映画:母よ、

「母よ、」のネタバレあらすじと結末

母よ、の紹介:2015年製作のイタリア・フランス映画。余命わずかと宣告された母の世話をしながら、仕事や娘について悩みを抱える女性映画監督の姿を描いている。名匠ナンニ・モレッティ監督が、自身の体験を基に制作した作品で、カンヌ国際映画祭ではエキュメニカル審査員賞を受賞した。

あらすじ動画

母よ、の主な出演者

マルゲリータ(マルゲリータ・ブイ)、バリー(ジョン・タートゥーロ)、アーダ(ジュリア・ラッツァリーニ)、ジョヴァンニ(ナンニ・モレッティ)、リヴィア(ベアトリーチェ・マンチーニ)

母よ、のネタバレあらすじ

【起】- 母よ、のあらすじ1

映画監督のマルゲリータは、解雇を許さない従業員が会社相手に立ち向かう、新作映画の撮影をしていました。気性が激しいマルゲリータは、役者や撮影クルーに容赦なく要求を伝えていきます。
自宅に帰ってきたマルゲリータは、恋人のヴィットリオに別れを告げます。たまに夕食でもと言われますが、応じないマルゲリータでした。
別れた夫との娘・リヴィアに、マルゲリータは勉強をするようにと電話をします。リヴィアは帰ってきたらすると言います。
マルゲリータは、迎えの車が故障したことから、主役のバリーを空港まで迎えに行きます。バリーは寝てばかりで、到着して起きたと思えば、マルゲリータに夕食でも、と軽い冗談を交えて話しかけます。
マルゲリータの母・アーダは入院をしていました。以前肺炎になったことで、心臓に負担がかかり、医師からは回復の余地はないと、マルゲリータは告げられます。
映画の撮影が始まりますが、イタリア語が苦手なバリーは、台詞は忘れるわ発音はおかしいわで、何度も中断します。撮影が終われば、バリーは飲みまくり、車内で叫びまくります。
以前、アーダは足が痛いからと車に乗っていました。気づいたマルゲリータは、免許証が期限切れであると伝えます。そのことを覚えてない母に代わりに、マルゲリータは駐車をすることにします。そして壁に何度も車のフロントをぶつけます。

【承】- 母よ、のあらすじ2

アーダの看護師・フランチェスカは、息子が家出をしたことから、マルゲリータに探すのを手伝って欲しいと頼みます。
その夜、マルゲリータは母が死ぬ夢を見てしまいます。夜中に目を覚ますと、廊下が水浸しになっていて、新聞紙などで拭き取ります。
翌朝、電力会社の営業マンがきて、請求書があれば安くなると言ってきます。請求書を探しますが、マルゲリータは母の家にいることから、どこにある分かりませんでした。そのうち泣き崩れてしまい、営業マンはまた伺うことにして帰っていきます。
アーダはこんなにも自分が元気なのに、お隣さんが退院したことを疑問に思っていました。病院に来る前、マルゲリータが病院に行くように言っても、母は嫌がりました。
映画の記者会見でイライラしたマルゲリータは、病室を訪ねますが、母の姿がなくて必死に探します。看護師を見つけて話しを聞くことができます。アーダは軽い呼吸困難に陥って、今は集中治療室にいるのだと、看護師から説明されます。
マルゲリータの兄・ジョヴァンニは、仕事に疲れたことから、1か月半前に休職届をだして母の看病に来ていました。思い切って辞めることを決断しますが、担当者からはその年で再就職は難しいと言われます。それでもジョヴァンニの意志は揺るぎませんでした。
映画の撮影中、マルゲリータはバリーに母の事を相談します。アーダの家には壁いっぱいに本があり、彼女は仕事に多くの時間を捧げました。
けれどもマルゲリータがお見舞いに行っても、母の助けになることはできませんでした。マルゲリータはただの重荷にしかなってないと、目に涙を浮かべて話します。

【転】- 母よ、のあらすじ3

集中治療室にいるアーダは、孫のリヴィアにラテン語を教えたかったと、紙に書いて娘に伝えます。マルゲリータは、リヴィアが教わるのを楽しみにしていると伝えます。
今度もまた、バリーは台詞を忘れてしまいます。理由は髭がかゆいからでした。もういいから英語で話せと言われますが、バリーはくじけません。
けれども言えなくて、バリーは台本がクソであり、映画もクソだとブチ切れます。そしてマルゲリータと大喧嘩になります。
バリーはこの道30年のベテランであり、映画には105本も出ました。これで引退してやるとまで言い始めます。
アーダはトイレに行きたくなり、マルゲリータに手を貸してもらいます。しかしほんの数歩でも歩くことができませんでした。マルゲリータはその姿を見て涙を流します。
マルゲリータは、母から娘の事を聞いていました。リヴィアは同じクラスの子に恋をしており、だいぶ悩んでいたそうです。マルゲリータは知りませんでした。
そのことをヴィットリオに相談すると、問題なのは娘に相談されなかったことと、自分で気づかなかったことだと言われます。さらに自分と他人をぶち壊すのがマルゲリータであると言われます。マルゲリータは確かに的を得ていると思います。
今度のシーンで、バリーは忘れることなく、きっちりと台詞を言えます。その夜、マルゲリータの家に、お酒を持って行くバリーでした。
バリーは撮影クルーの写真を見せます。その裏には台詞も書いてありました。バリーは父と同じ病気で、何も覚えられないのだと打ち明けます。

【結】- 母よ、のあらすじ4

アーダの病状は悪化し続けており、マルゲリータとジョヴァンニは、専門の施設にいれるべきかなど悩みます。マルゲリータは、死が避けられないのなら、家に連れて帰ろうと提案します。
自宅に戻ったアーダは、何時に薬を飲むか知っておきたくて、紙に書いていきます。マルゲリータは、看護師がしてくれるからと言いますが、母はやめませんでした。
リヴィアは、祖母からラテン語を習うことができます。途中、アーダは酸素マスクをつけて休憩をします。
撮影中のマルゲリータの元に連絡がきます。マルゲリータは、そのシーンだけ撮影してから、家に戻ることにします。
マルゲリータとジョヴァンニは、ベッドの上で苦しむ母の姿を見続けます。
夜遅く連絡がきて、リヴィアは起こされることになります。その電話を遠くから聞いて、リヴィアは布団の中に潜り、一人泣き続けます。
アーダが亡くなり、マルゲリータとジョヴァンニは、母に着せる服を考えていました。そこへ母の教え子のデ・ヴィートがやってきます。
デ・ヴィートはローマにくる度、アーダに会いに来て、それはそれは様々なことを話したのだと言います。他にも教え子がきて、マルゲリータには悪いけれど、アーダは自分たちの母でもあるのだと話します。
病室のベッドに母がいた時、マルゲリータは何を考えているのか聞きました。アーダは明日の事を考えていると言いました。

みんなの感想

ライターの感想

この映画は、バリーの存在が明るさを出しています。騒ぎまくったり、冗談を言いまくったり、怒りまくる姿につい笑ってしまいます。特に髭がかゆいのが理由なのは面白いです。
また、マルゲリータとの感情のぶつけ合いは凄まじく、自分の代わりに普段の不満を言ってくれているようで、見ていてスッキリな気分になれます。
あと、暴走するマルゲリータの怒りっぷりは見もので、これまた見ているとスッキリな気分になれます。
これらは伏線であり、その後に来る悲しさは言いようがないものとなっています。アーダの病状が悪化していく姿、そしてその後の教え子からの言葉に、涙を流さずにはいられなくなります。祖母が亡くなった時を思い出してしまう映画です。

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