「太陽に灼かれて」のネタバレあらすじと結末の感想

太陽に灼かれての紹介:1994年公開のロシア・フランス映画で、ニキータ・ミハルコフ主演・監督・脚本・製作で贈るドラマ。1930年代の大粛清時代のソ連を舞台に、激動の時代に引き裂かれた男女の悲劇を描いている。

予告動画

太陽に灼かれての主な出演者

ドミトリ(オレグ・メンシコフ)、マルーシャ(インゲボルガ・ダクネイト)、コトフ大佐(ニキータ・ミハルコフ)、ナージャ(ナージャ・ミハルコワ)

太陽に灼かれてのネタバレあらすじ

【起】- 太陽に灼かれてのあらすじ1

1936年、革命の英雄コトフ大佐は、愛する妻・マルーシャと娘・ナージャと山奥で幸せな生活を送っていました。親戚も一緒に暮らしています。
ある日、小麦畑にソ連軍の戦車が数台やってきます。村人は追い出そうと必死になっています。
秘密警察が来ており、コトフは休日でしたが、頼りにされて馬で向かうことにします。
ラビン中隊のコリア中尉を見つけて、コトフは自分を知らんのかと、官帽を被って示します。気づいた中尉は開いた口が塞がりません。
戦争ごっこをしているミーシャに無線連絡をして、コトフは帰るように指示します。
納得してくれて、コトフはコリアに言い方が悪かったと謝ります。
今日はスターリン気球の記念日です。
ナージャは行進している人々を見ていて、サングラスに帽子姿の変なおじさんと出会い、家に連れて行きます。
彼はコトフの昔の電話番号を知っていたり、さらにはピアノを弾きながら歌い始めます。
彼は自分がミーチャであると、正体を明かします。久しぶりの再会に、マルーシャは喜びます。
陽気でお喋りなミーチャに、皆は楽しくなります。
記念日なので公園で祭りが開かれることになり、コトフたちは向かいます。
コトフはナージャとボートに乗り、ボートの上で国を愛することを娘に伝えます。
マルーシャはこんがりと日焼けをすることにします。
ミーチャは、マルーシャになぜ質問しないのか問いかけます。
民間防護隊がやってきたので、毒ガス攻撃に備えて訓練をやらされると、騒ぎ始める女性たちがいます。

【承】- 太陽に灼かれてのあらすじ2

ミーチャは突然川に飛び込んで、浮いてこなくなります。本当は隠れて顔を出していました。
心配したマルーシャは、ミーチャを探しに川に入ります。ミーチャに驚かされて、マルーシャは思い出の場所に連れて行かれます。
この場所は、マルーシャが家を飛び出した時に、ミーチャと出会った場所でした。その後、2人は愛し合いました。
訓練が始まったので、ミーチャとマルーシャは参加することにします。ガスマスクを被り、怪我人として担架に乗せられます。
戻ってきたコトフとナージャは、荷物だけ置き去りで、皆がいないことに気づき、家に帰ることにします。
家の中では、ミーチャとマルーシャが2人でピアノを弾いていました。次第にマルーシャが踊り始めて、皆も参加し始めます。ミーチャの伴奏で、皆のテンションは最高潮に上がります。
そんな皆の姿を見たコトフは、1人で食事をすることにします。家政婦のモーフヴァに頼んで、コトフは呼びに行くことを提案します。
食事に呼ばれた皆は食堂に行きますが、ミーチャだけは残り、猛烈にピアノを弾き続けます。
ミーチャはナージャにヤティムという男の物語を話します。それは男が戦争から家に帰ってくると、両親が亡くなっており、愛する人が美しくなっていたという話しです。
その後、偉い人に呼び出された男は、志願書に署名させられそうになります。考えた挙句、彼は誰にも言わずに、荷物をまとめて出ていくことにします。愛する家に、地獄を見せたくなかったからです。
その話しを聞いたマルーシャは、泣きながら窓から飛び降りようとします。コトフは彼女を必死に止めます。

【転】- 太陽に灼かれてのあらすじ3

家の壁には、ミーチャ1916年とマルーシャ14歳と書かれていました。
ミーチャは今の身長を刻んで、ヤティム36歳と書きます。
マルーシャは1年以上もミーチャを待っていて、手首も切って大変でした。その後に大佐が現れたのです。ミーチャはその話しをキリクから聞きます。
マルーシャは、コトフがミーチャを外国に行かせたことを知ります。コトフは自分が大佐として義務で行ったことであり、彼が自分の意思で行ったのだと伝えます。
ミーチャの迎えの車が来るまで、コトフはサッカーでもしようと提案します。
ボールが林に入って、コトフがとりに行くと、ミーチャが現れます。
そろそろコトフは正体を明かすように話し始めます。
実はミーチャは23年もの間、ピアニストや音楽家などのコードネームを持つ防諜機関員をしていました。
反体制幹部8人を密告して、裁判もなしに銃殺に追い込んだ人物でもあります。
コトフは4年間、彼らと戦っており、そのことを知っていました。
将軍やヴェイネル、マシュコフラを陥れたのもミーチャでした。ミーチャは強制されたと言います。
ミーチャはこの家に帰るだけが望みだったのに、裏切られて全てを奪われました。愛するマルーシャまでもです。
そして最後は自分を逮捕するのだと、コトフは思います。嘘ばかりのでっち上げで、卑劣な奴だと批判します。

【結】- 太陽に灼かれてのあらすじ4

逆にミーチャは、20年前からコトフがドイツに情報を送っていたこと、23年からは日本でも、そしてスターリンの暗殺計画も考えた本人だと言い返します。
ナージャが来てこの話しは終わりになり、コトフはレーニン少年団から敬礼を送られます。
車が迎えに来たので、コトフは軍服を着てミーチャらと乗ります。
途中までナージャは、運転手の膝の上で運転をさせてもらいます。そして降りて家に帰って行きます。
武器を取り上げられたコトフは、お酒を飲んで酔っ払います。
畑の道の途中で、道に迷った荷物運びの男性が、ガソリンが切れて立ち往生していました。
住所が分かったコトフは教えてあげようとしますが、ミーチャの仲間に殴られて血だらけになります。
男性はコトフだと気づきますが、ミーチャから別の人だと説明され、証明書を奪われます。そして殺されてしまいます。
反逆の芽を摘むったとして、ミーチャことドミトリ・アーセンティエフは仲間に褒められます。
部屋に帰ったドミトリは、風呂に入ります。風呂の湯は血で真っ赤に染まり、彼の手首が映し出されます。
陸軍大佐コトフは36年8月12日に銃殺され、56年11月に名誉を回復します。
マリア・コトヴァは禁固10年となり、40年に死亡し、56年に名誉を回復します。
ナージャ・コトヴァは36年6月に逮捕され、56年に名誉を回復し、現在はカザフスタンに在住します。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は、主役であるコトフ大佐のおおらかで男らしい姿に、皆がついていくカリスマ性を感じずにはいられなくなります。
また、家族や親戚と仲の良い様子も映し出されており、おだやかで温かい雰囲気に、見ているだけでほのぼのとなれます。皆が笑顔でダンスを踊る姿はとても楽しそうで、見ていて幸せになれます。
しかし物語が進むにつれて、ドミトリの本当の目的が分かって行きます。愛する人を奪われ、コトフを逮捕しに来たのです。間に挟まれたマルーシャの悲しみ、そしてナージャの無邪気な姿が胸に突き刺さります。
情勢が不安定な時代で起こった悲劇を描いている映画であり、続編も見たくなる作品に仕上がっていて、お勧めの一作になります

映画の感想を投稿する

This site uses Akismet to reduce spam. Learn how your comment data is processed.

映画「太陽に灼かれて」の商品はこちら