映画:柴公園劇場版

「柴公園劇場版」のネタバレあらすじと結末

ヒューマンドラマ

柴公園 劇場版の紹介:2019年6月14日公開の日本映画。公園で、柴犬を連れた中年男3人がダラダラと喋る様子を映す同名TVドラマの劇場版。日々壮大な無駄話を繰り広げるあたるパパ、じっちゃんパパ、さちこパパ。ある日、3人の中で唯一独身のあたるパパに恋の予感が。相手は真っ白な柴犬・ポチを連れたポチママだった…。

あらすじ動画

柴公園劇場版の主な出演者

あたるパパ(渋川清彦)、じっちゃんパパ(大西信満)、さちこパパ(ドロンズ石本)、ポチママ(桜井ユキ)、謎のイケメン男〔ヒロト〕(水野勝)、室町洋子〔大学の同僚〕(松本若菜)、父(寺田農)、校長先生(山下真司)、芝二郎(佐藤二朗)、ゴールデンじいさん(大槻修治)、松本〔引っ越し業者〕(友秋)、榎本〔区の職員〕(田子天彩)、マドンナママ(鈴木奈津子)、床屋のおじさん(山本知之)、サラリーマン(日下雄一朗)

柴公園劇場版のネタバレあらすじ

簡単なあらすじ

①独身あたるパパがポチママと急接近!? じっちゃんパパとさちこパパが尾行すると、あたるパパは謎のイケメン男性と親し気な様子。 ②イケメン男性はポチママの弟で、ポチママに結婚前提で近寄ったあたるパパの本気度を試していた。あたるパパとポチママ同棲、ハッピーエンドの予感。

【起】- 柴公園劇場版のあらすじ1

柴公園劇場版のシーン1 〝世の中は、無数の「もしも」に満ちている。
いい「もしも」、悪い「もしも」。
大人になるにつれ、「もしも」は悪いほうが増えていく。
犬はいい。
犬は今しか生きていないから〟

東京近郊の、ごくありふれた都市のありふれた「ふじみ町公園」。
(いちおう品川区設定?)
あたるという柴犬を連れた「あたるパパ」は、その公園で柴犬つながりのおじさんたちと知り合います。
ペットを介して知り合い、会話をし始めたので、互いの名前や職業などは全く知りません。
互いをペットの名前で呼びます。

後日、同じタワマンに暮らしているということが発覚するものの、示し合わせて公園に行くわけではありません。
なんとなくいつも同じ顔ぶれで、なんとなく集まり、なんとなく会話をする…そんなおじさん3人の、ゆる~い会話なのです(テレビドラマ『柴公園』)…。


・あたるパパ…中年男性。唯一の独身。今作品でなんと、職業と年齢が明かされる! あたるとの出会いのエピソードも明かされる! ベンチでは大抵センターポジション。ポチママにひとめぼれしているのだが、なかなか歩み寄れない。
・じっちゃんパパ…眼鏡をかけた中年男性。けっこう細かい性格。
・さちこパパ…小太りの中年男性。場をなごませようと配慮する性格。
・ポチママ…謎めいた女性。実はひきこもり。


ある事情があって、あたるパパはこのところ、マメシバの一郎を連れています。
一郎は二郎という飼い主から預かっており、二郎はただいま、アルゼンチンへ行っているのです。

(映画とテレビドラマの『幼獣マメシバ』シリーズでおなじみの芝二郎。
アルゼンチンに住む母親が倒れたということで、二郎は地球の反対側に行っている)

いつもの公園でじっちゃんパパ、さちこパパと会ったあたるパパは、二郎のことを聞かれて「むっちゃ変な人です」と答えました。
さちこパパが唐突に「もしもゲーム」と言い、もし預かる時点まで時間を巻き戻せるならば、どうしたかと訊きます。

あたるパパは「もし戻れても、預かる」と答えました。
あたると「ふたり」で暮らしていた時と、一郎が加わった「さんにん」の状態は、少し違うと説明します。
「3つだと家族感が出る」と答えたあたるパパは、そろそろ嫁取りが必要なのではないかと、既婚者であるじっちゃんパパ、さちこパパに冷やかされました。

じっちゃんパパ、さちこパパは軽い気持ちで言ったのですが、あたるパパは「昔から人間の家族に縁がない」と発言し、ふたりを動揺させます。
父親が頑固故に、一家は離散したというようなことをさらっと言うので、2人は戸惑ってごまかし笑いをしました。


自宅に戻ったあたるパパは、背広を着て、カメラをチェックします。
(なんと映画版で初めて、あたるパパの部屋が映る! さらに背広姿も!)
あたるパパは犬愛が高じて、Furboという機械を買っていました。
留守中にスマホで様子が見られるだけでなく、遠隔操作でおやつをやれるマシンです。
話しかけることもできますし、この機械、なかなかの優れものです。

機械の調整をしていると、スマホに二郎から電話がかかってきました。
あたるパパは二郎に一郎を見せますが、一郎はあまり淋しがっておらず、それを知った二郎は「なんたる恥辱!」と嘆きます。

バスで通勤するあたるパパを、実は同じバスに乗っているポチママが観察しているのですが、あたるパパは気づきません。
あたるパパが見ているのは、手元のスマホばかりです。
スマホに映ったあたると一郎を見て、あたるパパはにこにこしていました。


あたるパパは大学の理学部で、苔の研究をする大学教員でした。
苔はマイナーな学問なので、大学生もあまり入ってきません。
学生から「コケにする」という言葉の由来かと聞かれ、ちがうと答えたものの、(「コケ(虚仮)にする」「苔」は「木毛」と書く)学生からもあまり興味を持ってもらえません。

同僚の女性・室町洋子と昼食を摂るあたるパパは、しかし別々のスマホを見ていました。
洋子から「何を見ているか、動画を見せあわないか」と提案されるのですが、あたるパパは断ります。
洋子はがっかりし、怒って去ります(洋子はあたるパパに好意を持っていた)。

【承】- 柴公園劇場版のあらすじ2

柴公園劇場版のシーン2 別の日。
いつものように出勤時に、あたるパパはスマホ動画を見ていました。
ポチママはそれをじーっと観察しています。
留守中の自分の部屋に、人影が通過したので、あたるパパはぎょっとしました。
びくっとしたあたるパパを見て、ポチママもどきっとします。

走って帰宅したあたるパパは、人影の正体が自分の父だと知りました。
あたるパパの父は、文学部の教授です。
父はあたるに、なぜ犬を飼っているのか、純を追って手短に要点だけを話せと要求します…。


〔3年前〕

あたるパパは、タワマンの一室に引っ越しました。
引っ越し業者の青年が、「やっぱ眺めいいですね。でも風景って、3日で飽きるから」と言います。

心機一転、生活に変化を取り入れたいと思ったあたるパパは、近所のペットショップ『ZOO』にて、ショーケースに入ったあたると出会いました。
当時あたるは1歳5か月でした。
こうしてあたるパパはあたると出会い、買い始めたのです。

以後は、ドラマを見る人は、よーく知っていることです。
ふじみ町公園へ散歩に行ったあたるパパは、同じ柴犬仲間のじっちゃんパパ、さちこパパと出会い、ベンチでダベるようになります。
会話をするようになってから、同じマンションだと知るわけですが、だからといってマンションからいっしょに…というほど距離は縮めていません。
そして互いに「そういう距離感」を意識して保っていました…。


文学部の教授である父は、部屋に来た当初、息子が犬になったのかと思ったそうです(カフカの『変身』)。
あたるパパが「朝日がまぶしかったから(犬を飼った)」と答えたのを聞いて『太陽がいっぱい』(パトリシア・ハイスミス、文学のほう。映画もある)かと呟きます。

父は、40歳にもなる息子に縁談を持ってきたのでした。
同じ大学の医学部の助手の女性で、まじめすぎるために独身なのだそうです。
ただ父は、紹介をする気はないようでした。
父はあたるパパに、「ひょっとして特殊なアレじゃないよな」と訊きます…。
(※)



さいきん、話の長い「ゴールデンじいさん」が出没します。
捕まったら最後、話に切れ目がないために、えんえんおしゃべりに付き合わされ、あげくにお手製の首輪の話をされ、1つ1万円で買わないかと持ち掛けられるそうです。
じっちゃんパパとさちこパパがその話をしていると、あたるパパがやってきました。

ゴールデンじいさんはかなりのご高齢なのに、飼い犬のゴールデンレトリーバーは、まだ1歳です。
高齢で犬を飼い始めて不安にならないのか、飼い犬よりも先に自分が他界することを考えないのかと噂するふたりに、あたるパパは「ペット信託」の制度について話しました。
あたるパパが詳しいので、2人はおどろきますが、あたるパパはあたるを飼い始めた時に、調べたのです。
(2人は既婚者で家族がいるが、あたるパパは独身)

ここぞとばかり、2人はまた嫁取りの話題を蒸し返しますが、今回はあたるパパがまんざらでもない様子で、2人はにんやりします。


さらに解散した後、じっちゃんパパは偶然、ポチママと会いました。
そのつもりはなかったのですが、さりげなく「あたるパパと会うか」と聞いたところ、「よく(会う)」という答えが返ってきたので、じっちゃんパパは興奮します。

ポチママは最近、ひきこもりから少し進歩して、パートに出るようになったのです。
しかしじっちゃんパパはそんなことを知らないので、勝手に想像します。

早速次のとき、じっちゃんパパはさちこパパにそれを話しました。
「2人きり(あたるパパとポチママ)で散歩するために、われわれと時間をずらせているのだ」と、じっちゃんパパは勝手に推理します。

【転】- 柴公園劇場版のあらすじ3

柴公園劇場版のシーン3 同じ柴犬仲間、いわば「同志」なのに水臭いと思ったじっちゃんパパは、さちこパパも巻き込み、あたるパパを尾行します。
すると…あたるパパは、謎のイケメン男性と「ただならぬ仲」のようでした。
男2人きりで肩を組んで歩き、ベンチに座ってから、イケメン男性があたるパパの顔に口を寄せます。
この展開を見ていたじっちゃんパパとさちこパパは、「!?」でした。
本当は耳打ちしただけなのですけれど、じっちゃんパパとさちこパパの角度からはそう見えないので、ふたりは「ボーイズラブ的な」展開を想像してしまいます。

次にあたるパパと会った時、2人はなんとか話題を引き出そうとします。
ツボの話題になり、あたるパパがよく効くという首の後ろのツボを教えます。
あたるパパがさちこパパに指圧し、それを見たじっちゃんパパは「!!」な顔です。

なかなか切り出しにくいので、話はあちこちに飛びます。
学生時代の同級生の話題になり、「中村くん」という子はなぜかあだなが「チュウソン」だったと、3人のあいだで盛り上がりました。
あたるパパの知る「チュウソンくん」はゲイだったと言い、じっちゃんパパとさちこパパはしんと黙ります。
しかも新宿でゲイバーをしており、今度行こうかなと言ったあたるパパの小指が立っていたため(たまたま!)、2人はまた「!!?」でした。
ゴールデンじいさんがそこへやってきたので、3人は別れます。

合流したじっちゃんパパとさちこパパは、あたるパパがまたイケメン男性と会っているのを見て、尾行しました。
あたるパパはイケメン男性に、金の入っているであろう封筒を渡しており、じっちゃんパパは心配します。
イケメン男性を尾行すると、中学の校長先生と話をしていました。
校長先生に話を聞きますが、きっぱりと「憶えていない」と断言されます。
(テレビシリーズでも同じ、校長先生が記憶していないのは毎度のこと)


別の日。
とうとう2人はタワマンの前で、待ち伏せをしました。
待ち伏せしたものの、「これはおかしい」と思い始めます。
互いが今までに築き上げていた「距離感」から外れる…と思った2人は、やはり待ち伏せをやめようと言っているときに、連れ立って歩くあたるパパとイケメン男性と出会いました。
「どちらさま、ですか」と、イケメン男性のことを聞きます。

(早戻し~、テレビドラマでも毎回、この手法あり)
(※印、あたるパパの父の問いかけ「特殊なアレじゃないよな」のところまで)


父は「PET検査」(ペットはペットでもがんの検査のほう)を受けて、ひっかかったのだそうです。
再検査の結果待ちでしたが、父はこのたび死も意識して遺言書を書き、相続の相手であるあたるパパを見に来たのでした。

縁談は紹介しないと宣言した父は、「お前が無駄に生きた『今日』は、昨日死んだ人が死ぬほど生きたがった『明日』なのではないか」「その気になれば、見えてくるものもある」と息子に言います。
あたるパパもそれを聞いて、少し人生を振り返りました。

スマホの犬だけを見ているのをやめ、周囲に目を向けたあたるパパは、バス車中でポチママを見つけます。
笑顔を向け合いました。
別の日、ゴールデンじいさんに捕まりそうになったあたるパパは、ポチママと落ち合うふりをしました。
(ポチママの自宅、発覚。ポチママは一軒家に住んでいる!)
スマホカメラの話をし、ポチママと接近します。

その際にあたるパパは、独身かとポチママに聞きました。
結婚を前提としたおつきあいを切り出し、ポチママも受け入れます。
そうして、いっしょに散歩を始めました。
しかしひきこもりぐせがあるポチママは、またひきこもってしまいました。

【結】- 柴公園劇場版のあらすじ4

柴公園劇場版のシーン2 連絡が取れなくなったので心配になり、ポチママの家まで行ったあたるパパは、そこでイケメン男性と会います。
最初はだれか分からず、あたるパパはどきどきしました。
男性が「姉にプロポーズしたのはあなたですか」と聞かれて、イケメン男性がポチママの弟(名前はヒロト)だと分かります。

弟は「結婚の意思があるのか」「あるのならば意思表明をしろ」と言い、あたるパパをけしかけます。
耳打ちのところは、「裏切ったら、俺、あんた殺すよ」と脅しているところでした。
(そのあと互いに笑顔を浮かべていたのだが、それは作り笑い)
金を渡していたのは、結婚の気持ちがあるという意味での、生活費でした。
あたるパパが本気の度合いを示すために、弟に渡していました…。


その話をあたるパパから聞いた2人は、だまされている(金をまきあげられている)のではないかと言います。
ひきこもってしまったポチママを呼び出すために、柴犬オフ会を開こうとなり、バーベキューが催されることになりました。
じっちゃんパパはビラを作り、さちこパパは車を出すと言います。


ポチママは参加表明をしますが、この返答が、なんとじっちゃんパパのところへ来ました。
しかもバーベキューを仕切るさちこパパを褒めます(家族がいるので慣れている)。
このことで、あたるパパは拗ねてしまいました。
ポチママとあたるパパの関係が悪くなり、じっちゃんパパとさちこパパもやきもきします。

あたるパパは「こんな距離感だったか」と、じっちゃんパパとさちこパパに言いました。
しかしひどいことを言ったと気づき、謝ります。

ポチママが免許を持っていると言い出し、運転して見たいと切り出しました。
制止するあたるパパに「見ててもらえたら大丈夫なんで」と言い、駐車場で、運転をします。
あぶなっかしい運転でしたが、ポチママは車を運転できました。


ふじみ町公園が閉鎖されることが決まります。
すでに昨年の区議会で決まっていたことらしく、もう覆すことはできないそうです。


先日のバーベキューのあとのポチママの「見ててもらえたら大丈夫なんで」ということばを、あたるパパは思い出します。
「見てもらう」=「相手に理解してもらう」だと気づいたあたるパパは、ラインでポチママに、自分の室内カメラのIDとパスワードを教えました。
部屋を見てほしいと書き添えます。


二郎から電話がかかり、一郎を引き取ると言います。
実は二郎は早々に帰国していたのですが、しばらくあたるパパに一郎を預かってもらっていました。
その会話をしたときにカメラのランプ(ポチママが遠隔で見ている)がついたので、あたるパパは猛烈に意識します。
快活に犬に話しかけ、ぎくしゃくしながら、ポチママに聞こえるように話をします。

並行してポチママの弟と会っているあたるパパは、弟から「あんたたちは似た者同士だ」と言われました。
あたるパパが本気だと知った弟は、金を返します。


二郎が部屋に来ました。
一郎を引き取った二郎は「自分を認めるとラクになる」と言い残して、去ります。
一郎がいなくなり、あたるも、そしてあたるパパも淋しくなりました。

そこへポチママのマイクが入り、「見てました。今から公園に」という声が聞こえます。
あたるパパも「行きます」と答えます。
ポチママとあたるパパは公園で落ち合い、笑顔を浮かべました。


あたるパパは、見ていてくれたことへの感謝の念を示します。
ポチママはひきこもりになるずっと昔の幼少期、訪ねた友人の家にも「心地いい家」と「悪い家」とがあったことを話しました。
あたるパパは「うち、来てみますか」と誘います。

「その前に、そろそろお互い名乗りましょうか」と言い、あたるパパとポチママはあいさつをします。
(名前のところは口パクで、しかも読み取れない仕様~!)



…後日。

公園は「工事中」の札で閉鎖されました。
しかしそれをこっそり開け、さちこパパは入ります。
すでに公園の中には、あたるパパとじっちゃんパパが入り込んでおり、ドッグランをしていました。

あたるパパは、ポチママと同棲を開始しています。
その報告を聞いたじっちゃんパパとさちこパパは、ポチママが同じマンションの住民になったことを喜びました。
一緒に暮らし始めたものの、まだ散歩は別々にしていると、あたるパパは言います。
また別の公園を探しましょうねと、3人が話していると、ゴールデンじいさんが嬉しそうな顔でやってきました。
捕まると長いので、急いで3人は退散します…。


(エンドロール)
柴犬のここが好き、イラストと動画。

みんなの感想

ライターの感想

もちろんですが、映画単体で楽しめます。けれど、テレビドラマを知っていればなおのこと楽しいです。
そして『幼獣マメシバ』シリーズを知っていれば、もう二度も三度も楽しめる感じ。
要はあのテレビドラマの延長ですよ。ほんとに「おっさん3人がダラダラしゃべる」あれです。
とはいうものの今回、テレビドラマでは明かされなかった新たなものが出てきたので、嬉しい。
いっそのこと、じっちゃんパパとさちこパパの私生活も明かしてほしいなあ。
もし作れるなら続編希望~!

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