映画:天間荘の三姉妹

「天間荘の三姉妹」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

天間荘の三姉妹の紹介:2022年10月28日公開の日本映画。臨死状態となった魂が辿り着く天空と地上の間の温泉旅館を舞台に、「生きること」について描いたヒューマンストーリー。髙橋ツトムの漫画「天間荘の三姉妹-スカイハイ-」を『ルパン三世』の北村龍平が実写映画化した。『この世界の片隅に』ののん、『あの子は貴族』の門脇麦、『紙の月』の大島優子が天間荘の三姉妹を演じるほか、高良健吾、柳葉敏郎、寺島しのぶ、柴咲コウらが脇を固める。

天間荘の三姉妹の主な出演者

小川たまえ:のん 天間かなえ:門脇麦 天間のぞみ:大島優子 魚堂一馬:高良健吾 芦沢優那:山谷花純 早乙女海斗:萩原利久 早乙女勝造:平山浩行 魚堂源一:柳葉敏郎 宝来武:中村雅俊(友情出演) 財前玲子:三田佳子(特別出演) 小川清志:永瀬正敏(友情出演) 天間恵子:寺島しのぶ イズコ:柴咲コウ

天間荘の三姉妹のネタバレあらすじ

【起】– 天間荘の三姉妹のあらすじ1

天間荘の三姉妹のシーン1

画像引用元:YouTube / 天間荘の三姉妹トレーラー映像

鏡に向かって旅館・天間荘の若女将・天間のぞみが「ようこそ、天間荘へ」と話しかけます。「なんか違うな」と言うとまた「ようこそ、天間荘へ」とあいさつの仕方を練習しています。「初めまして、私があなたのお姉さんよ。…いや、ないないない」と呟いていると、後ろから「なにやってんの」とのぞみの妹・天間かなえが声をかけました。「笑顔の練習」とのぞみは答えます。

今日はこの天間荘に、イズコという女性に連れられてのぞみやかなえの妹、たまえがやってくるのです。たまえとは初めて会うので、のぞみは緊張しているのでした。のぞみは深呼吸をして歩いて行きます。

母親の天間恵子が「そんな気合入れてやるようなことか」と、顔を出すと文句を言いました。のぞみが和装できちんとしているのに対し、恵子は普段着で酒臭い息をしています。

のぞみが厨房へ行くと、料理長の宝来武のところへ出入りの魚屋の青年・魚堂一馬が魚を持ってきていました。活きがいいものを持ってきたと話します。一馬はのぞみの緊張の理由を知りたがったので、一馬と恋仲のかなえは「あとで話す」と言って手を握るとのぞみのあとをついていきます。

のぞみとかなえが天間荘の玄関から出ると、海を臨む絶景が見えました。天間荘は高台にあり、見晴らしは素晴らしいものです。

同じ頃、のぞみたちの妹・小川たまえは、タクシーに乗っていました。同乗している謎めいた女性・イズコから話を聞きます。

たまえは交通事故に遭い、現在は臨死状態であるとイズコは言いますが、たまえは自分の身体を触って「いや、生きてますけど」と答えます。イズコはたまえの返答を意に介さず、説明を続けました。

ここは地上と天界のあいだにある町・三ツ瀬なのだと告げたイズコは、天間荘は5代続く老舗旅館であることも話します。

のぞみとかなえはたまえを待ちながら、母・恵子がたまえを歓迎しないようだと噂していました。たまえは彼女らにとっては、腹違いの妹でした。のぞみたちの父親はのぞみとかなえが小さい頃に妻子を捨てて家を出て、よそで作った子どもなのです。それで恵子は嫌がって出てこないつもりなのだろうと話していると、タクシーが到着しました。イズコが降りてきます。

たまえが降りてきたので、のぞみは「ようこそ、天間荘へ」と挨拶しました。イズコがのぞみたちを指して「2人とも、あなたの実のお姉さんよ」と言うと、たまえは驚きます。自己紹介をした際に、娘たちの名前を並べると「望み、叶え給え」ということばになるのだと気づきました。

次から次へと驚きの事実を告げられるので、たまえは驚いて「なんかもう判んないです」と言いました。海岸が近くにあると聞いて、その場を去って出かけていきます。

イズコはたまえの「現世録」を置いて、去っていきました。

たまえは交通事故に遭って現在は臨死状態ですが、本人には事故前後の記憶がありません。「現世録」にはたまえの生涯がつぶさに記録されていました。母・香帆はたまえが3歳のときに病死し、父・小川清志はたまえが9歳のときに失踪しています。養護施設で育ち定時制高校を卒業してアルバイトで生活するたまえは、飲酒運転のトラックに轢かれていました。

この天間荘はイズコの言う通り、この世とあの世の境目にある場所でした。現世に戻るか点に旅立つか決めるところです。

たまえの現世録を見ているのぞみとかなえのところへ母・恵子が来ると、ろくでもない父の娘として生まれたのが運の尽きだと毒づきます。のぞみは「だからこそ、生き直してほしい」と言いました。

たまえは自分のことが話題になっていることを知らず、砂浜で大の字に寝転がって初めての海を堪能していました。青空がその上に広がっています…。(映画タイトル)

並んだご馳走を前にして、たまえは笑顔を浮かべていました。魚尽くしの料理を口に運んで舌鼓を打っています。

そこへ一升瓶を片手に持った恵子がやってくると、「あんたを客としてもてなすつもりはない。もちろん、客としてもだ」と絡み始めました。おどおどした態度が父親そっくりだと、皮肉を言います。たまえは申し訳なく思い、天間荘で働かせてくれと申し出ました。ただいさせてもらうよりも働きたいと言い、のぞみはそれを許可します。

翌日、仲居の服装に身を包んだたまえは、のぞみに連れられて長期滞在中の宿泊客・財前玲子にあいさつへ行きました。玲子は初老の女性で、気難しい客でした。「私は美しい景色が見たいんだ」と言うと、たまえの配膳の器がぐちゃぐちゃだと注意します。たまえが素直に謝ると、玲子はのぞみよりは見どころがありそうだと言って、のぞみの活けた花が素人丸出しだと皮肉を言いました。謝罪するのぞみの態度も形だけで心がないと指摘します。

大女将・恵子がやってくると謝罪し、その場で活花を活け直しました。玲子は恵子にも「二流の宿」と嫌味を言いますが、恵子はその二流の宿に玲子が1箇月も滞在していることを挙げて、気に入らなければチェックアウトしてくれて構わないと言い返します。

のぞみとたまえは玲子の現世録を読み直し、現世での玲子は末期の肝臓がんであること、緑内障で10年前から目が見えていなかったことを知ります。

次女のかなえは、水族館でいるかの飼育員をしています。そこへ恋人の一馬が、魚を持ってやってきました。たまえが素直だとかなえが言うと、一馬はかなえを褒めてキスしようとしました。照れたかなえは一馬の口を魚でふさぐと、一馬といっしょにいるかの水槽から離れます。

たまえは天間荘での仕事を頑張ります。風呂場のタイルにデッキブラシをかけ、廊下の雑巾がけをします。厨房で料理長の宝来に魚を捌く方法を教わりますが、魚と目が合って包丁を入れるのをためらいました。

のぞみは玲子をもてなすために、3つの絶景ポイントを案内しようとします。幸せが訪れるかえる岩のところへ連れて行こうとしますが、玲子に「臨死状態なのに幸せなんて」と苦笑されて、タクシーの運転手に行き先を変更すると告げました。タクシーの運転手は男性なのですが、マスクにサングラス姿で顔が判りません。

反対側に穴が開いていて音色が似ている「オカリナ滝」に連れて行きましたが、玲子は絶景と感じなかったようでした。海に連れていけと玲子が言います。

とっつきの悪い玲子にどう接すればいいのか戸惑うのぞみとは対照的に、たまえは「海が好きなんですね」と玲子に話しかけます。のぞみやかなえと異母姉妹だと話したので、玲子は明るく嘘のない笑顔のたまえにも複雑な過去があるのだと知りました。

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