映画:天然コケッコー

「天然コケッコー」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

天然コケッコーの紹介:天然コケッコーはくらもちふさこの同名漫画を原作として2007年に公開された作品です。田舎に暮らす女子中学生と東京からの転校生による淡い恋模様が日常の生活を通して描かれており、夏帆と岡田将生が主演を務め、瑞々しい演技を披露しています。山下敦弘監督の手による淡々とした描写や長閑な田園風景、また渡辺あやの脚本による登場人物のやりとりが心地よく、青春を思い起こさせてくれる作品となっています。

あらすじ動画

天然コケッコーの主な出演者

右田そよ(夏帆)、大沢広海(岡田将生)、田浦伊吹(柳英里沙)、山辺篤子(藤村聖子)、右田浩太朗(森下翔梧)、田浦カツ代(本間るい)、田浦早知子(宮澤砂耶)、右田以東子(夏川結衣)、右田一将(佐藤浩市)、シゲちゃん(廣末哲万)、美都子(大内まり)、篤子父(斉藤暁)

天然コケッコーのネタバレあらすじ

【起】– 天然コケッコーのあらすじ1

天然コケッコーのシーン1

画像引用元:YouTube / 天然コケッコートレーラー映像

山と畑に囲まれた小さな村で暮らす中学生、右田そよ。

村の小中学生は6人しかおらず、みな同じ校舎で勉強をしており、学校内でも登下校でもいつも一緒です。

そよは中学2年生で最年長でもあり、1学年下の田浦伊吹や山辺篤子とともに、小学1年生の田浦早知子(さっちゃん)や2年生の田浦カツ代(カッちゃん)、そよの弟である浩太朗の面倒を見ていました。

そんな田舎の小さな学校に、東京から転校生がやってきます。

しかもそよと同い年の中学2年生で、あか抜けた出で立ちと端正な顔つきで、そよは思わず「イケメンさんじゃあ」とつぶやくのでした。

東京からやってきた転校生の大沢広海は、ぼんやりとしているそよとは対照的に思ったことをはっきりと口に出してしまうタイプで、そよは広海の失礼な態度にがっかりしてしまいます。

学校からの帰り道、村の子どもたちに囲まれながら帰る広海を見ながらひとり浮かない顔のそよは、さっちゃんのトイレのため、学校へと引き返すのでした。

そよは子どもたちを連れて海に行くことになり、広海も加わることになります。

海に向かう途中の道には自殺の現場となったいわくつきの橋があり、村の子どもたちはみなそこを通らないようにしていましたが、広海は気にしない様子でどんどんと先に進んでいってしまいます。

広海の後を追うように恐る恐る道を行く子どもたちに、そよは「耳をすませてみんさい。山の音がゴーゴー聞こえるけぇ」と耳をすませます。

子どもたちが耳をすませながら歩いていると、問題の橋が見えてきました。

橋の途中にはお花が供えられており、この橋で事件があったことを物語っていました。

それらをなるべく見ないように橋を進んでいくそよたちでしたが、橋の終わりでさっちゃんだけが立ち止まり後ろを振り返っています。

さっちゃんは「おるよ、人が」と指をさしますが、その方向に人は見えません。

そよが「なにを言うとるん」とさっちゃんに声をかけると、橋の反対側にあったトタン板が音を立てて倒れました。

そよたちは悲鳴を上げながら一目散に走り出し、先を歩いていた広海に追いつきます。

しかしそよだけは線路の上で倒れたまま動けなくなってしまい、「幽霊のせいだ」と騒ぐそよを広海は抱えて起こすのでした。

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