映画:彼女が目覚めるその日まで

「彼女が目覚めるその日まで」のネタバレあらすじと結末

彼女が目覚めるその日までの紹介:2016年公開。NYの記者であったスザンナ・キャハランが自身が経験した原因不明の病との闘いを綴った自伝的小説「脳に棲む悪魔」を原作とした実写映画作品。原題は「Brain on Fire」。監督を務めたのはジェラルド・バレッド。スザンナを演じたのは「キック・アス」やリメイク版「キャリー」等で知られるクロエ・グレース・モレッツ。

あらすじ動画

彼女が目覚めるその日までの主な出演者

スザンナ・キャハラン(クロエ・グレース・モレッツ)、スティーヴン(トレイン・マン)、トム・キャハラン(リチャード・アーミティッジ)、ローナ・ナック(キャリー=アン・モス)、マーゴ(ジェニー・スレイト)、リチャード(タイラー・ペリー)、サウエル・ナジャール(ナヴィド・ネガ―マン)

彼女が目覚めるその日までのネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 彼女が目覚めるその日までのあらすじ1

彼女が目覚めるその日までのシーン1  ニューヨーク。ポスト紙を刊行している新聞社で働いているスザンナは、自分の記事が2面に取り上げられることを上司のリチャードから聞いて上機嫌でした。長年憧れていたニューヨークの新聞社での仕事をスザンナは楽しんでいました。向かいのデスクに座るマーゴからもいつものようにジョークを飛ばされ、いつもと変わらぬ日々が続いていました。

 休日、スザンナはボーイフレンドのスティーブンと待ち合わせしてある場所へむかいました。今日はスザンナの誕生日で、パーティで初めて両親にスティーヴンを紹介する日でした。緊張しているスティーヴン。会場へ向かうと、既に父のトムと、トムの再婚相手のジゼルがいました。スザンナの両親は既に離婚し、二人とも再婚していましたが、度々顔を合わせるように関係性は良好でした。トムに自己紹介をしたスティーヴンでしたが、トムはあまり快くは迎えませんでした。というのも、スティーヴンは定職には就いておらず、レコードショップでアルバイトをしながらミュージシャンを目指していました。銀行員だった経験もあるトムは、不安定な状況にあるスティーヴンに不安を抱きました。そこへ母のローナと彼女の再婚相手のアレンも到着しました。ボーイフレンドと両親、その再婚相手という不思議なメンバーでパーティが始まりました。ケーキのろうそくに火をつけてハッピーバースデーを歌う家族とスティーヴン。しかしスザンナは違和感を感じ始めました。みんなの歌声が徐々に遠のいていく感覚がしました。そして、外の車の走行音や雑音が大きく聞こえ始めます。気づいたときには、歌は終わっており、トムが「どうしたスザンナ。火を消さないのか」と言う声ではっとして、笑顔を作りろうそくの火を消しました。しかし、頭の中はこの症状のことでいっぱいになりました。

【承】- 彼女が目覚めるその日までのあらすじ2

彼女が目覚めるその日までのシーン2  その後も度々、スザンナは同じ症状に悩まされるようになっていきました。次第にその頻度が高くなり、その症状が起きているときは何も考えられなくなる為、気づくと周りの会話が進んでいたりすることもしばしばありました。更に、手が痺れたり足がおぼつかなくなったりという症状も現れ始めました。体調も悪くなり、何か大きな風邪をひいたかもしれないと思い、病院に向かいました。症状を伝えると、念のためMRI検査も行うと言われました。MRI検査に臨みましたが、結局、どこにも異常は見られないと言われてしまいました。

 ある朝目覚めると、腕に赤い斑点が出ていることに気づきます。トコジラミに刺されたかもしれないと思い、職場でマーゴに腕を見せて相談しますが、「斑点なんてどこにもないわよ」と言われました。しっかり見せますが、「ただの白い腕よ」と言われるばかりです。医者に行き相談しますが、同じように「何もない」と言われるだけでした。

 夜眠れずにいたスザンナは、台所から水滴が落ちる音が聞こえることに気づきました。それがどうしても耳障りになり、台所へ向かい水道の蛇口を見ますが、水は垂れていません。振り返り寝室へ戻ろうとすると、再び聞こえます。しかし蛇口を観ても何も異常はありません。スザンナは蛇口に向かって「垂らさないで!」と叫びました。

 スザンナはトムを呼びました。水道の水漏れを修理してもらう為です。トムは娘の部屋に入るや否や驚きます。考えられないほど部屋が散らかっていたためです。トムはスザンナに注意をして台所に向かいました。しかし、水道の蛇口から一切水漏れはしていません。「蛇口か?普通だが」と言うトムですが、スザンナは「何言ってるの?ほら、今も垂れたじゃない!」と叫びます。トムはスザンナが普通ではないことを察しました。心配になりますが、指摘はせずに「片付けろよ」と言って帰っていきました。

 出勤したスザンナは、今日が取材であることをすっかり忘れていました。既にオフィスに訪れていた相手の元へ急いで向かい、取材を開始しました。しかし、相手が答える度に、笑いがこみ上げてきます。おかしなことは言っていないのに、スザンナは笑い出しました。それに腹を立てた取材相手は席を立ち出て行こうとします。スザンナは慌てて謝罪して制止しますが、そのまま出て行ってしまいました。その直後、リチャードから大目玉を食らってしまったスザンナ。スザンナが提出した記事の原稿も文章が滅茶苦茶で、とても新聞に掲載できるような物ではありませんでした。散々怒鳴るリチャードですが、スザンナはいつものように外の騒音が大きく聞こえ、リチャードが目の前で怒鳴っている内容など何も聞こえていませんでした。

【転】- 彼女が目覚めるその日までのあらすじ3

彼女が目覚めるその日までのシーン3  ある夜。スザンヌの家でスティーヴンが眠っていると、横で寝ていたスザンナが何やら寝言のようなうなり声を上げ始めました。スティーヴンが「寝言言ってるぞ」と言っても収まりません。スザンナの方を見ると、身体を起こして目を開けてうなっていました。そして、突然白目をむき、痙攣を起こしてベッドから落ちてしまいました。スティーヴンは急いで救急車を呼びました。

 精密検査を行いましたが、結果は異状なし。スザンナは自宅に戻され、トムとローナも駆けつけました。トムはスティーヴンに対して怒りをむき出しにしました。「なぜ俺たちに電話をしなかったんだ!」と言うトムに「電話番号を知らなかったので」と弁明しますが、「スザンナの携帯を見ればわかるだろ!」と一蹴します。ローナはトムを落ち着かせ、スティーヴンにお礼を言い、スティーヴンを帰しました。スザンナは両親にも「出て行って」と言いました。二人はそれに従ってスザンナの家を後にしました。

 その後、ローナの自宅で休養したあとに職場に復帰しますが、仕事は上手くいきません。遂には、オフィスで突然「わかったわ!私は今仕事をするべきなのよ!」と叫び、デスクに登ったかと思えば、「NYから出ていく!」と絶叫したりと、奇行が目立つようになっていきました。リチャードはマーゴにスザンナがドラッグでもやっているのではないかと相談しますが、マーゴは「そんな訳はない」と言います。結局スザンナは強制的に休職となり、再びローナの自宅で療養を始めました。

 しかし奇行は収まりません。「私は双極性障害かもしれない」と言い、心療内科へ行き薬を貰ったかと思えば、その日の夜中に「この薬が原因なのよ!」と泣いて訴えます。ローナにも限界が来てしまい、トムに相談を持ち掛け、スザンナはトムの自宅に移ることになりました。

 朝食を作り、食卓にスザンナを呼んだトム。ジゼルと共に三人で朝食を食べようとしますが、スザンナは一切手をつけません。すると突然スザンナは耳を塞ぎ、「止めて!」と叫び出しました。「どうした」というトムにスザンナはジゼルを指さしながら「彼女が私の悪口を言ってる!どうして!」と言います。ジゼルは一切言葉を発していなかったため、確実にそんな訳はありません。トムとジゼルが「悪口なんか言ってない」と落ち着かせようとするも、スザンナは「止めて!」と叫び、遂に皿を地面に叩きつけました。そしてトムに「近づかないで!触らないで!」と言い出します。トムが「大丈夫だ。触らないよ」と言っても叫び続けます。そして、逃げるようにその場を離れて二階へ上がっていきました。皿の破片を見ながらトムは座り込んでしまいました。ジゼルが後ろから「大丈夫よ。きっと大丈夫よ」と励ましました。

 トムとローナは総合病院を訪れ、「今すぐに入院させなければ」と訴えます。医師は「何度検査しても、全く異常が見られないのです」「お酒の飲みすぎで、禁断症状が出ているのでしょう。アルコールは控えさせてください」と言います。ローナは医師に対して「私も彼女もお酒は飲みません。私の家にいた2週間、一滴も飲んでません」と訴えます。二人の強い表情を見た医師は、スザンナを入院させることを決めました。

 入院したスザンナは、当初は奇行が目立ちましたが、次第にそれもなくなっていき、スザンナはあまり言葉を話さないようになっていきました。表情に感情も出なくなり、コミュニケーションも取れなくなっていきました。

【結】- 彼女が目覚めるその日までのあらすじ4

彼女が目覚めるその日までのシーン2  スザンナの体は強直症状を引き起こし、手足も思うように動かすことができなくなってきました。素人から見ても明らかに重い症状であるにも関わらず、細かく何度も検査をしても結果は「異常なし」。そして医師たちはスザンナは精神病だと判断し、精神科もある、より大きな病院へ移すことをトムとローナに勧めます。しかしトムとローナは、スザンナが精神疾患であることを受け入れようとはしません。必ずどこかに異常があるはずだと譲りません。そこで医師の一人は、ある人物の元を訪ねることにしました。

 とある大学の教室を訪れたその医師は、講義をしていた教師に挨拶します。彼はナジャールという元医師です。しかし医師を引退して現在では大学で教鞭を執っていました。スザンナの症状を聞いたナジャールは、「もう医師じゃない。大学教師なんだ」と一度は断りますが、結局その元来の人の好さで引き受けました。

 スザンナの元を訪れたナジャールは彼女の症状を確認すると、これまで撮影したレントゲンなどの全ての細かいデータを見て、確かに異常はないように見えることを確認しました。頭を悩ませるナジャールでしたが、スザンナにある一つのテストをしてみました。ベッドの上で無表情でいるスザンナの前に机を広げ、一枚の紙を置き、ペンを握らせました。そしてスザンナに「時計の絵を描いてみてくれ」と言いました。スザンナは震える手でゆっくりと時計の絵を描き始めました。歪な形ではありますが、確かに円を描き、数字を書いていきます。すると、1から12までの数字が全て円の右側に偏った時計が出来上がりました。それを見たナジャールは確信します。ナジャールはトムとローナ、スティーヴに「彼女は精神疾患ではありません」と宣言しました。「精神疾患の患者はもっとバラバラに描いたり、逆に綺麗に均等に描いたりします。ですが彼女は数字が全て右側に偏っています。これは、右脳に問題がある兆候です。スザンナは確実に精神疾患ではありません。すぐに原因を突き止めてみせますよ」と言いました。それを聞いたローナは安堵のあまり涙を流し、トムとスティーヴンは抱き合って喜びました。

 手術を行い、スザンナの脳から組織を採取。検査の結果、右脳抗NMDA受容体抗体脳炎だと判明しました。スザンナの体の交代がなんらかの原因で右脳の細胞を攻撃し、炎症を起こしてしまっていたのでした。スザンナはかろうじてまだ初期の段階であり、治療が十分に可能な状態でした。ナジャールはすぐに治療を開始しました。スザンナは徐々に表情を取り戻し、身体も動かせるようになってきました。退院してローナの自宅に移ると、身体を動かすリハビリをスタートさせました。

 7か月後、遂にスザンナはほとんど発症前の状態に戻り、職場復帰を果たしました。リチャードはスザンナに「自分の体験を書いてみないか」と持ち掛けました。スザンナは「これから誰かの役に立てるなら」と引き受けました。デスクに戻り、マーゴにいつもと変わらず冗談を言われながら、パソコンを立ち上げたスザンナは、「Brain on Fire」と打ち込みました。

みんなの感想

ライターの感想

主演のクロエ・グレース・モレッツの迫力ある演技が素晴らしかったです。

映画の感想を投稿する

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

映画「彼女が目覚めるその日まで」の商品はこちら