映画:沈黙サイレンス

「沈黙サイレンス」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(3件)

ヒューマンドラマ

映画「沈黙サイレンス」の感想

ライターの感想

冒頭の雲仙の熱湯拷問や水刑シーンもショッキングですが、一番きついのはジュアン(加瀬亮)の斬首シーンで、その首無し遺体から流れ出る血が赤い線を描いて運ばれるシーンは静謐であまりにも美しく、その直後、見本だと引き出された痩せこけて汚い褌姿のキチジローが、ひょいッと踏み絵をした後追い出されるシーンで、不覚にも号泣してしまい。聖書の昔からユダは憐れですが、この黒目がちで人懐こくそれでいて深い心の闇を抱えるユダは格別でした。 昨今さらに著しさを増す、群れに盲従し有形物や人神様しか拝めない日本人の国民性を一方的に断罪するだけではなく、良くも悪くも個性として認める脚本には好感が持てるし、紙のような表情をした日本人妻(黒沢あすか)がそっとモキチの十字架を忍ばせるラストにも得心が行く作品でした。 159分と長尺ですが、画は美しく緊張感も途切れず、解りやすくかなり見やすい作品で、日本人が英語達者過ぎという評価もそれなりの設定があり、違和感は無かったです。 遠藤周作の原作は四半世紀以上前、存命中だった彼が狐狸庵先生ともてはやされていた頃一度読んだきりなので、もういっぺん読み直そうと思います。
  • 司馬さんの感想

    本当の史実は布教の名のもとにキリシタンが婦女子などを誘拐し奴隷貿易をしていたことに秀吉が怒ったことである。映画などによってこうして史実が曲げられて伝わるのはプロパガンダである。本当の歴史を映画関係者は知ってほしい。

  • cometichiamiさんの感想

    高校の現代文で一部抜粋を習った記憶があり、通しで知りたくて鑑賞しました。人々にとっての神とは、そしてなぜその神は、我々が苦しんでいるにも関わらず沈黙しているのか、宗教における信仰とは何か、そもそも神の存在があるのかと言った、一歩踏み込んだ内容だったと思います。私なんかはキチジローと同じだろうし、大抵の人もそうだと思うので、彼の目線で物語を追って見ることも興味深いと思います。

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