「少年の君」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想（1件）

画像引用元：YouTube / 少年の君トレーラー映像

ニェンが帰宅すると、家の前で3人のいじめっこが待っていました。ウェイ・ライは復讐しようとして、カッターナイフを手に襲ってきます。逃げたニェンはゴミ箱の中へ隠れてチェン刑事に電話をかけますが、刑事は出ませんでした。3人の1人、ネズミを持った少女リー・シャンがニェンのスマホの音を聞くのですが、リー・シャンはニェンをかばって見逃してくれます。

家に戻ると待ち伏せがあるので、ニェンはシャオベイのところへ行きました。シャワーを浴びて貞操を捧げることを覚悟して「私を守って」と言います。「お金はないけど、どうしても北京へ行きたい」と告げると、シャオベイはうなずきました。シャオベイはニェンに何も出さず、ニェンを守ると決めます。ノートに「シャオベイに1つ借り」と書いておけと言い、ボディガードをすることにします。

シャオベイはニェンとの約束を果たします。その次の日からニェンの学校の門のところに行くと、一定の距離を保ってニェンを守りました。いじめっこの3人には、シャオベイが脅しをかけます。昼間はシャオベイも使い走りの仕事をしているのですが、放課後よりあとはきっちりニェンに付き添いました。

ニェンも家ではなく、シャオベイと一緒に過ごします。ともに同じ時間を過ごすうちに、シャオベイとニェンの間には絆ができました。大学受験まであと32日です。

ニェンに手出しができなくなったので、ウェイ・ライはリー・シャンをいじめました。リー・シャンはニェンに、「あのボディガードは誰？　私のことも守って」と近づいてきます。見過ごせないニェンは一緒に帰ろうと提案し、リー・シャンと一緒に過ごしました。リー・シャンはシャオベイの顔を知ります。

あるときシャオベイが顔に傷を作りました。チンピラの仕事で作った傷を、ニェンが心配します。シャオベイはニェンに自分の過去を話しました。

…シャオベイの父は、シャオベイが13歳の時に逃げて行方不明になりました。母ひとりでシャオベイを育てるのは大変なので、母は新たな男を作ります。しかし息子がいることで捨てられたので、母もしばらくしてシャオベイを置いて行方知れずになったそうです。以後シャオベイはひとりで、立体交差橋の下で暮らしていました…。

シャオベイとニェンは互いに思いを寄せ合います。プラトニックな関係です。互いを好きになるうちに、もどかしさも感じてきます。優等生で将来が有望なニェンに、自分は不釣り合いではないかとシャオベイは悩みました。ニェンは「私といっしょにここを出ない？」と言って、北京大学に受かったらいっしょに北京で暮らそうというのですが、シャオベイは自分の存在を恥じます。ニェンは「いつか並んで表通りを歩けるよ」声をかけました。

昼間に仲間と遊んでいたシャオベイは、仲間と共に警察に補導されます。婦女暴行の容疑者を探しており、その面通しのために連れて行かれたのでした。警察には似た年齢の少年がたくさん集められており、取り調べに時間がかかりました。ニェンをボディガードする時間が近づき、シャオベイはイライラします。

この期間にニェンはいじめっこに捕まっていました。リー・シャンが接近してきたのは、シャオベイの素性を調べるための罠でした。シャオベイが警察に補導されたことも、どうやら計画のひとつのようです。いじめっこのウェイ・ライはタチの悪い男たちも連れていました。髪の毛を切らせて動画に撮り、さらに脱がせて裸の動画も撮っていました。脅しのためです。

釈放されたシャオベイが急いでニェンの家へ駆けつけ、ボロボロのニェンを見ました。怒りで復讐に向かいそうなシャオベイを、ニェンは止めます。バリカンでニェンの頭を短く刈り上げたシャオベイは、自分の頭も短く刈りました。2人で記念撮影します。