映画:最低。

「最低。」のネタバレあらすじと結末

ヒューマンドラマ

最低。の紹介:2017年11月25日公開。セクシー女優界でカリスマ的人気を誇る紗倉まなが執筆して、話題を呼んだ小説「最低。」を初めて映像化した作品。監督には、「ヘヴンズ・ストーリー」「64-ロクヨンー」で監督を務めた鬼才・瀬々敬久監督が抜擢された。主人公の女性3人を演じるのは、グラビアアイドルで、「フィギュアなあなた」「マリアの乳房」では女優としても高い評価を受けた佐々木心音、女優のみならず舞台演出も手掛ける森口綾乃、今作で本格的に女優としての活動を始めた山田愛奈。

あらすじ動画

最低。の主な出演者

彩乃(佐々木心音)、美穂(森口綾乃)、あやこ(山田愛奈)、健太(忍成修吾)、美紗(江口のりこ)、知恵(根岸季依)、孝子(高岡早紀)、日比野(森野龍)、泉美(渡辺真起子)

最低。のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

【起】- 最低。のあらすじ1

最低。のシーン1 34歳の主婦、橋口美穂。結婚して数年経ち、美穂は子供を欲しがっていましたが、主人の健太は仕事が忙しいことを理由にいつも話を受け流していました。それに加えて最近健太は二人の寝室を別にしたがり、美穂はその要望に応える形で健太とは別の部屋で眠っていました。ある夜美穂は眠っている健太がいる部屋へこっそり忍び込みました。机の上に目をやると、健太が仕事で使う資料が山積みになっていました。無意識にその資料に触れると、その下にノートパソコンがあることに気づきます。よく見るとそのパソコンのディスクドライブが開きっぱなしになっており、そこにはAVがセットされていました。


田舎で暮らす高校生あやこ。彼女は絵をかくのが得意で、自分の部屋で絵をかいていました。早朝、あやこが絵を描いていると、携帯がメールの受信音を鳴らしました。見ると、同じクラスの男子から。「母親のことは気にするな」と書いてありました。あやこの母孝子は家に帰ってきては酒とたばこに溺れ、しばらくすると家を出る、ろくな母親ではありませんでした。あやこには父親がおらず、孝子の母でありあやこの祖母である知恵の下で、彼女が営業する飲食店で働きながら生活していました。
ふと外に目をやると、そとにはメールを送ってきた男子が自転車に乗ってたたずんでいました。新聞を届けにきたその男子が気味悪く感じたあやこは力ずよくカーテンをしめました。

とある撮影現場にいる25歳の彩乃。家族と馬が合わなかった彩乃は、専門学校への進学を理由に上京しました。その直後にスカウトされて彩乃はこの業界に入ったのでした。彩乃はこの職業に誇りを持っているわけではありませんでしたが、それなりに東京での生活に満足していました。
その日も激しい撮影を終えた彩乃。楽屋に戻ると彩乃の携帯が鳴っていました。出ると相手は母親でした。電話の向こうで彩乃の母は震えた声で「あなた、今、変な仕事とかしてない?」と聞いてきました。・・・ばれた。そう思った彩乃は、呼びかける母の声も耳に入らず、思わず一言も発さないまま電話を切ってしまいました。
その夜、彩乃はバーに入りました。一度も来たことがないバーに入った彩乃は、一人でカウンター席に座り酒を飲んでいました。しばらく時間が経った後、いくつか空けた隣に、サラリーマンらしき男性が座りました。彼はマスターに対して、仕事場に携帯を忘れてきたことを笑いながら話ています。話しながら彼がカバンを開けると、持ち物が大量に床に落ちてしまいました。慌てて物を拾うその男性を見かねて、彩乃は拾うのを手伝います。おっちょこちょいなその男性の言動がおかしく、彩乃は笑顔を見せ始め、しまいにはその男性と一緒に酒を飲んでいました。彼は日比野と名乗りました。

【承】- 最低。のあらすじ2

最低。のシーン2 翌朝目を覚ました彩乃は、自分が日比野と一緒にベッドに入っていることに気づきました。慌ててベッドから出た彩乃に気づいた日比野も目を覚ましました。二人とも夜に出会って酒を酌み交わしたこと、とても楽しかったことしか覚えておらず、二人がこのベッドの上で関係を持ったのかは覚えていませんでした。日比野は、彩乃が住むこのアパートが、昔自分が住んでいたアパートに似ていることを話しました。
その後のんびりと過ごした後、日比野は会社に行くと言い出しました。彩乃は一度は見送るも、買い物に行くからと、財布と携帯だけを持って日比野の後を追っていきました。

学校に着いたあやこは、昇降口の近くでクラスメイトが固まっているのに気づきました。注目されることが苦手なあやこは、その脇を急いで抜けようとしますが、そのグループの一人に呼び止められました。彼らが集まっていた理由は、掲示板に貼られている張り紙にありました。そこには、あやこの写真が載っていました。あやこがコンクールに出品した絵が賞を受賞したという知らせでした。このことについて尋ねられたあやこは、どうしたら良いのかわからず、何も言わずにその場を離れてしまいました。

美穂は病室にいました。ベッドの上で昏睡状態に陥っている父親の看病をしていました。一人で父親の顔を見ていると、そこへ姉の美紗が到着しました。二人は昏睡状態の父の横で思い出話をしていると、美穂の携帯が鳴りました。美穂は病室から出て電話に出ると、相手の男性は翌々日のスケジュールを訪ねてきました。
美穂は、AV女優の事務所に応募していたのでした。そして、ある作品に出演予定であった女優が体調を崩し、その穴埋めとして美穂が抜擢されたのでした。美穂はその場で出演を承諾しました。

彩乃が買い物から戻ると、アパートの彩乃の部屋の前に、母と妹が待ち構えていました。電話を無視し続けていた彩乃に対して母は怒りを露にします。彩乃は隣人の迷惑になるからと、二人を部屋の中に入れました。母は涙を流しながら彩乃に仕事をやめるように説得しますが、彩乃は聞く耳を持たず、もうすぐ仕事だからと現場に向かう準備をし始めます。そんな彩乃を母は思わず平手打ちしてしまいました。平手打ちを受けた彩乃は「叩くのはいいけどさ、一応商売道具なんだよ!」と叫びました。泣き崩れる母を横目に、彩乃は鏡で顔が腫れていないことを確認し、鍵を置いて「帰り遅くなるから」とだけ妹に言い残し、撮影現場に向かいました。

【転】- 最低。のあらすじ3

最低。のシーン3 休み時間、あやこが教室の隅で一人机に座っていると、クラスメートたちがざわつき始めました。なにやら多くの人があやこの方を見ているようです。不思議に思っていると、あやこの携帯がメールを受信しました。新聞を運んでくるあの男子からで、そこには「あやこの母親、AV女優」と書かれていました。ショックを受けたあやこはその場で倒れてしまいました。
保健室で目を覚ましたあやこは、自転車にまたがり急いで帰宅しようとしますが、周りの同級生の間にはすっかり噂がまわっており、母と男優の間にできた子供があやこなのではないかという噂まで広まっていました。自転車の速度を上げて急いで帰ろうとしますが、後ろからメールを送ってくる男子が追いかけてきます。ずっと追ってきていることに気づいたあやこは自転車を止めます。同じく自転車を止めたその男子の元へ詰め寄り、ストーカー染みた行為をしていること、メールを頻繁に送ってくることに対する怒りをぶつけた後、その男子にキスをしました。驚いてあやこを突き飛ばした男子に対して、「これで満足!?」と叫びました。彼は「ふざけんな」とだけつぶやき、自転車に乗りその場から去っていきました。

撮影現場のコテージに到着した美穂。健太と美紗には「友人と一泊で旅行に行ってくる」と話していました。緊張しながらも、数回の絡みを経て徐々に慣れ始めていました。そんなとき、楽屋で美穂の携帯が鳴りました。急いで出ると美紗からの電話で、父が息を引き取ったとのことでした。最期に立ち会えなかった後悔から、美穂はその場で泣き崩れてしまいました。

現場のプールに着いた彩乃。いざ撮影が始まり、いよいよ男優との絡みが始まるという瞬間に、彩乃は意識を失って倒れてしまいました。目が覚めると、彩乃は病院のベッドにいました。倒れた原因は、過度の疲労と貧血でした。マネージャーと共に病院を後にしていると、マネージャーの携帯が鳴りました。電話を取ったマネージャーは、彩乃が大丈夫であることを告げた後、神妙な表情になり、「ご冥福をお祈りいたします」と言って電話を切りました。彩乃が「誰か亡くなったんですか?」と聞くと、マネージャーは、「違う現場でデビュー作を撮っていた娘のお父さんが亡くなったんだ」と教えました。ふーん、と彩乃が反応したあと、二人は別れました。彩乃はタクシーに乗り、日比野と出会ったバーに行きました。

あやこが知恵の店の片づけをしていると、そこへ孝子がやってきました。孝子は何か神妙な面持ちであり、孝子の右手には携帯電話が握られていました。

深夜、美穂の実家には既に健太や美紗の旦那も到着しており、みんなすっかり落ち着いていましたが、美穂はいまだに涙を抑えることができませんでした。そんなとき、美紗が美穂を呼び出します。父の死に落胆する美穂に対して、美紗は妊娠したことを告げます。驚いた美穂は悲しい表情を浮かべたまま、懸命に笑みを作り「おめでとう」とつぶやきました。しかし美紗は神妙な顔で話を続けます。その子は旦那との間にできた子供ではなく、愛人との間にできた子供であると言います。降ろしたいが、父が昏睡状態になった日に妊娠が分かったため、父の魂が移った気がして降ろすに降ろせないと相談します。あまりの驚きに、美穂は思わず「ふざけないでよ!」と叫びました。美紗は「ごめん…やっぱり私ダメだ。美穂みたいに完璧じゃない」と言います。それを聞いた美穂は続けて「完璧じゃないよ!」と叫び、部屋を出ていきました。そのまま健太の元へ行き、喪服を取りに家に行きたいと言いました。家に着いた美穂。シャワーを浴びると言う健太に美穂は「抱いて」と言います。思わず聞き返す健太に美穂は同じ言葉を繰り返します。健太は困惑しながらも、美穂の要求に応えます。ベッドへ移動した二人は服を脱ぎ体を重ねます。しかし、行為の最中に美穂は突然泣き出しました。理由を訊ねる健太に美穂は、昼間にAVの撮影をしてきたことを告白します。それを聞いた健太は声にならない声で叫び、そのまま部屋を出ていきました。そんな健太を見て美穂は泣き崩れました。

【結】- 最低。のあらすじ4

最低。のシーン2 タクシーで家に着いた彩乃。同乗していた日比野に別れを告げ降りると、日比野も降りてきました。不思議に思った彩乃が「どうしたんですか?」と訊ねると、日比野はしばらく言葉に詰まったあと、「ごめん、良いこと言おうと思ったけど何も思いつかないや」と言い笑いました。彩乃もつられて笑いました。日比野と別れてアパートの部屋に戻ると、母と妹は既におらず、テーブルの上に置き手紙がありました。そこには「辛くなったらいつでも帰っておいで」と記されていました。それを呼んだ彩乃は急いで実家に電話をします。すると妹が電話に出ました。「お母さんは?」と聞くと、母は帰っておらず、そのまま東京から夜行バスで青森の親戚の家に向かうはずだと言いました。それを聞いた彩乃は何も言わずに電話を切り、急いでアパートから一番近い夜行バス乗り場に向かいました。

眠ってしまっていた美穂は、健太に起こされました。「そろそろ行こう。いろいろ全部終わってから、しっかり話そう」そう言う健太はぐったりしていました。美穂は声を出さずに頷き、喪服を着て準備を始めました。実家に着いた二人は通夜の準備に取り掛かりました。

バス乗車場に着いた彩乃はすぐに母を見つけました。母は驚いた表情を浮かべます。彩乃は母に無言で抱き着きました。母も何も言わずそれに答えました。そして彩乃は目に涙を浮かべながら、母の乗ったバスを見送りました。

孝子はあやこにお願いし、代わりに行ってもらうことにしました。あやこが乗ったバスを孝子は見送りました。

父の通夜が終わり、美紗とその夫、そして健太が父の遺品を整理する中、美穂は父の亡骸の側に座っていました。すると、早朝にも関わらず、玄関先のインターホンが鳴りました。美穂が出ると、そこには高校生くらいの見知らぬ少女が立っていました。「どちら様ですか?」と美穂が尋ねると、その少女は「母の代わりに来ました」と言います。

あやこは見知らぬ男性の亡骸を見て不思議な気持ちになっていました。そして、自分にもよくわからない感情が溢れてきました。「よくわかりません。いきなりこのおじいさんが自分の父親だなんて言われても、実感ないし…」美穂はその言葉を聞いてゆっくりうなずきました。

早朝。彩乃は近くのビルの屋上にいました。ここから見える景色が彩乃は好きでした。あたりの景色を見渡したあと、彩乃は携帯を取り出しました。そして、電話をかけ耳に当てます。少し間があったあと、彩乃は電話に出た相手に決心したように話し始めます。
「日比野さん、私ね・・・」

みんなの感想

ライターの感想

3人の女性の人生を並列して描き、最後には収束する作りが素晴らしいと思いました。

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