「心の傷を癒すということ≪劇場版≫」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

【承】– 心の傷を癒すということ≪劇場版≫のあらすじ2

心の傷を癒すということ≪劇場版≫のシーン2

画像引用元:YouTube / 心の傷を癒すということ≪劇場版≫トレーラー映像

時は過ぎて、1978年4月。

和隆は18才になっていた、成長した和隆は高校生になっていた。

彼の親友は明るい性格の湯浅、二人は将来医者になろうと共に勉強をしたり励まし合う仲だった。

夜、食卓を家族で囲みながら父は智明にこれからの進路を聞いていく。

兄、智明は父と話し合い「原子力工学科」に進むことになった。

世界に誇れる学者になるよう、父は満足げに智明を褒めた。

仕事の電話が鳴り、父は「国に誇れる人間になるよう努力を怠るな」と言い残した。

和隆は正直、複雑な気持ちだった。

その後、湯浅が医学部を諦めるかも、と弱気な一言を電話で和隆は聞くと自転車を漕ぎ湯浅を公園に呼び出した。待っていた湯浅といつしか自転車で競い合い全力で漕ぎあう。

公園に着くと湯浅は医学部に挑む上で限界を感じた、と言う。自宅が開業医をしていた湯浅は患者の死と向き合わなくてはいけないこの職業に耐えられるか自信がなかった。

そこで和隆はよく読んでいた精神科医の永野良男の本を紹介し、しんどい時は手に湿布を貼るねんと優しく湯浅の気持ちに寄り添い励ます。

湯浅も再び、共に医学部を目指す決意を固める。

帰り際、和隆は自分の本名と国籍について初めて告白した。

すると湯浅は「隙ありっ!」と和隆をつつき笑いながら

「そっか、じゃあ今度からは安田か、安かどっちの名前で読んだらええ?」

「どっちも自分の嘘の名前みたいや、どっちでもええ。でも安のほうがましやわ」

と答えた。

そして湯浅はひとつの案を和隆に問うた。

「なあ、二人とも医学部進めたら俺とジャズやらへん?モテるでー」

「ごめんやけど、一人でやるわ」

と言い、再び自転車を全力で漕ぐ二人。

1981年、4月。

とあるカフェのステージでジャズピアノを奏でる和隆、そして側にはサックスを吹く湯浅がいた。その後二人は猛勉強の上、医学部に合格していた。

プロ並みの腕前になった和隆、だがカフェのママは「人に腕前を聞くほどじゃあ、まだまだやな」と朗らかに笑った。

医学部に入った和隆は翌日に、とある人物の講義に参加するため読み返す一冊の本があった。彼の心の支えであり医学を志すきっかけになった永野医師の本だった。

「いよいよ憧れの人に会えるな」

湯浅に言われると、和隆は嬉しそうに

「医学博士で文学者、それに人格者やねん。医者や患者からも信頼されてるねん」

と答えた。

翌日、初老の男性、永野の講義を聞き終わった後に廊下で呼び止める和隆。

緊張した面持ちで和隆は質問をした

「先生は寂しくはないですか?」

いぶかしげな顔をする永野

「先生の本を読みましたが、並外れた知性故に普通に見えている景色と違うものを見ておられるようです。自分を自分の考えを誰もわかってくれないという気持ちはどのようなものでしょうか?」

すると永野は

「どうも過大評価をもらったようだ、君、名前は?」

「安といいます、不安の安です」

俯きながら和隆は名乗った。

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