映画:天国の日々

「天国の日々」のネタバレあらすじ動画と結末

あらすじ動画

天国の日々の主な出演者

ビル(リチャード・ギア)、アビー(ブルック・アダムス)、農場主(サム・シェパード)、リンダ(リンダ・マンツ)、リンダの友人(ジャッキー・シャルティス)

天国の日々のネタバレあらすじ

【起】- 天国の日々のあらすじ1

舞台は1916年、第一次世界大戦が開戦して間もないアメリカ。人々は飢えに苦しみ、街からは活気が失われていました。閉塞感が漂う中、ビルは工場の仕事を辞め、幼い妹のリンダと恋人のアビーを連れてシカゴを飛び出しました。

長い旅の果てに辿り着いたのは、テキサスにある麦畑でした。そこを経営する農場主は、顔立ちの整った青年でした。ビルはアビーを妹と偽り、三人でこの農場で麦刈りの仕事に就くことを決めます。大勢の労働者とともに麦刈りをする日々はとても厳しいものでしたが、食事付きなうえ三人で楽しく働ける環境にビルたちはある程度満足していました。そんなある日、ビルは医師たちの会話を盗み聞きし、農場主が病気で死期が近いことを知ります。

収穫がほぼ終わりかけた頃、アビーは農場主から残って欲しいと声を掛けられました。農場主は毎日アビーの働く姿を見ていくうちに、アビーに恋心を抱くようになっていたのです。テキサスを出てから行く先を決めていなかったアビーは、どう返答すべきか迷っていました。そんなアビーに、ビルは惨めな生活を終わりにするためにも残った方が良いと助言します。アビーは農場主に残ることを告げますが、そこに条件をつけ加えました。それは、兄妹のビルとリンダも一緒に残ることでした。

【承】- 天国の日々のあらすじ2

これまでつらい日々を送って来た三人は新しい生活に胸を躍らせていました。収穫が終わった後では簡単な仕事しかなく、三人は思い思いのままに毎日を過ごしました。しかし、農場主に怪しまれることを避けるため、ビルはアビーの兄を演じ続けざるをえなくなってしまいます。

そんな生活が続いていたある日、農場主はアビーにプロポーズしました。ビルは結婚を受け入れ、農場主の死後財産を相続すればいいと提案。アビーはその言葉通り農場主と結婚しますが、どこか浮かない表情を浮かべていました。実直な農場主と過ごす時間をアビー自身も楽しんでいたのです。そして、農場主に嘘をつき続けることに罪悪感も覚えるようになっていました。一方、農場主はアビーとビルの親密な様子を見て、本当に二人が兄妹なのか疑いを持ち始めていました。

アビーと過ごすうちに気力を回復させたのか、農場主の病状には何の変化も起きなくなっていました。ビルはこの状況に苛立ち、農場主と狩猟に出かけた際、銃で殺害することを考えさえもしましたが、結局何の行動もとることなく時間は過ぎていきました。

そんな中、三人組の曲芸飛行団が農場にやって来ました。農場主は曲芸飛行団をもてなし、彼らも芸を披露することで皆を楽しませました。農場主は愉快な夜に満足していましたが、アビーとビルが恋人のように接している場面を偶然目撃してしまいます。アビーは必死に農場主に言い訳してごまかしましたが、ビルとは言い争いをしてしまいます。ビルはその後、曲芸飛行団とともに農場を去って行きました。口論を通じて、アビーが農場主を愛していることに気づいてしまったのです。

【転】- 天国の日々のあらすじ3

その後、農場には収穫の季節が訪れ、大勢の労働者が再び農場にやって来ました。そして、ビルも農場に現れました。ビルがやって来たのはアビーに謝罪するためでした。不運の連鎖を断ち切るためとは言え、アビーに農場主との結婚を強いたことを反省していたのです。ビルはアビーとの対面を終えると、農場を出発する準備を始めました。去り際に二人は別れのキスをしますが、その様子を農場主は目撃してしまいます。農場主は二人が恋人同士だと確信しました。

一方、その頃麦畑には危機が近づきつつありました。大量のバッタが群れをなして到来し、収穫間近の麦を食い荒らし始めていたのです。その夜、労働者たちはバッタを総出で捕まえ焚火の中に放り込んでいきましたが、バッタの勢力はまったく衰える様子を見せません。そんな中、農場主はビルの姿を見つけると逆上し、ビルに襲い掛かって来ました。この農場主の行動で焚火は麦畑に引火してしまい、麦畑はたちまち火に包まれました。しかし、農場主はまったくそれを気にしようとしませんでした。混乱の中ビルを見失った農場主は家にいたアビーを罵倒し、家の柱に縛ってしまいました。

【結】- 天国の日々のあらすじ4

翌朝、農場主はビルを見つけ拳銃で殺そうとしますが、逆にビルに殺されてしまいます。ビルはすぐにアビーとリンダを連れて逃亡、逃げ切った後は今度こそ正しく生きようと心に決めます。しかし、農場主に長年使えていた使用人はビルたちを執拗に追跡しました。ビルは逃げ切ろうとするも、ついに追い詰められ射殺されてしまいます。川辺に倒れるビルにうなだれ悲嘆にくれるアビー。リンダはその様子を眺めながら、一筋の涙を流していました。

その後、アビーはリンダを女子寄宿舎に入れ、去って行きました。駅に向かうと、帰還した兵士が家族との感動の対面を果たしていました。その様子を茫然としばらく眺めた後、アビーは列車に乗り込みました。それから間もなく、リンダは友人と寄宿舎から逃亡しました。軍隊にいる恋人との暮らしを夢見る多感な友人とともに、リンダは行く当てもない旅に出発しました。

みんなの感想

ライターの感想

遥かかなたまで続く麦畑、農場での牧歌的な風景、そこで戯れる恋人たちと、まるで西洋絵画のような美しい映像に引き込まれました。物語自体は中盤までは淡々と展開するので、それだけに美しい風景に意識が向けられます。一方、怒涛の展開を見せる終盤では、激情的な人間模様と呼応するかのように麦畑が激しく燃え上がる迫力の映像が映し出されます。農場を舞台にした愛憎劇と自然美とを絶妙に調和させた作品だと思います。

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