「武士の家計簿」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(2件)

2010年公開の日本映画です。 「かつて、刀ではなく算盤で家族を守った武士がいた」___という言葉の通り、これは実在する”家計簿”から紐解かれた一人の武士と、その家族の物語です。 自身の算盤バカぶりと、徹底した教育により次世代に至るまで多くのものを守り通した男。 維新を経て、明治へと時代が変わる中でも揺るがなかったその絆を森田芳光監督が丹念に描いています。

あらすじ動画

武士の家計簿の主な出演者

猪山直之(堺雅人)、猪山駒(仲間由紀恵)、猪山成之(伊藤祐輝、幼少時:猪山直吉 – 大八木凱斗)、猪山春(桂木悠希)、猪山熊 (濱田帆乃果)、猪山綱太郎(林素矢)、猪山政(藤井美菜)、猪山常 (松坂慶子)、おばばさま(草笛光子)、猪山信之 (中村雅俊)、西永与三八(西村雅彦)、大村益次郎(嶋田久作)、前田斉泰(山中崇)、前田慶寧(井手浩一朗)、奥村丹後守栄実(宮川一朗太)、安部忠継(小木茂光)

武士の家計簿のネタバレあらすじ

【起】– 武士の家計簿のあらすじ1

武士の家計簿のシーン1

画像引用元:YouTube / 武士の家計簿トレーラー映像

江戸末期、天保年間の金沢城の算用場にぱちぱちと算盤の音が響きます。

算用者とは、加賀藩の理財会計を司る算盤役人のことでした。

百万石ともなれば、大勢の算用者を抱えていましたが、その大多数が下級武士の出身でした。

猪山家は直之で八代目。

父が江戸詰めで功績を上げたことから七十石取りに出世しました。

直之は見習の頃から周囲が呆れて“算盤馬鹿”と呼ぶほどの働きを見せていました。

仕事が順調な直之には縁談が舞い込みました。町同心で剣術道場を開いている西永与三八の娘、お駒です。

その母は町人で友禅職人の娘だった、というのですが、身分も釣り合いがとれ、若くて美しいと評判の娘です。

「剣の腕はからきしの算用者だが、面白いかもしれん」と西永が話しました。

そんな父の言葉でしたが、今一つお駒にはピンときません。

「算盤馬鹿…ですか?」

しかし、その頃、お駒は直之の顔を見る機会を得たのです。

彼女は直之を好ましく思ったのでした。

その頃、日本各地では度々飢饉が起こり、加賀藩も例外ではありませんでした。

加賀藩からも村々に御救い米が放出されていったのです。

直之は御蔵米の勘定方になったことから、思わぬ騒動に巻き込まれていくことになるのです。

百姓に対する御救米の数が合わず、足りないのです。

彼は自ら米蔵を調べて回り、恒常的に不正が行われていることに気付いたのでした。

しかし、それを上役に訴え出ても「余計なことをするな」とまともに取り合ってもらえません。

彼も、更にその上役が行っているであろう不正に気付きながら、大過なく勤め上げるために目をつぶっていたのです。

帳簿の最初と最後の帳尻があっていれば良いという上役の言葉___直之にとっては、その流れの中で数字が合わないことが我慢ならなかったのです。

そのため、彼は独自で調査を進めていました。

そんな直之に、父は「算盤と筆こそが、我が猪山家のお家芸ゆえな」と諭しました。

間違えてはいけない、しかし、正しすぎても良くない、というのです。

その頃、見合いが進み、直之はお駒と慎ましい祝言を上げました。

しかしそんな日の夜にも、彼は部屋で自らの婚礼の費用の算盤を弾くのです。

「算盤は猪山家の命」だと直之は言いました。

「これしか、生きる術がない。それに、不器用で出世も出来そうにない。それでも良いか?」

「“嫌”です、と言ったら、如何なさいますか?」

「困る…!」

「生きる術の中に、私も加えてください」

そうして、二人は夫婦になったのです。

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