映画:浜の朝日の嘘つきどもと

「浜の朝日の嘘つきどもと」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(1件)

ヒューマンドラマ

浜の朝日の嘘つきどもとの紹介:2021年9月10日公開の日本映画。福島県南相馬市に実在する映画館を舞台に、経営が傾いた映画館を存続させようと一人の女性が奔走する様子を描くヒューマンドラマ。『四十九日のレシピ』、『ロマンスドール』のタナダユキ監督が自らのオリジナル脚本を、『キャラクター』、『ヲタクに恋は難しい』の高畑充希を主演に迎え映画化した。共演に、お笑い芸人でタレントの大久保佳代子、落語家の柳家喬太郎ら。

浜の朝日の嘘つきどもとの主な出演者

浜野あさひ〔茂木莉子〕(高畑充希)、森田保造(柳家喬太郎)、田中茉莉子(大久保佳代子)、岡本貞雄(甲本雅裕)、チャン・グオック・バオ(佐野弘樹)、市川和雄(神尾佑)、川島健二(竹原ピストル)、浜野巳喜男(光石研)、松山秀子(吉行和子)

浜の朝日の嘘つきどもとのネタバレあらすじ

【起】– 浜の朝日の嘘つきどもとのあらすじ1

浜の朝日の嘘つきどもとのシーン1

画像引用元:YouTube / 浜の朝日の嘘つきどもとトレーラー映像

キャリーケースをひきながら、ひとりの女性・莉子(名前については後述します)が歩いています。莉子が歩いているのは福島県南相馬です。道に迷いながら莉子は、「茉莉子先生」に心のなかで呼びかけていました。「さっきからずっと道に迷っています」と。莉子はスマホのナビを起動させて、目的地を探します…。

福島県南相馬にある映画館「朝日座」では、支配人の森田保造がサイレント映画『東への道』をスクリーンに上映しながら考え込んでいました。やがて森田は映写機を止めてため息をつくと、35mmフィルムを映写機から取り外します。

同じ頃、莉子は馬を連れた人が散歩させているのを見ていました。馬ばかり見ていて馬糞を踏みそうになりました。すんでのところで気づいて難を逃れます。

莉子が朝日座に着いた頃、朝日座の前では森田が意を決して一斗缶に35mmフィルムを入れて、燃やしていました。莉子はそれを見た瞬間に駆け寄ると、水をかけて阻止します。莉子はフィルムを見て、それが『東への道』だとすぐに気づきます。

朝日座はこの土地で100年近く続く名画座として地元で愛されていました。しかし近年はシネコンと呼ばれる複数のスクリーンを持つ複合映画館の台頭により、朝日座は厳しい経営に陥っていました。さらに今回のコロナがたたりました。大正時代に森田の祖父が作った映画館でしたが、もう閉めないとならないと森田は言います。

莉子は「この映画館を立て直しにやってきたのだ」と言います。「ある人に頼まれて」という莉子に、森田は名前を質問しました。莉子は映画館の入り口を見ながら「もぎ、りこ。茂木莉子です」と答えます。(チケットの「もぎり」とかけています)

…(回想)莉子の本名は「浜野あさひ」と言います。莉子は福島県郡山市に住んでいました。

莉子が高校一年のときに、東日本大震災が起きます。莉子の父・浜野巳喜男はタクシーの運転手をしていたのですが、震災直後にすばやく独立すると南相馬に渡り、除染作業員の送迎を担当しました。タクシー会社の名前は『浜野あさひ交通』としたために、莉子は本名を名乗りたくないのです。

莉子の父は慧眼がありました。この仕事は当たります。しかし莫大な利益をあげた「震災成金」と噂されるようになり、莉子は高校二年のころには友だちからも避けられるようになりました。家族は崩壊寸前に陥ります。

莉子の家は東京に転校することになりました。学校に居場所のない莉子は、立ち入り禁止の屋上に入り込んで時間を潰していました。ある日、数学教師の田中茉莉子先生に、莉子は声をかけられます。莉子が自殺するのではないかと警戒していた茉莉子先生は、莉子を連れて視聴覚準備室へ行き、映画『青空娘』のDVDを見せます。それを見た莉子は、映画のよさを知りました。

茉莉子先生は莉子に「映画を見ているあいだ、人の目の半分は暗闇を見ている」と言います。1秒に24コマを映す映写機で光を透過させて再生する映画は、残像現象によってコマとコマのあいだの暗闇を認識しないようにされていました。「だから映画好きには根暗が多いのかも」と言って茉莉子先生は笑い、莉子は映画に強く惹かれるようになります…。

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