「或る終焉」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

台詞、劇中音楽をできるだけ入れず、看護師の男性とそこに関わる、”終末医療”、”安楽死”などの死を前にした人々とのドラマをシリアスに描く。ミシェル・フランコ監督。ティム・ロス主演。2015年メキシコ、フランス合作映画。

あらすじ動画

或る終焉の主な出演者

ティム・ロス(デヴィッド) ロビン・バートレット(マーサ) マイケル・クリストファー(ジョン) サラ・サザーランド(ナディア) レイチェル・ピッカップ(サラ) ナイレア・ノルビンド(ローラ)

或る終焉のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①看護師デヴィッドは人の最期を看取り、献身的に尽くす誠実な男性だった。エイズ、ガン、半身不随…ひと癖ある患者たちにも寄り添う②しかし男性にも興味のある患者と親しげに接したことで、家族に誤解され担当を解雇されてしまう③デヴィッドは末期ガンだった息子を安楽死させたことを今だに悩み続けていた、家族は彼の選択を責めたりしていない④末期ガンだった女性に頼まれ、薬剤投与により安楽死させる⑤その後、別の若い患者の担当になり、順風満帆だったデヴィッドだったが、暴走してきた車に轢かれ亡くなる。

【起】– 或る終焉のあらすじ1

或る終焉のシーン1

画像引用元:YouTube / 或る終焉トレーラー映像

看護師として、さまざまな人間の”終わり”を見守ってきたデヴィッド。

何人かの患者を見守り、看護している。

今日はエイズ患者のサラの元へ向かっていた、既に寝たきりのサラを起き上がらせ、食事を用意し食べさせ、入浴介助、排泄、着替えなど、日常的な生活を献身的に手助けしていた。

仕事が休みの時も、怠惰な生活は送らずひとり黙々とジムに通い、街をジョギングして身体を整えるという健康的な生活をデヴィッドは送っていた。

そして、サラは帰らぬ人となった。彼女の葬儀のあとでデヴィッドに話しかけた女性がいた。それはサラの姪カレンだった、彼女に献身的介護をしてくれたデヴィッドに礼を言いたいと言いながらも

「いつも患者の葬儀に参列するの?」

という言葉に表情をこわばらせると、思い出話をしたいというカレンの申し出を静かに断り去るデヴィッド。

夜、一人で飲んでいると隣に座ったカップルがデヴィッドに話しかけてきた。奥さんは?と聞かれ、21年間連れ添った妻にエイズで先立たれたと、亡くなったサラのことを引き合いに出し、咄嗟に嘘をついてしまった。

自宅に帰ると疲れた顔でパソコンの電源をつけるデヴィッド、すると笑顔の女性が映し出された。彼女の名前は”ナディア”と明記されていた。

サラの担当が終わったデヴィッドに新しい患者があらわれる。

患者名はジョン。脳卒中で倒れて半身不随となり、ずっと寝たきり生活を送る中年男性であった。

彼は25年前に離婚してずっと独り身で、そのあとは親類たちに世話をされていた。

看護されながら、タブレッドではポルノを見る欲深いジョンに苦笑いするデヴィッド。

ジョンの家には、家を設計する際に必要な書籍や、仕事道具が残されていた。

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