「洗骨」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

【転】– 洗骨のあらすじ3

洗骨のシーン3

画像引用元:YouTube / 洗骨トレーラー映像

剛は、優子には洗骨は参加させない!と言い出すが、信子はそれは信綱が決めることなの!と強く彼に諭した。

そう言われた信綱は、じっと俯き言葉を発しなかった。

その後、新城家に1人の男性が訪ねてきた。まだ若く長髪の男であった。

彼は神山亮司、優子のお腹の子の父親であった。

「お父さん、申し訳ありませんでした」

と亮二は信綱の前で頭を下げた、剛は怒り、順序が違うだろ?なぜもっと早く来なかった?認められないぞ!と掴みよったが、信綱は何も言葉を返せなかった。

しかし信子はそのやりとりを見つめ、もう一度、それを決めるのは信綱だよ!と剛を一喝する。

夜、新城家に泊まることになった亮司と優子の会話に、ふっと隣の部屋で剛が会話に耳を澄ませていた。

優子は亮司を責めることなく、こう呟いた。

「小さい頃ね、台風の時に丘のブランコが飛ばされると思って1人で見に行ったの。みんな私がいなくなったと思って探したの。

にぃにはすぐにブランコの場所だと気づいてくれた。あそこは家族でなんども過ごした所…」

と話すが疲れたのか、すぐ側で亮司は眠ってしまった。

するとその近くで優子は、母の写真の後ろにまるで隠れるようにあった真っ赤な髪飾りを見つけた。いつも恵美子がつけていた思い出の品で、形見だった。

もう皆が寝静まった後、いつものように酒を浴びるほど飲み酔い潰れた信綱。倒れた弾みで割れた瓶に頭を突っ込んでしまい、負傷する。

頭を怪我している信綱を見つけた優子は、剛を起こし急いで病院へ運び込んだ。

幸い、大事にならず3人で道を歩いていると、剛がずっと我慢していた気持ちを信綱にぶつけた。

昔、新城家は工場を営んでいたが倒産、その借金のために苦労したのが剛と優子であった。母の恵美子は苦労した上で死んだと告げると、信綱は呆然とした顔で

「そうか…本当に死んだんか」

と、声を絞り出した。剛は「本当ならお前が…」と言葉を詰まらせたが、そのまま1人で実家に戻ってしまった。

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