映画:少女邂逅

「少女邂逅」のネタバレあらすじと結末

ヒューマンドラマ

少女邂逅の紹介:枝優花が監督をつとめ2017年に公開された作品で、2人の女子高生の不思議な関係性を描いていく青春映画となっています。同作品が出品された「MOOSICLAB2017」では観客賞を受賞し、青春の儚さが描かれた作品として小規模での上映ながら口コミで話題を広げた作品でもあります。主演となる女子高生2人の役は保紫萌香とモトーラ世理奈がつとめ、フレッシュなキャストながら独特な世界観を漂わせる演技を披露しています。

あらすじ動画

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少女邂逅の主な出演者

小原ミユリ(保紫萌香)、富田紬(モトーラ世理奈)、篠崎昇(松澤匠)、紬の父(松浦祐也)、清水馨(土山茜)

少女邂逅のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 少女邂逅のあらすじ1

少女邂逅のシーン1 地元の高校に通う女子高生の小原ミユリは同じクラスの生徒たちからいじめを受けており、放課後になると林の中に連れていかれ、ひどい仕打ちを受けていました。
誰もいなくなった林の中でミユリはカッターを手首に当てリストカットを図りますが、その手首の上に蚕の幼虫が乗っているのを見つけます。
ミユリはその幼虫を持ち帰って箱の中にしまい、「ツムギ」と名付けて大切に育てるのでした。
いじめがきっかけで声が出なくなってしまったミユリは学校に居場所がなく、いつしかツムギだけが心の支えになっていました。
理科の授業では先生が蚕についての話しをしています。
先生は実際の蚕の繭を見せ、人間のために繭を作っているという蚕の話しをします。
放課後、ツムギを箱に入れたまま歩いていたミユリはまたしてもいじめっ子に絡まれてしまい、林の中へと連れて行かれてしまいます。
奪われたカバンを必死に取り返そうとするミユリですが、カバンの中身はすべてその場で出されてしまい、ツムギの入った箱も見つかってしまいます。
いじめっ子たちはツムギを林の中へと放り投げてしまい、ミユリを縛り上げてそのまま帰ってしまうのでした。
身動きがとれない状態で成す術がなかったミユリに、林の中から人影が近づいてきます。
白い服をまとった女性は縛られたミユリのスカートをほどき、助けてくれるのでした。
あくる日、学校に行ったミユリは驚いた顔を見せます。
東京からやって来たという転校生は昨日ミユリを林の中で助けた女の子で、名前は富田紬と言い、ミユリが蚕の幼虫に名付けた名前と同じなのでした。
学校でもひどいいじめを受けていたミユリは、林の中で手首を切ろうとカッターの刃を立てます。
しかしそこに紬がやって来て、彼女を止めるのでした。
紬のもとを離れようとするミユリに、紬は「そうやってずっと逃げてきたの?」と問います。
「死んだように生きる人生でいいの?」と話す紬に、ミユリはふり絞るように「死にたくない、生きたい」と声をあげ、涙を流しながら紬の胸の中で泣くのでした。

【承】- 少女邂逅のあらすじ2

少女邂逅のシーン2 それからミユリは紬と行動をともにするようになります。
紬は「すぐに死んでしまうため、虫には痛覚がない」という話しをしてミユリの頬をつねり、痛がるミユリを見て、ミユリには生きる価値があることを伝えます。
ミユリは紬と仲を深めていくなかで、どこか彼女に「ツムギ」の面影を感じるようになっていました。
紬はミユリにとっての心の支えとなり、一緒に遊ぶようになった紬はミユリの家へとやって来ます。
そこでアルバムを発見した紬は幼い頃のミユリの写真を見て、彼女の笑っている写真が1枚もないことに気がつきます。
家族があまり好きではないというミユリに紬はかつて自分がミユリを助けたときのことを話し、昔の自分に似ていたと言うのでした。
ミユリは紬に家族が嫌いなのかと問いますが、紬は大切な存在だと話します。
紬はミユリの髪を結って整えてあげます。
ミユリは紬と沖縄へ行くことを提案し、ガイドブックを眺めながら沖縄のことを話していると紬がふと顔を上げ「こんな狭いところ、窮屈で息が詰まるよ。早く、逃げよう」とミユリにささやくのでした。
話しながらいつの間にか眠ってしまった二人。
目が覚めたミユリは、紬の足から蚕の糸のようなものが出ているのを見つけます。
次の日、紬にイメージチェンジをしてもらったミユリは登校するやいなやクラスの女子生徒から話しかけてもらえるようになり、友だちとお弁当を食べながら楽しく過ごすことができるようになります。
2人は喫茶店で沖縄へ行く計画を立て、紬はこの旅のことは2人だけの秘密であると話し、誰にも言わないことを約束して指切りをするのでした。
そこへ紬の父親がやって来て、2人は慌てて旅行雑誌を隠します。
気さくな紬の父はミユリに挨拶をすると、しばらく話し込んでいました。
計画がバレないうちに紬は父と帰ることにして、ミユリと別れるのでした。

【転】- 少女邂逅のあらすじ3

少女邂逅のシーン3 ミユリは理科の篠崎先生から蚕の生態について教えてもらいます。
仕切りが置かれて個別に箱の中に入れられている蚕の仕切りを取ってしまおうとするミユリですが、篠崎先生は繭を出す蚕は離しておかないとお互いの繭同士が絡まってしまうと話し、ミユリは蚕が近すぎるとダメになってしまうことを知るのでした。
受験を控えたミユリは紬以外にも同じ受験生であるクラスの女子生徒たちと仲を深めるようになっていき、本屋に立ち寄った彼女たちと受験勉強の辛さから逃れるために旅行に行こうという話しになります。
たまたま手に取ったのは沖縄旅行のガイドブックで、ミユリの友だちの女子生徒たちは沖縄旅行に行こうと盛り上がり、紬と約束をしているミユリだけがひとり微妙な顔を浮かべていました。
やんわりと断りを入れたミユリでしたが、次の日に学校へ行くと友人たちは購入した沖縄のガイドブックをミユリに見せ、はしゃいでいました。
それを見た紬は、ふたりだけの約束が破られてしまったと感じてミユリを責めます。
紬はそれほど怒っていない様子でしたが、最近忙しいと話す紬はミユリと一緒に帰ることも少なくなり、ミユリはそんな紬を少し心配そうに見送るのでした。
ひとりで家へと帰っているミユリの前にいじめっ子の清水が声をかけてきます。
清水は携帯で撮影した紬の写真を見せ、そこには紬が見知らぬ男と歩いているところが撮影されていました。
ミユリはお風呂の中で、学校の生徒たちを人形にして売っている紬を妄想します。
想像の中で紬は人形の内側から蚕の糸を引っ張りだし、年月とともに汚くなってしまう糸を自ら綺麗にして売ってあげると話します。
そして内側が汚れていくのはミユリも同じだと話すのでした。
「どうしてあのとき、助けてくれなかったの?」と話す紬。
「ずっとひとりで待ってたのに」という紬の言葉と携帯電話の着信音で、いつの間にか湯舟で眠ってしまったミユリは目を覚ますのでした。
「大事な話しがある」と紬から図書室に呼び出されたミユリは、ドキドキしながら紬のもとへ向かいますが、紬が話したのは沖縄旅行の計画についての話しでした。
出発は明日の夜だと聞いて驚くミユリですが、紬はすでに飛行機のチケットや大金を用意しており、ミユリはチケットを受け取って出発を決意するのでした。

【結】- 少女邂逅のあらすじ4

少女邂逅のシーン2 次の日、学校に行ったミユリは理科の授業で蚕が入った繭をそのまま茹でるという実験をしていました。
遅れてやって来た紬はなにも言わずに席に座ると、沸騰しているビーカーを手で払いのけてしまいます。
授業は一時中断となり、紬は先生に保健室へと連れていかれます。
心配したミユリは紬の様子を見に保健室へと行き、そこで紬から蚕の成虫が長く生きられないことを知らされるのでした。
飛ぶこともできず、口もないため食べることすらできないという蚕の成虫。
一体なんのために生きているのかと話し、「痛みを分からないやつが長生きしても無駄なんだよ」とミユリに言うと、紬は転がっている蚕の繭をつかみ、手で握りつぶしてしまうのでした。
放課後、沖縄に行くために予定通り駅で待ち合わせをしていたふたりは、電車に乗って東京へ向かいます。
乗り換えの電車を待っていると紬はベンチで眠ってしまい、ミユリは彼女の太ももに何本もの切り傷があるのを見つけるのでした。
傷の中から飛び出ている糸を見つけた紬はその糸を引っ張り、蚕の糸をたぐり寄せていきます。
ミユリが引っ張っていたその糸は、やがて切れてしまうのでした。
暗くなった駅のホームで目を覚ました紬でしたが、そばにミユリの姿はありませんでした。
しばらくすると学校の先生たちが血相を変えてやって来て、行方不明になっていた紬を連れて帰ろうとします。
笑みを浮かべる紬の前に父親が現れ、彼女の頬を叩くのでした。
後日、授業を受けているミユリたちのクラスに紬が遅れてやって来ますが、席についた途端倒れてしまいます。
保健室に運ばれた紬を心配するミユリですが、保健室に入ることはせずにドアの前から去っていきます。
それ以来ミユリと紬は疎遠になっていき、ミユリは受験勉強をして東京の大学に合格すると、駅で友人たちとの別れを惜しみながらホームへ歩いていきます。
ミユリが電車を待っていると、そこにいじめっ子だった清水が現れ、紬が死んだことを話すのでした。
紬は父親から日常的に性的虐待を受けており、さらに売春までしていたと言います。
彼女の死因は餓死であり、自室の隅でひとり亡くなっていたと聞かされるのでした。
電車の中でミユリは手首にカッターの刃を当て、血が流れる手首を見て涙を浮かべるのでした。

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みんなの感想

ライターの感想

蚕との関連性や端々に光るセリフなど、観た後に振り返りたくなる要素を多く含んだ作品になっていると思いました。
ラストシーンを受けて見えなかった部分が見えてくると、改めてもう一度観たくなる映画です。

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