映画:新男はつらいよ4

「新男はつらいよ4」のネタバレあらすじと結末

新・男はつらいよの紹介:1970年公開の日本映画。『男はつらいよ』シリーズの4作目。競馬で大金を儲けた寅次郎が、いつも心配をかけている「おいちゃん」こと叔父夫婦に対し、恩返しのハワイ旅行をプレゼントしようと考えるが、ふいになってしまう…。

あらすじ動画

新男はつらいよ4の主な出演者

車寅次郎(渥美清)、諏訪さくら(倍賞千恵子)、車つね(三崎千恵子)、諏訪博(前田吟)、川又登(津坂匡章)、お澄(風見章子)、タコ社長〔桂梅太郎〕(太宰久雄)、源公(佐藤蛾次郎)、諏訪満男(中村はやと)、御前様(笠智衆)、車竜造(森川信)、泥棒(財津一郎)、会沢隆夫(横内正)、宇佐美春子(栗原小巻)

新男はつらいよ4のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①競馬で大金を儲けた寅次郎は、叔父夫婦へ恩返しにとハワイ旅行を計画。ところが大金に目がくらんだ旅行会社の社長がその金を持ち逃げ、商店街の一同に見送られたため、寅次郎たちは「とらや」に隠れ戻ることに。空き巣が入ったために露見。 ②寅次郎は新しい幼稚園の先生・春子に恋をした。春子は事情あって寅次郎の部屋に下宿、寅次郎は客間で寝起きする。父の死に落胆する春子を慰めた寅次郎だが、春子に恋人がいたことで立ち去る。

【起】- 新男はつらいよ4のあらすじ1

〝私、生まれも育ちも葛飾柴又です。
帝釈天で産湯を使い、姓は車、名は寅次郎、
人呼んで、フーテンの寅と発(はっ)します。
♪どうせ俺(おい)らは底抜けバケツ
分かっちゃいるんだ妹よ
入れたつもりがスポンのポンで
何もせぬよりまだ悪い
それでも男の夢だけは
何で忘れて
何で忘れているものか
いるものか♪〟

…車寅次郎は16歳の時に家を出て、以降はその日暮らしの生活をしています。
職業はテキ屋で、何かを叩き売りしたり、人相見をしたりするものです。
ベージュのジャケット、ズボン、同じ色の帽子を着用し、背広の中は白いシャツに腹巻きを巻いています。
寅次郎には、年齢の離れた妹・さくらがいました。さくらとは異母兄妹です。
寅次郎の父は他界し、さくらは「おいちゃん」こと叔父夫婦の経営する老舗『とらや』という和菓子屋で働いていました。
さくらは『とらや』の裏手にある印刷工場の博と恋仲になり、結婚します。
さくら夫婦たちには満男という息子も生まれますが、寅次郎は相変わらずふらふらしていました(映画『男はつらいよ』シリーズ参照)…。

1970年。
旅先で店を経営している老女が、孫から電気あんかの郵便を受け取るのを見た寅次郎は、柴又の叔父夫婦のことを思い出しました。
自分もおいちゃんこと、叔父夫婦に孝行をしてやりたいと思い、金を得る手段を考えます。

寅次郎の弟分の登は、旅行会社に就職し、まっとうに生きていました。いまではいっぱしの営業マンになっています。
たこ社長が名古屋出張から戻って来ると「旅先で寅次郎を見た」と、叔父夫婦に話をしに来ました。
寅次郎は名古屋の競馬場で、ワゴンタイガーという馬に必死で念を送っていたそうです。
その馬はもう老馬なのですが、寅次郎が言うには「ワゴンは車でタイガーはトラ、他人とは思えねえ」とのことで、ワゴンタイガーに賭け続けていました。
たこ社長は、寅次郎がその馬にかけて1万8千円の大穴を当てるのを見ましたが、寅次郎はまだ欲をかいて、賭け続けたそうです。

【承】- 新男はつらいよ4のあらすじ2

2レース目以降のことは知らないけれども、スッてしまったのではないかと、たこ社長は言いました。
なぜ名古屋の競馬場にいたのかと聞かれたたこ社長は、用事を思い出したと言って立ち去ります。

名古屋ナンバーのタクシーが、柴又の下町の人波をかき分けて、『とらや』の前に停車しました。
競馬で大金を儲けた寅次郎が、名古屋からタクシーで飛ばして帰ってきたのです。
叔父夫婦らに世話をかけたと言い、寅次郎はハワイ旅行をプレゼントすると言い出しました。
どうやら競馬で100万円以上当てたようで、寅次郎の財布にはぎっしり札が詰まっています。
(注:1970年当時の100万円なので、2018年現在にすれば倍以上と考えてください)

商店街の連中を呼び、その日の夜は寅次郎が宴会を開きました。
さらに翌日、寅次郎は旅行会社に勤務する登のところへ行き、叔母夫婦と自分のハワイ旅行の申し込みをします。寅次郎は、大枚の入った財布を見せびらかしました。それが今回、あだになります。
『とらや』の叔父夫婦と寅次郎がハワイ旅行をすることを、商店街の連中はみんな知りました。商店街総出で見送ります。

ところが…登が青い顔をして、寅次郎に囁きました。
寅次郎の大金を見て金に目がくらんだ旅行会社の社長が、寅次郎の旅行代金をそのまま持ち逃げしたのです。
当然のことながら、ハワイ旅行の申し込みなどされていません。
商店街の人たちに盛大な見送りをされた寅次郎たちは、今更すごすごと帰るわけにはいきませんでした。

事情を知る者は、空港まで同行したさくらの夫・博だけです。
「旅行に行ったものの、水が合わなくてずっとホテルにこもっていた。どこか遠くの八百屋でパイナップルを買い、ハワイ土産にしよう」
そう相談し、夜がふけてから寅次郎と叔父夫婦は『とらや』に戻ります。
明かりをつけているとバレるので、こっそり潜伏することになりました。
心配した博だけは、時々叔父夫婦らの様子を見に来ます。

【転】- 新男はつらいよ4のあらすじ3

翌日、商店街の人たちは店の前で、寅次郎たちがハワイを楽しんでいるだろうと噂していました。
そこへ新しい幼稚園の女先生が通りかかり、寅次郎はひとめぼれします。
夜、博が来た時に、誰かが表に立ちました。寅次郎たちは身をひそめます。
なんと店に空き巣が入ったのです。空き巣はガラスを割ると、店に入ってきました。

空き巣は入ったものの、ストーブがあたたかいので暖を取ろうと近寄り、寅次郎たちに捕まります。
問答無用で泥棒を警察に突き出そうと考えた寅次郎ですが、通報しようとした時、待ったの声がかかります。
警察沙汰にすれば、自分たちがここにいることが露見してしまうと気付いた寅次郎は、それは避けたいと考えました。空き巣の方も不思議がりながら、開き直って金を要求します。
結局、寅次郎が1万円を渡して空き巣を解放しました。
空き巣は喜びますが、店を出たところで警官に見つかり、反射的に逃げて捕まります。

所持していた金のことを聞かれ、空き巣は「『とらや』でもらった」と話しました。
警官もふくめ商店街のメンバーは、『とらや』が留守だと知っているために、話がややこしくなります。
夜中に大騒ぎになり、確認のために『とらや』へみんなで押しかけたために、叔父夫婦らと寅次郎がいることがバレました。
おいちゃんと口論になった寅次郎は、ぷいとそのまま姿を消します。

1か月後。
もう春の気配が漂っています。
そんな折、寅次郎がふらりと戻ってきました。
2階へあがろうとする寅次郎を、叔父夫婦が制止します。寅次郎の部屋は現在、下宿人に貸しているのだそうです。
寅次郎は気分を害しますが、おいちゃんは「御前様の頼みだから、断れなかった」と言いました。
「帰る場所もありゃしねえ」と立ち去ろうとした寅次郎は、下宿人がいつぞやの新しい幼稚園の先生・宇佐美春子だと知り、態度を一変させました。
立ち去るのをやめ、春子目当てで留まります。

【結】- 新男はつらいよ4のあらすじ4

その日から寅次郎は、春子の勤務するルンビニー幼稚園へ入り浸りました。
園児と一緒になって、童謡をうたいます。

春子は事情があって生き別れになった父の友人・吉田医師に会い、「なんとか父に会ってやってくれないか」と頼まれていました。
春子の父は糖尿をわずらい、現在入院しています。
ところが春子は父を恨みに思い、会わずにいました。
後日、吉田医師から父が息を引き取ったと、電話で報告を受けます。

父が亡くなり、落胆する春子を見た寅次郎は、なんとかして春子を元気づけたいと考えました。
「女性が喜ぶのは気持ちの良い音楽、悲しい小説、湖にボート」と聞いた寅次郎は、春子を誘ってボートを漕ぎ、横で音楽隊に歌ってもらいます。

さらに寅次郎は、おいちゃんに「なにか悲しい小説はないか」と質問しました。おいちゃんは、今までに読んだなかで最も悲しい小説を、寅次郎に話して聞かせます。
寅次郎は聞きながら、話にのめりこみました。
2階にいる春子を、おばちゃんが呼びます。
おばちゃんと春子が階段からこっそり見ると、おいちゃんが悲恋の話を寅次郎に聞かせ、男ふたりでさめざめと泣いていました。
その様子がおかしくて、春子はおばちゃんと笑います。
春子が笑ったので、寅次郎は嬉しく思いました。

幼稚園も手伝い、人相見の仕事もし、順調に思われた寅次郎でしたが、ある日、『とらや』の下宿に春子の恋人・会沢隆夫が会いに来ます。春子が手紙を送っていたのです。
春子は会沢の求婚に対しても、意地になっていました。
父の死を看取らなかったことを悔いた春子は、「私、前より少し素直になったかもしれないわ」と、快く隆夫を迎えます。
その様子を見た寅次郎は、また失恋したことに気付きました。
そのままふらりと、旅に出ます。

後日。
旅の道中の汽車の中で、寅次郎は「空き巣とのやりとり」を勝手に武勇伝に脚色し、乗客に話していました。
その話のおかしさに、車掌までもが作業の手を止め、聞き入っていました。寅次郎を囲んで、みんな笑顔を浮かべています。

みんなの感想

ライターの感想

1970年の作品。
えっと、お札が古いです!当然ですが。
えーと、この時代は…聖徳太子のようで…すみません、私、見たことがないもので…(焦)。
だから財布見せてくれるシーンでも、いくら入っているのかが判らなかった。セリフで言ってくれたので、よかったけど。
おいちゃんたちも弁が立つもんだから、つい口論になってしまうよなあ。
毎度の展開だけど、面白かった。

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