映画:少年の君

「少年の君」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

【結】– 少年の君のあらすじ4

少年の君のシーン4

画像引用元:YouTube / 少年の君トレーラー映像

受験票ができあがり学校で配布されます。それを受け取るニェンは坊主頭で担任も他の生徒も絶句しますが、揉め事を恐れて何も聞きません。

そして…いよいよ試験が始まりました。雨の降る中、中国全土で「高考」が始まります。923万名の受験生が、大学試験を受験します。

試験が粛々と進められる中、雨で土砂崩れが起きました。その現場から遺体が見つかります。その遺体はいじめっこウェイ・ライのものでした。

試験の1日目が終わったところで、ニェンはチェン刑事に呼ばれます。いじめていた相手ウェイ・ライが死んでいるわけですから、ニェンは最重要容疑者扱いでした。いじめの動画も押収されています。しかし証拠はないのでニェンはすぐに釈放され、翌日も試験を受けます。

警察側が捜査を続けると、怪しい人物が浮上しました。ニェンにずっと付きまとっていた、ストーカーのような男がいたという目撃情報です。その男・シャオベイに事情聴取をすると「自分がやった」と自供しました。チェン刑事は怪しみます。

シャオベイは逃げてニェンを連れていくと、追ってくる刑事の前で、ニェンに乱暴する振りをしました。「命が大事なら黙ってろ」と婦女暴行犯が言っていたセリフを吐きながら、馬乗りになります。シャオベイは現行犯逮捕されて連行されますが、それでもチェン刑事は不自然なものを感じていました。

…ウェイ・ライは受験前の5月31日、ニェンに夜道で話しかけます。これ以上問題がお手沙汰になると大学受験ができなくなると思ったウェイ・ライは、ニェンに金を払うから警察には黙っておいてくれと言いにきたのです。金はいらない、警察にはいわないと答えたニェンは、ウェイ・ライと会いたくないのだと話します。では大学も別々のところを受験しようとなれなれしくしつこく話しかけてくるウェイ・ライは、ニェンの家が貧しくて母親が苦労していることをからかいました。腹に据えかねてかっとなったニェンが突き飛ばすと、ウェイ・ライは石の階段から転がり落ちて死んでしまいました…。

シャオベイはニェンをかばって、自分が罪をかぶろうとしています。シャオベイはニェンに「捕まっても俺は未成年だから、大した罪にならない」といって納得させました。

詳細は知らずともそれに気づいたチェン刑事は、シャオベイとニェンの両方を揺さぶって自白を促します。嘘はニェンのためにならず、いずれ嘘がつらくなると思ったチェン刑事は「シャオベイは実は成人で、死刑判決が下った」というブラフでニェンを動揺させます。嘘を通すのは無理だと思ったニェンはシャオベイに面会へ行きました。黙って見つめ合う2人は、無言のまま互いの気持ちを理解して涙を流します。

「2人も落とすとは成長したな」と感心する先輩刑事のラオヤンに、チェン刑事は「眠いので眠ってきます」とことばを返しました。

〔2015年 青藤(チントン)英語学校〕

教壇に立つニェンが生徒たちの前で、英語を教えています。過去の助動詞「was」と「used to be」の違いを説明したニェンは、例文を繰り返し唱えて生徒にもそれを求めます。「昔は遊び場だったのに」と繰り返したニェンは、授業が終わってからひとりの少女のところへ近づきます。少女は授業のあいだ、ずっとうつむいていました。

授業を終えたニェンは、学校の門を出て少女といっしょに歩きます。そんなニェンから距離を取って歩く男性・シャオベイの姿がありました。

(ニェンはいじめられていたことが減刑の対象となり、禁錮4年で出所していました。さらに国はいじめ防止に向けて動き、2018年にいじめ防止条例を作りました)

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