映画:川っぺりムコリッタ

「川っぺりムコリッタ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

【結】– 川っぺりムコリッタのあらすじ4

川っぺりムコリッタのシーン4

画像引用元:YouTube / 川っぺりムコリッタトレーラー映像

2人で畑作業をして休憩の際に、ガンちゃんの寺へ行きます。ガンちゃんも出てきて境内で涼んでいると、雨が降り始めました。雨のなかに飛び出して浴びた島田は、雨が止んだら呑みに行こうと2人を誘います。

誘った島田は飲み過ごしました。吐きながら繰り返し「ごめんなさい」を連呼し、それをガンちゃんが黙って背中をさすり、おぶって帰ります。

翌日、山田は朝食を用意すると島田に声をかけますが、島田は二日酔いで出てきませんでした。

畑の手入れをしながら、島田は山田に前科者なのかと聞きます。なにをしたのかと聞かれ、山田は「人だましてお金取りました」と答えました。

工場で山田はイカの目が気になって、めまいを起こします。「駄目な血は遺伝する」と山田が弱音を吐くと、社長の沢田が励ましました。「今辞めたら振り出しに戻る」と言い、沢田は山田の肩を抱くと励ましました。山田は沢田の気遣いに感謝します。

山田はいのちの電話に電話をかけると、自殺者がこのダイヤルを利用するのかと質問しました。電話の相手は、そればかりではなく例えば子どもたちが「死んだペットを庭に埋めてもいいか」「死んだあとの魂はどこへ行くのか」と聞きにかけてくると答えます。魂の答えを山田が聞くと、相手は「個人的なこととして」と前置きして、昔宙を泳ぐ金魚を見たと話しました。空に向かって泳ぐ金魚を見て、これが魂だと確信したと答えました。それを聞いた山田は、空を仰ぎます。

夜中に大きな地震が起き、父の骨壺が落ちて割れました。困った山田は塩辛の壺に骨を集めて入れます。

役所の堤下に会いに行った山田は、父は自殺だったのかと聞きました。否定はできないと答えた堤下は、山田の父が住んでいた部屋へ案内します。川沿いの土手から父が住んでいた集合住宅のベランダを見ながら堤下は、生前の父がていねいに生きていたことを話しました。風呂上がりに死んだらしく、そばに飲みかけの牛乳があったと聞いた山田は、「僕の父でした」と答えます。かすかに覚えている父の記憶が、山田の脳裏によみがえりました。

南はカヨコを連れて、夫・武昇の墓参りに行きます。樹木葬です。帰りにタクシーを拾うと、運転手が自分の妻を空に散らせた話をします。運転手は、引退前は花火師でした。亡くなった妻の遺骨を乳鉢ですりつぶして火薬と混ぜ、花火といっしょに打ち上げたという話をします。

それを聞いた南は帰宅後、家に保管してある夫の遺骨を取り出して齧ると、骨で自分の身体をなぞります。

カヨコが飼っていた金魚が死にました。カヨコは川っぺりに持っていって、死骸を埋めます。溝口父子と山田もついていき、4人で手を合わせました。

河原に放置された電話がチリンと鳴りました。受話器を取りに行った洋一が上空を指し、山田たちが土手から見ると、川の上にタコのようなイカのような物体が浮いていました。山田たちが見ていると島田が駆け付けて、「俺も連れていってくれ」と泣きながら土手を転げました。山田が駆け寄ろうとしますが、溝口がそれを制します。

島田が部屋にやってきました。山田は風呂に入っています。地震が大きかったねという話を島田がしたあと、先日無遠慮に前科の話をしたことを謝罪しました。島田は過去にたくさんの人に騙されたことがあって、山田の前科を知って怖くなったのだと話します。

「ご飯ってさ、ひとりで食べるより誰かと食べたほうがおいしいよね」と暗に食事の催促をするので、山田は風呂に入りながら「どうぞ先に食べておいて」と声をかけます。喜んだ島田はご飯の用意をして、塩辛の壺(父の遺骨入り)を開けて悲鳴を上げました。それを聞いて山田は笑います。

強い台風がやってきました。雨風がひどく住人たちは災害に備えています。

島田は部屋で怯えていました。山田は恐怖を克服する方法として、九九の7の段を逆から言えばよいと教えます。島田がそのとおりにやってみると、怖くなくなりました。

台風は去りましたが、畑が荒れていました。島田はそれを見てショックを受け、「川っぺりの人たち大丈夫かな」とブルーシートのホームレスを心配します。

川っぺりで山田は父の骨を新聞紙の上に広げ、石で潰していました。南がそれを見ます。

山田は骨をつぶしながら、南に過去を話します。母親に引き取られた山田は貧しい暮らしを余儀なくされました。母は高校のときに2万円を山田に渡すと、いなくなりました。それきりいまもどうしているか判らないそうです。

「いい仕事あるから」と詐欺の手伝いをして刑務所に入ったとき、山田は「これで死ぬほどの空腹に悩まされることがなくなった」と安心したと言います。そんな前科者の自分がこの場所で、隣人の島田に導かれてささやかな幸せをかみしめて生きていていいのか…と泣いていると、南は頭を撫でて肯定します。

南は山田に、父親の葬式をしようと提案します。

溝口が山田にスーツを貸しました。溝口が「刹那だ刹那、臘縛(ろうばく)ムコリッタ」と呟くのを聞いて、山田が意味を聞きました。亡くなった岡本がよく呟いていたと言い、溝口はささやかな幸せと解釈していると答えます。

先頭を袈裟を着たガンちゃん、続いて山田、ピアニカ演奏の洋一、リコーダーのカヨコ、南はナベを、島田はタライを叩きます。溝口が旗を掲げて最後にホームレスさんがギターを演奏して、川っぺりを行進します…。

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