「母べえ」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

黒澤明作品のプロンプターとして有名な野上照代の自伝小説を、山田洋次が吉永小百合主演で撮ったヒューマンドラマ。戦時中、父が特高警察に逮捕され残された母の強さと子供たちの姿を暖かな視点で描く。2008年劇場公開作品、132分。

あらすじ動画

母べえの主な出演者

野上佳代(母べえ):吉永小百合 野上久子(滋の妹・美術学校に通い画家を目指す):檀れい 野上初子(佳代の娘):志田未来 野上照美(佳代の娘):佐藤未来 山崎徹(野上滋の教え子):浅野忠信 小菅刑事:笹野高史 隣組組長・福田(福田燃料店を経営):でんでん 福田健一(福田の息子):神戸浩野村医師:大滝秀治 藤岡仙吉(叔父):笑福亭鶴瓶 野上滋(父べえ):坂東三津五郎

母べえのネタバレあらすじ

【起】– 母べえのあらすじ1

母べえのシーン1

画像引用元:YouTube / 母べえトレーラー映像

昭和15年、日本。

時は戦争へとひたひたとゆっくり、しかし確実に歩みを進めていた。

東京の下町に暮らす野上一家、父の滋は「べえ」と名前の後ろにつけることが決まりの様になっていて、家族のことを各々滋は「父べえ」妻の佳代は「母べえ」と呼び合う様になっていた。

それは押し付ける様な感じではなく、ユーモラスで暖かな家族の繋がりだった。

しかしそんな父べえが突然警察に逮捕された、寒い冬の日、相手は戦争に反する考えや思想を持つ人々を厳しい取り調べで有名な「特高警察(以下、特高)」だった。

警察は小さな家に土足でどかどかと上がり込むと、台風の様に家の中をひっかきまわし帰っていった。残されたのは小柄な母べえと、娘の初子と照美だけ。父べえは何もしていない、ただドイツ文学者で帝国大学出のインテリで、反戦思想は持っていたけど決して過激なものではなかった、しかし特高は引っ張っていってしまった。落ち込む娘たちに母べえは

「すぐ父べえ、帰ってくるわ」

と優しく言葉を掛け、気持ちを落ち着かせてくれた。

滋逮捕を知った佳代の父、久太郎が突然やってきた。驚く母べえ。久太郎の職業は警察署長、滋の逮捕を聞き大恥をかいたと文句を垂れてきた。もともと滋たちの結婚に大反対していた久太郎は怒りのあまり、茶も飲まず帰っていった。さすがに落ち込む母べえ。

夜になり、滋の教え子の山﨑徹が訪ねてきた。今は出版社で働く山崎は父の面会に足を運ぶであろう野上一家に面接のしきたりを教えに来てくれたらしい。丁寧に手順を踏んで、教えるが立ち上がろうとしたら正座をずっとしていたせいか、皆、足を痺れさせて転んでしまう。結局、夕食を皆で取ることになった、真っ直ぐだが不器用で子供たちともすっかり打ち解けている。父べえがいない今、愛称「山ちゃん」として野上家を支え続けてくれる大切な存在になっていく。

次のページで起承転結の「承」を見る

次のページへ
1 2 3 4 5

「母べえ」と同じカテゴリの映画

関連記事はこちら

×