「幸せへのキセキ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

幸せへのキセキ紹介:2012年製作のアメリカ映画。なんの知識もなく、動物園の再建に挑み、最愛の人の死から立ち直った男の姿を描く、英国人コラムニストの身に起きた実話をベースにしたヒューマンドラマ。マット・デイモンが子供たちとともに悲しみから立ち直ろうとする父親に扮し、新境地を見せる。監督は『バニラ・スカイ』のキャメロン・クロウ。

幸せへのキセキの主な出演者

ベンジャミン・ミー(マット・デイモン)、ケリー・フォスター(スカーレット・ヨハンソン)、ダンカン・ミー(トーマス・ヘイデン・チャーチ)、ディラン・ミー(コリン・フォード)、ロージー・ミー(マギー・エリザベス・ジョーンズ)、ピーター・マクレディ(アンガス・マクファーデン)、ロビン・ジョーンズ(パトリック・フュジット)、リリー・ミスカ(エル・ファニング)、ウォルター・フェリス(ジョン・マイケル・ヒギンズ)

幸せへのキセキのネタバレあらすじ

【起】– 幸せへのキセキのあらすじ1

幸せへのキセキのシーン1

画像引用元:YouTube / 幸せへのキセキトレーラー映像

アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルス。2010年。

ベンジャミン・ミーという男性は、突撃レポーターをして記事を書くコラムニストでした。どんな危険な取材にも、身体を張って挑む人物です。テロリストの中に入って潜入取材をしてみたり、大型台風の中で実況中継をしたり…ベンジャミン本人は望んでしているわけですが、彼の家族からしたらたまったものではありません。それでもベンジャミンがやっていけていたのは、妻・キャサリンの存在があったからでした。

ベンジャミンとキャサリンの間には、14歳の息子・ディランと7歳の娘・ロージーがいます。そして妻のキャサリンは半年前に、病気で他界してしまいました。ベンジャミンは思春期の息子と手のかかる娘を抱えて、シングルファーザーとして仕事もしながら育児に追われることになります。特に息子のディランは難しい年ごろで、ベンジャミンは手を焼いていました。

2人の子どもを車に乗せて学校へ連れて行きながら、ベンジャミンはディランに「もっと勉強をしろ」とハッパをかけます。「別に」と連呼するディランは、ベンジャミンにその言葉を禁止されて「陰険だ」とむくれました。ロージーは父と兄の顔を交互に見て、陰険という言葉の意味を質問します。

子どもを学校へ連れて行ったあと、ベンジャミンは会計士をする兄・ダンカンと会います。食事をしようとダンカンはリトル・ドムズという店へ誘いますが、ベンジャミンはそのお店に行きたくないと答えました。リトル・ドムズは、亡き妻・キャサリンとの出会いの店で、思い出がたくさんあるのです。まだ妻の死から立ち直れていないベンジャミンを見て、ダンカンは「前に進め」と声をかけました。もっと人と交われとアドバイスします。

仕事場に顔を出したベンジャミンは、「噴火の現場を突撃取材する」という新たなプランを出しました。しかし編集長にあっけなく反対されます。編集長は「ウェブ版を書け」とベンジャミンに迫りますが、譲れない一線でした。ベンジャミンは「クビの方がまし」と言い、本当に仕事を辞めてしまいます。

その後、学校に呼び出されて行くと、校長先生が息子のディランを退学にすると言いました。ディランはいろんな悪さをし、1学期で3回も停学になっていたのですが、今回はお金を盗んだと聞いて、ベンジャミンはけしからんと思います。さらにディランが描いた絵(首を切られて血を流している男性の顔。パンク風)を見せながら、校長は「私が親なら、心のケアを考える」と言いました。ベンジャミンは唸ります。それ以上言い返せませんでした。

子どもたちを車で連れ帰ったベンジャミンは、ひとりで子どもたちの世話をして寝かしつけます。しかし夜中にお隣が騒がしくして、ロージーが目を覚ましました。お隣は若者が集まってパーティーをしており、深夜までうるさいのです。それを見たベンジャミンは、心機一転、環境を変えようと決意します。

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