映画:太平洋の奇跡フォックスと呼ばれた男

「太平洋の奇跡フォックスと呼ばれた男」のネタバレあらすじと結末

ヒューマンドラマ

太平洋の奇跡 -フォックスと呼ばれた男-の紹介:竹野内豊主演で2011年に公開された作品で、太平洋戦争におけるサイパン島での大場栄大尉率いる日本軍の戦いを、日本軍、アメリカ軍双方の視点から描いた作品です。実際にアメリカ海兵隊員としてサイパンに赴いた経験を持つドン・ジョーンズの実録小説『タッポーチョ「敵ながら天晴」大場隊の勇戦512日』が原作となっており、日米のスタッフによって映画化が実現した作品でもあります。

あらすじ動画

太平洋の奇跡フォックスと呼ばれた男の主な出演者

大場栄大尉(竹野内豊)、ハーマン・ルイス大尉(ショーン・マクゴーウァン)、青野千恵子(井上真央)、堀内今朝松(唐沢寿明)、木谷敏男(山田孝之)、尾藤三郎(岡田義徳)、元木末吉(阿部サダヲ)、ポラード大佐(ダニエル・ボールドウィン)、ウェシンガー大佐(トリート・ウィリアムズ)

太平洋の奇跡フォックスと呼ばれた男のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 太平洋の奇跡フォックスと呼ばれた男のあらすじ1

太平洋の奇跡フォックスと呼ばれた男のシーン1 1944年、太平洋戦争時のサイパンでは日本軍とアメリカ軍の間で激しい戦いが行われ、多くの日本兵が命を落としました。
サイパンへ上陸していたルイス大尉は戦前に日本への留学経験があり、日本語を話すこともできました。
指揮官からサイパンで自決を繰り返す日本人の考え方について聞かれ、ルイス大尉は将棋の駒を使って説明しますが、指揮官には上手く伝わっていない様子でした。
アメリカ軍の圧倒的な兵力の前に敗走していた日本軍は、最後の総攻撃をかけます。
敵陣にじりじりと近づき奇襲をする形で戦闘へと突入した日本軍は、アメリカ軍陣地に向かって突撃していき損害を出すものの、最後には壊滅してしまうのでした。
死体が散らばる戦地の中で、息を殺しながらアメリカ兵が去っていくのを待っている男がいました。
それは日本陸軍の大場大尉で、彼は部下とともに総攻撃に参加して奮戦するものの、爆風の衝撃で意識を失っていたのでした。
大場大尉は生き残った日本兵らとともにジャングルの中へと撤退します。
道中で壊れた民家を見つけ、そこには亡くなっている民間人とともに元気な姿の赤ん坊発見するのでした。
大場大尉は民家の軒先に赤い布をくくりつけます。
それを見た部下の堀内今朝松は、自分たちの居場所を知らせるようなものだと抗議しますが、大場大尉は「敵が赤ん坊を見つけてくれるかもしれない」と、その場をあとにするのでした。
そしてしばらくするとアメリカ兵たちが日本兵の捜索のためにその民家を訪れていました。
彼らは赤い布と中から聞こえてくる赤ん坊の泣き声に罠であることを疑いますが、ルイス大尉は赤ん坊を抱きあげると、水を与えて保護するようにと部下に命じるのでした。

【承】- 太平洋の奇跡フォックスと呼ばれた男のあらすじ2

太平洋の奇跡フォックスと呼ばれた男のシーン2 日本軍の残存兵たちはさらに山の奥へと入っていき、生き残った日本兵たちと合流します。
大場大尉指揮のもと、捜索に来るアメリカ兵たちを足止めするために、大場大尉は道中に罠を仕掛けるのでした。
案の定アメリカ兵たちはその道を通って山の方へとやって来ますが、罠があることにすぐに気づかれてしまいます。
そして大場大尉が草木で隠した道を見つけ、その道へと分け入っていくのでした。
その先はやや開けたくぼ地となっており、アメリカ兵たちはそこで初めて自分たちが罠にかかったことを悟ります。
待機していた日本兵たちは上から一斉に射撃を浴びせ、銃撃戦が始まるのでした。
交戦を続ける日本兵でしたが、大場大尉は雲の動きから霧が発生することを察知し、撤退を命令します。
霧の中に忽然と姿を消した日本兵に、アメリカ兵たちは翻弄されてしまうのでした。
大場大尉たちがさらに先へと進んでいくと、そこにはサイパンに暮らす日本の民間人たちが設営した野営地がありました。
そこにも日本兵が数人おり、そこにはアメリカ軍の収容所に収容されることを拒んだ200人の民間人が暮らしていたのでした。
あくまでアメリカ軍に損害を与えることを優先する大場大尉に、そこで暮らす青野千恵子は、自分たちを守ってくれるのではないのかと憤ります。
さらに山の奥へと進み潜伏していた大場大尉たちは、崖の上からアメリカ軍の航空機が爆撃をしているのを発見し、それは先ほど自分たちがいた野営地の方角なのでした。
大場大尉らが急いで野営地に戻ると、集落は壊滅し多くの民間人がけがをしている様子でした。
そしてそこにはけが人を必死に手当てする千恵子の姿もありました。
大場大尉はそんな様子を見て、ここに残る民間人たちを守ることを決意します。
そして200人の民間人を3班に分け、別れて野営をすることになりますが、そのひとつがアメリカ兵によって見つかってしまいます。
幸い、先に察知することができたため大場大尉はすぐに野営地を移すことを決め、夜のうちに移動するのでした。
すぐさまアメリカ軍は兵を差し向け、発見した日本人の元野営地にやって来ますが、すでにそこには誰もおらず、もぬけの殻でした。
アメリカ兵はそこに水が湧き出ているのを発見し、嬉々として水筒を差し入れますが、それは日本軍の罠であり、次の瞬間に爆発が起こるのでした。
姿を見せることなくアメリカ軍に損害を与えていく大場大尉に、アメリカ兵の間では大場大尉を「フォックス」というあだ名で呼ぶ者もいました。

【転】- 太平洋の奇跡フォックスと呼ばれた男のあらすじ3

太平洋の奇跡フォックスと呼ばれた男のシーン3 しかしもはや組織的な戦闘が不可能なうえ少数でゲリラ戦を行なう日本軍と早期決着をつけようと、アメリカ軍指揮官は大規模な掃討作戦にうって出ます。
広く横一列に並び、徐々に迫ってくるアメリカ兵に追い詰められる日本人たちは野営地を諦め、大場大尉は崖の上の岩だねに民間人を避難させるのでした。
そこは航空機からの偵察でも見えることがなく、地形が悪く下を向いて歩かざるを得ないジャングルでは人目を隠すのに最適な場所でもありました。
しかし足の悪い高齢者は岩を登ることができず、収容所へと行く者もいました。
大場大尉の読みは見事に的中し、民間人のほとんどは発見されることがありませんでした。
そして日本兵数名はアメリカ兵と交戦し、被害を与えることに成功したのでした。
ルイス大尉は収容所で大場大尉と面識のある日本人を探し出し、フォックスと呼ばれている日本軍指揮官の名前を知ります。
掃討作戦が失敗したことで指揮官が交代し新しい指揮官がやって来ると、これまでの強硬なやり方から転換し、アメリカ軍は説得による投降を呼びかける方法を模索し始めます。
そのひとつがビラ撒きであり、アメリカ軍は収容されている日本人に協力を呼びかけます。
大半の日本人は非協力的な姿勢を見せる中で、英語を話すことができる元木末吉は、「日本とアメリカの戦争が続いてほしくない」と協力するのでした。
制作されたビラには日本本土が空襲によって焼野原になっている写真が添えられており、それを見た大場大尉らはショックを受けます。
大場大尉は収容所の日本人の手引きを受けて収容所内に潜入すると、ビラを制作した元木らと会い、ビラの真偽を確かめるのでした。
元木はビラに掲載した写真以外にも多くの空襲を受けた日本の写真が存在していたことを明かし、大場大尉に投降を勧めますが、大場大尉は投降する意思はないと断るのでした。
野営地へと戻ってきた大場大尉に、千恵子は薬が底をついていることを訴えます。
千恵子は収容所の民間人を通じて物資を受け取っている大場大尉らに同行し、薬を調達したいと進言しますが断られてしまいます。
大場大尉らは再び収容所へ行き物資を調達しますが、その際に元木からアメリカ軍の大尉を待機させているので会談してくれないかと持ちかけられます。
しかしそのとき収容所内には大場大尉とは別で潜入していた千恵子や堀内らがおり、堀内は収容所内にいたアメリカ兵を見つけると、銃撃戦が始まってしまうのでした。
堀内は銃撃戦でアメリカ兵を倒しますが、すぐに増援がやって来て撃たれてしまいます。
その様子を見て大場大尉らも援護に回りますが、敵の多さに撤退し、足を撃たれてけがをした千恵子も収容所に送られてしまうのでした。

【結】- 太平洋の奇跡フォックスと呼ばれた男のあらすじ4

太平洋の奇跡フォックスと呼ばれた男のシーン2 物資や医薬品が底をついてしまったことでこれ以上民間人の安全が保証できないと判断した大場大尉は、民間人をアメリカ軍の収容所に保護してもらうことを決断します。
白旗を掲げながら山を下りていく民間人を見送り、大場大尉らは戦いを続けることになるのでした。
しかしそののちしばらくして、終戦の報が収容所に届きます。
収容所では玉音放送が流され、日本の全面降伏が知らされるのでした。
アメリカ軍の撒いたビラによって日本の敗戦を知った大場大尉たちですが、敵の謀略であることを疑い、森に潜伏していました。
収容所に偵察へ行った兵によると、以前にも増してその警備は手薄で、広島と長崎に原爆が落とされたことを聞かされたというのでした。
その後もしばらく山中にとどまっていた大場大尉らは、収容所の人間を通じてアメリカ軍に会談を求めます。
ルイスは元木を連れて大場大尉のもとへと会いに行き、そこで戦争が終結したことを伝えるのでした。
大場大尉は降伏の意思がないことを改めて伝えます。
ただし日本兵である以上、上官の命令があればその命令に従うと話すのでした。
平和的な解決が見えたそのとき、潜伏していた日本兵によって元木が撃たれてしまいます。
それは大場大尉のもとを離れた木谷によるもので、木谷は絶対に降伏しないという言葉とともに去っていきます。
しばらくすると、陸軍少将から正式な命令書が大場大尉のもとへ届き、大場大尉とともに山中に潜伏していた日本兵は降伏することを命令され、戦いは終わるのでした。
大場大尉は部下たちを激励し、胸を張って山を下りようと話すのでした。
日本兵たちは日本国旗をはためかせながら軍歌を歌い、戦争によって亡くなった人々を追悼して山を下りていくのでした。
収容所には千恵子の姿があり、千恵子は大場大尉が民家で遭遇した赤ん坊を抱いていました。
赤ん坊を抱かせてもらった大場大尉は「この子はまだ日本を知らないんだな」と話し、千恵子は「私が教えます」と答えるのでした。

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みんなの感想

ライターの感想

太平洋戦争時のサイパンでの戦いを日米両面から描いているフラットな作品のように感じました。
圧倒的な劣勢にありながら大場大尉は終始冷静な視点で物事を見ており、民間人を守るために死力を尽くす様子や日本人を理解しようとするアメリカ兵の描写など、良いと思えるシーンも多くありました。

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