映画:川っぺりムコリッタ

「川っぺりムコリッタ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

【転】– 川っぺりムコリッタのあらすじ3

川っぺりムコリッタのシーン3

画像引用元:YouTube / 川っぺりムコリッタトレーラー映像

山田の部屋の炊飯器が炊き上がりを知らせると、それを待っていたかのように隣人の島田が食器を手にやってきます。山田はもはや抵抗する気もないようで、翌日の昼食のおにぎり分のご飯を残しておいてくれと言いました。遺骨を見た島田は手を合わせます。

南の夫について山田が聞くと、島田は5年くらい前に亡くなったと教えます。死後も南は夫を愛してやまないのだと言って、山田にあきらめろと声をかけます。

お代わりしないと言っていた島田が、ご飯をお代わりしました。塩辛を上にかけて食べようとするときに、山田が聞いてきた父親の死体発見時の話をし始めたので、島田の箸が止まります。

夜、父親の遺骨の箱が光を放ちます。どうしてなのか判らず山田は怖くて、7の段を逆に数えます。受け取った遺品をチェックすると、携帯電話の電源が入りました。通話履歴には同じ番号がずらっと並んでおり、気になって公衆電話でかけてみると「いのちの電話」でした。山田は無言で電話を切ります。

塩辛工場で働く山田は、ベテラン社員の中島に毎日同じことを繰り返して意味があるのだろうかと聞きます。その発言を聞いていた沢田が、「うん、ある、あるよ」と力強く答えると「帰りに塩辛持ってって」と言います。山田はこの日、陶器の壺に入った特上の塩辛をもらいます。

帰り道、自転車で通りかかった南が山田を見つけて、アイスをくれます。2人で並んで食べながら南は「妊婦が苦手で、見ているとつい蹴りたくなる」と話します。かつて自分も妊婦だったのにと言いながら、動物的で気持ち悪いと南は話しました。山田は「僕は」と話を切り出そうとしますが、南は一方的に話すと立ち上がってその場を去りました。

山田の郵便受けに、チラシが入っていました。墓石のチラシです。手に取って見ていると向かいの棟に並んで座っている溝口父子が「お1ついかがですか」「真心こめてサービスします」と声をかけます。山田が置くところがないと答えると、溝口は奇妙な声で笑います。

島田が部屋でご飯を食べるのは、既に当たり前の光景になっていました。「山ちゃんってご飯炊く才能あるよね」と褒めます。遺骨が夜に光ることを山田が話すと、島田は「このへんにいるんじゃないか。四十九日を過ぎたら供養しなくちゃね」と言いました。

隣の老女に会った話を山田がすると、島田が怖がります。というのも、その老女・岡本はもう2年も前に亡くなっているのだそうです。

溝口父子は丘の上にあるすごく大きな屋敷に、墓石の訪問販売に行きました。屋敷から出てきたのは、犬を抱いた金持ちそうな女性・大橋です。

夜、父の遺骨の箱がまた光りました。怖い山田は衝動的にトイレへ流そうとしますが、かろうじて思い留まりました。河原へ持って行って捨てようとしますが、ガマガエルの声で冷静になり後ろを振り返ると、坊主のガンちゃんが凝視していました。

「遺骨を捨てると3年以下の懲役刑」と島田が山田に教えます。叩いて砕いてパウダー状にすると罪にはならないと話した島田は、いいにおいがすると言い出しました。においにつられて向かいの溝口宅へ入ります。

溝口父子は家賃を半年滞納しているのに、すき焼きを食べようとしていました。半年ぶりに高級な墓石が売れたから、お祝いなのだそうです。島田はすぐ部屋に戻ると食器を持って駆け付けました。山田も島田と同じく食器を持ち、鍋の肉をかっさらってためらうことなく食べます。

売れた墓石は200万円のもので、丘の上の大きなお屋敷の住人が買っていました。それは人間用ではなく犬の墓だと聞いた山田と島田は虚しさに囚われますが、すぐすき焼きに意識が戻りました。においで南とカヨコもやってきます。

すき焼きを囲んで、島田が「山ちゃんが岡本さんを見たらしい」と話します。南がどんな格好をしていたかと聞くので、山田は「すごく暑い日なのに紫色のカーディガンを着て、タバコを吸っていた。ガラガラ声だった」と言うと、溝口と南はしみじみします。生前の岡本はこの長屋に40年以上暮らしていて、美容室を経営していたと話した南は「今度もし会ったら私のとこにも出るよう言っといてください」と山田に告げます。

食後カヨコと洋一はヤギを散歩に連れていきました。洋一はギターを持つホームレスとセッションをしており、通りかかった山田がいい曲だと言うと、洋一は「バッハ」と答えます。

腕に止まった蚊をつぶした山田に、島田は「虫が殺せない」告白をします。特にクモは駄目だと言った島田は、10歳のときに死んだ父親が台風の夜に眠れない自分に『蜘蛛の糸』の話をしたからだと話しました。そのあと島田は「僕さ、息子がいたんだ。もういないけど」と言いかけますが、慌てて否定して聞かなかったことにしてくれと言います。

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