいました。

【結】- 夕陽の群盗のあらすじ4

目を覚ましたドリューは必死にジェイクを探し歩きました。最初はジェイクと仲直りしたいと考えていたドリューでしたが、放浪する時間が長くなるにつれ、その気持ちはジェイクへの殺意へと変わっていきました。

長い道のりを越えた末に、ドリューは人だかりを見つけました。その中心には保安官がおり、最近多発している強盗犯の一人を処刑しているとことでした。この強盗を主導しているのはドリューたちを襲ったジョーであり、その一味の中にジェイクも加わっていることが判明しました。ドリューはジョー一味討伐に向かう保安官一行に加わることを決めました。それからすぐ、保安官ら一行はジョー一味が潜伏する小屋に到着し、一斉射撃を行いました。そんな中、ドリューは小屋から逃げ出すジェイクを発見、すぐに追いかけて捕まえ、激しく殴りつけました。

馬車の車輪に縛り付けられたジェイクを見て、ドリューは上機嫌になっていました。しかし、ジェイクはそんなドリューを偽善者呼ばわりし、仲間を騙したと批判してきました。その一方で、ジェイクはドリューに仲直りを持ちかけ、大金が埋まっている場所を知っていると言い出しました。ドリューはジェイクの言葉をあまり信用せずにいましたが、ジェイクが金時計に手をつけなかったことを振り返り、再びジェイクに手を差し伸べることを決めました。

ドリューは保安官にジェイクの無罪を訴えましたが、それはすぐに却下されました。そのため、ドリューは真夜中の闇に紛れてジェイクの縄をほどき、二人で脱出を図りました。あたりが明るくなった頃、ドリューはジェイクに銃口を向けました。ジェイクは金の話は嘘だと認め、撃てばいいと諦めの表情を見せました。しかし、ドリューは撃とうとせず、奪った金を返せと要求しました。さもなければ、どこまでも追いかけるというのです。

その後、二人が向かったのは小さな町の銀行でした。二人は中に入るなり銃を取り出し、銀行員を脅迫するのでした。

みんなの感想

ライターの感想

ジェフ・ブリッジスが憎めない悪党を好演しており、その複雑な性格を微妙な表情や動作で見事に表現していたと思います。また、少年たちの残酷な旅路を淡々と描く一方、その中で築かれる不思議な友情に引き込まれていきました。劇中に流れるせつないピアノのメロディも印象的で、物語とマッチしていました。

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