「海街diary」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(6件)

ヒューマンドラマ

【承】– 海街diaryのあらすじ2

海街diaryのシーン2

画像引用元:YouTube / 海街diaryトレーラー映像

すずが、鎌倉の三姉妹の家に引っ越してきた。

転入した中学校にも慣れ、友達もでき、仙台に住んでいた時にサッカーをやっていた、すずに対し、千佳が勤めるスポーツ用品店『スポーツ・マックス』の店長や千佳からの勧めもあって、オクトパスと言う、サッカーチームにも所属することになり、すずは、充実した楽しい中学校生活を送っていた。

そんな中、すずを預かった話を聞き、亡くなった祖母の妹が心配して、家に訪ねて来た。

祖母の妹は、持ってきた、おはぎを詰め替えながら、幸に話かける。

「幸っちゃん。人は、犬や猫とは違うのよ。子供を育てるのは、ほんとうに大変なことなの。」

「分かってるわよ。大丈夫よ。佳乃や千佳も私が面倒を見てきたし。」と言う、幸。

それに対して、祖母の妹は、

「幸っちゃん。よく考えて見て、あの子は妹は妹だけど、あなた達の家庭を壊した女の娘さんなんだからね。」

「あの子はまだ生まれてもいなかったんだから、関係ないでしょ。」と、おはぎを食べながら答える、幸。

「これじゃまた、嫁に行くのが遅れるわ。」と諦れ顔で、祖母の妹は嘆く。

すずは、サッカーチーム オクトパスの練習に参加していた。そこには、オクトパスのサポートをしているスポーツ・マックスの店長と千佳も応援に駆け付けていた。練習後にサッカーチーム行きつけの『海猫食堂』にみんなと一緒に行ったすずは、千佳から、色々教えてもらう。キャプテンの風太の家は酒屋で、香田家とは逆の男三人の末っ子だとか、コーチの井上は、幸の勤める病院の同僚とか、入団祝いでアジフライをサービスしてくれた海猫食堂の二ノ宮さんは、三姉妹が小さい時から、お世話になっている女将さんだとか、そう言う話を教えてもらった。

たまたま、来ていた近くの喫茶店『山猫亭』のマスター福田は、厨房に戻ってきた二ノ宮に対して、「あの子は新入部員?」と聞く。二ノ宮は「幸っちゃんところの。」と言うと、すでに話を聞いていたマスターは、「ああっ」と頷く。アジフライを美味しそうに食べている、すずを見て、海猫食堂の二ノ宮は、マスターに「やっぱり、似ているわよね。どことなく。」と呟いた。

一方、病院で看護師として勤務している幸が、エレベーターを待っていると、医者が隣に来て、声を掛けてきた。

その医者は、幸に気やすくこう聞いた。

「引っ越して来たんだろ、妹さん。」

頷く幸に対して、

「でも、やることが大胆だよなあ。まあ、幸っちゃん、らしいけど。」と言う。

幸は、「やっぱり行って良かった。お葬式。でなきゃ、妹にも会えなかったし。」

医者は、「たまには、人の言う事も聞いてみるもんだろ。」

頷いて「ありがとう。」と言って、エレベーターに乗り込む、幸。

その幸に対し、「今度、日勤はいつ。」と聞く、医者。

勤務表を確認してみると言って、ドアが閉まる際に手を振る、幸。

医者は幸の恋人の椎名 和也だった。但し、妻帯者であったが。

そう、幸は、妻のある男性と付き合っていたのだ。自分達から父親を奪った、すずの母親と同じように。

そして、もう一方の佳乃は、大学生の藤井 朋章というイケメンと付き合っていた。大学生の朋章は、いつも金がなく、社会人の佳乃から毎回、お金を借りていた。佳乃は、恋愛体質で男に甘く、いつもお金を貢いでは、ひどい目に遭っているのだが、何度遭っても、懲りない性格だった。

この日、海辺のお洒落なレストランで佳乃と朋章が食事をしていると、

朋章が、「妹の方は、どうなの。大変なんじゃない。腹違いの妹なんでしょ。」と言う。

「でも、なんか素直な子なんだよね。」と言う、佳乃に対し、

朋章は、「騙されているんじゃないの。だって、結局、遺産は要らないって言ったんでしょ。」

「うん。姉さんがそうしろって。」と、佳乃。

朋章は、「それで厄介払いできたら、向こうとしては、一石二鳥だったんじゃないの。」と言う。

「でも、すずが自分でそうすると言ってたし。」という、佳乃。

それに対し、朋章は、「そうしろって、向こうの母親から言われてたんじゃないの。」

「まさかー。」と言う、佳乃に対し、「佳乃さん、人がいいからなー。」と言う、朋章。

その夜、佳乃は家まで朋章に送ってもらった時に、偶然、幸が帰って来た。

軒先で挨拶して帰る朋章を見送ってから、幸が佳乃をニヤッと見て、「珍しく、あんたにしては、まともなじゃない。」と言う。

「しては、ってどういう事よ。私がいつも変な男と付き合っているみたいじゃない。」と、佳乃。

幸は、「そんなこと言ってないわよ。あんたが男を甘やかして、ダメにしているからよ。」と言う。

「甘やかしているって、どういうことよ。私が稼いだお金を私がどう使おうと勝手でしょ。」と怒って言う、佳乃。

「だったら、振られたからって、酒食らって、大暴れするのやめてよね。」と玄関先から言う、幸。

「お姉ちゃんには、分からないわよ、酒を飲む人間の気持なんか。」

「分からなくて、結構です。」と言う、幸。

「あームカつく。こうなったらお風呂、先に入ってやる。2時間。」そう言って、風呂場へダッシュする、佳乃。

その幸と佳乃の口喧嘩をみて、ちょうどお風呂から上がってきた、すずが、千佳に「大丈夫ですかね。」と聞く。

千佳は、おはぎを食べながら、「あー見えてあの二人は、いざと言うときは、結束するから。」と事も無げに、言う。

そこに部屋に入って来た幸が、「すず、おはぎ、粒あんとこしあんのどっちが美味しかった。」と聞く。

「粒あんです。」と言う、すずに、だよね、と頷く幸。千佳は、こしあんの方が好きだけどな、と呟く。

そして、佳乃が先にお風呂に入ったことを知った幸は、「あんた長いんだから、後にしなさいよね。」と大声で言う。

「ヒステリー。」と言いながら、風呂に入った、佳乃がギャーと大声を出し、おねーちゃんと叫び出した。

「そんな大声出さないでよ。子供じゃないんだからー。」と言いながら、新聞紙を丸めて、風呂場に向かう、幸。

何ですかと聞く、すずに対し、千佳が、カマドウマという虫だよと教える。

カマドウマを知らない、すずは、じゃ見に行こうと千佳にいやいや手を引っ張られ、風呂場に連れていかれる。

翌朝、千佳が台所の床下にある糠漬けをかき回している所へすずが来て、床下にある梅酒の瓶を見て、「すごーい。これ全部、梅酒なんですか。」と聞いてきた。千佳は、3つある梅酒をこれが去年の梅酒で、こっちが一昨年ので、こっちがおばあちゃんが漬けた梅酒で10年物だよ、と説明した。すずは、おばあちゃんの少なくなった梅酒の瓶を持ち上げ、光に透かして見ながら「きれい。」と笑った。

幸、千佳、すずが食卓で朝食を食べていると、佳乃が寝坊して慌ててやってきた。朝食を食べる時間もなく、すずと一緒に急いで玄関を出る佳乃。駅まで走れば間に合うと言う、すずに対して、何とか走って駅まで行ったが間に合わず、

「佳乃さん、会社間に合います。」と聞く、すずに対し、佳乃が「すず、そろそろ、その”さん”付けするの止めない。」

「え?」と言う、すずに、「よっちゃん。」でいいよと言う、佳乃。

そして、佳乃は「学校どう。好きな子でもできた。」と聞くと、「いや、そんなのありません。」と照れながら答える、すず。

「早く作りなよ。世界が違って見えるよ。」

「どんな風に?」というすずに対し、「クソつまらない仕事も耐えられる。」と笑いながら言う、佳乃。

その日、佳乃が勤める信用金庫で窓口業務をしていると、窓口に朋章が、口座を解約したいと言ってやってきた。

驚いた佳乃は、人目もある為、黙って解約書類の記入箇所を教えていると、朋章と一緒に入って来た男が、「早くしろよ。」と

脅すような言い方で命令していた。

朋章が帰った後、携帯の留守電には「お金は返せないけど、もう少し素敵な人を見つけてください。」と、お別れを告げる朋章のメッセージが入っていた。朋章に渡していたお金は、全てあの男に渡っていたのだった。

一方、『スポーツ・マックス』に勤める、千佳は、練習試合に備えて、サッカーシューズを買いに来ていた、すずと話をしていた。すると、店長の浜田が、お店に来ていた、昔の登山仲間から山登りに誘われていた。店長は以前、エベレスト登頂を目指すほどの登山家だったのだが、エベレストで凍傷により、足の指を6本失ってから、登山を止めてしまっていた。店長は、その誘いを断りかねていると、店長に恋心を持っている千佳は、店長に危険な山登りをしてもらいたくないという思いからか、わざと、大声で「店長、試合見に行きますよね。」と声を掛けて、話の邪魔をした。そして、「行くよ。」と答える店長。

病院で勤務していた幸は、海猫食堂の二ノ宮さんが、待合い室の椅子に座っているのを見つける。

「どうしたんですか。」と幸が、声を掛けると。

二ノ宮が、「最近、時々、胃が痛くて。母親が亡くなったり、色々あったから。」と言う。

「それは、よくないですね。でも、もうすぐ、1年なんですね。」と、幸が言うと、

二ノ宮は、「また来てね。お店に。そういえば、この間、すずちゃん、来てたわよ。」と、言った。

「アジフライ美味しかったって言ってました。」と言う、幸。

二ノ宮は、笑顔で「明るくて、元気な子ね。よく笑うし。」と言う。

幸は、「そうですか?」と、言ったが、すずが、家で笑っているところをあまり見た記憶がない。

「すっかり、お店の人気者よ。」と言う、二ノ宮に対し、

「ならよかった。」と、どこか考え深げな様子の幸。

その夜、幸が家に戻ると、コタツで佳乃が、酔いつぶれて、寝ていた。ついでに、千佳も寝ていた。すずだけが、勉強しているのを見て、「勉強出来なかったんじゃない。」と聞く、幸に対し、「途中から、佳乃さんが荒れはじめて。」と、すずが言うと「どうせまた、振られたんでしょ。懲りないのよ。何度失敗しても。」と、寝ている佳乃を見ながら、言う、幸。

「風邪ひくよ。着替えて寝ないと。」と言う、幸に対し、「このまま寝る。」と寝ぼけた声で言う、佳乃。

「このままでいい。おやすみ。」と千佳も返事をする。

すずは、それを見ながら、勉強を止め、「おやすみなさい。」と言って、部屋に戻ろうとする。

そのすずを幸が呼び止める。

「すず、困ったことがあったら、何でも言ってね。」と言うと、すずは、「はい。ありがとうございます。」と礼儀正しく頭を下げて、部屋に戻って行った。

その他人行儀な対応が、何となく腑に落ちない、幸であった。

翌日、幸が病院で勤務していると、婦長から話があると言われた。話の内容は、以前から要望が多い、終末期患者のターミナル病棟を来年の秋から5階に20床開設することになり、その時、婦長が真っ先に顔を思い浮かべたのが幸だったとの事で、是非とも考えてくれないかという話だった。

幸は、仕事が終わった後、その足で、恋人の椎名のマンションに向かった。椎名は妻とは別居中で、一人でマンションに住んでいた。椎名の部屋で夕食を作って、2人で食事をしている時に、幸は、椎名に先ほどの婦長との話について、相談をした。

椎名は、「看取る医療は大切だけど、亡くなるって分かっている患者と向き合うのは結構きついよ。俺は小児科だから、やっぱり、少しでも多く患者の命を救いたいんだよな。」そして、「よく考えてから、決めた方がいいよ。」と、幸に言った。

「うん。そうする。」と言う、幸。

「そうだ、明日なんだけど。」と椎名が言うと、

幸が、笑顔になって、「江ノ島水族館のナイト・アクアリウムでしょ。」と、嬉しそうに言った。

その笑顔を見て、ちょっとバツが悪そうに椎名が言う。「それが、向こうのお母さんから連絡があって、彼女が不安定になっていると、言っているんだ。」椎名の奥さんは、精神的な病気を患っていて、それもあって、別居していた。

「また、入院したの。」と幸。

「いや、そこまでじゃないけど。ちょっと、様子見てくるよ。ごめんね。」と言う、椎名。

「うん。そうしてあげて下さい。」と意気消沈しながらも、諦めよく、言う幸。

夜、幸が、椎名のマンションから家へ戻ると、居間のテーブルで、すずが酔っ払って潰れていた。

両脇には、佳乃と千佳がいて、すずに声を掛けるが、反応がない。

幸が、千佳に理由を聞くと、千佳が、「サッカーの練習試合で、すずがゴールを決めたお祝いで、2人でちょこっと梅酒を飲んだの。」と言う。

隣の佳乃が、「私が自分用に焼酎をしこたまぶち込んだやつを飲んだみたい。」と言う。

「一番色が薄かったから、大丈夫かと思って。」と千佳。

「どのくらい飲んだの。」という幸。

「コップ1杯だけ。」と千佳。

幸が、すずに声を掛けると、うつぶせのまま、すずが、突然、「陽子さん大っ嫌い。お父さんのバーカ。」と大声で叫び出した。

それを聞いた3人は、聞いたことのない、すずの暴言に、顔を見合わせる。

そして、突然、気持ち悪いと、言い出したすずを、千佳は、抱えて急いでトイレに連れていく。

その暴れながらトイレに向かう、すずの姿を見ていた、佳乃は「あの子、やっぱり、相当煮詰まってたんだね。色々あったから、しょうがないか。」と言う。

それに対し、幸は、「乱れ方があんたそっくり。」と呟く。

「あたしは、あんなに暴れてないわよ。」と言う、佳乃をまじまじと見つめる、幸。

幸に見られて、ちょっと、思い当たる節がある、佳乃。

部屋で布団に寝かした、すずの顔を三姉妹が囲んで、じっと見ている。

じっと見ていると、腹違いの妹とは言え、やはり自分たちの面影がどことなくあることに気づく姉妹達。

しばらく見ていると、やっと、すずが目を覚ました。

「ごめんね、すず。」と言う、千佳に対し、幸が、「千佳もダメだけど、すずもダメでしょ。」と叱る幸。

すずは、「だって、自分家で作った梅酒飲んでみたかったんだもん。」と、まだちょっと酔っ払っている状態で言う。

幸は、「わかった。来年、実がなったら、すず用に、アルコール抜きのやつを作ってあげる。」と言う。

「あの梅って、うちでなった実なの?」と聞く、すず。

佳乃が、「そうだよ、こっからも見えるじゃん。梅の木が。」

「気付かなかった?」と千佳。

すずは、頷きながら、布団から起き上がる。

幸が、2階の窓を開け、すずを呼び、「ほら、あそこ、結構、実がなるのよ。」と、庭の梅の木を指さす。

佳乃、千佳も窓辺に来て、「実もなるけど、毛虫もつくんだよ。」と千佳が言う。

「すごーい。早く取りたいな。」という、すずに対して、「毛虫を?」と聞く、千佳。

「ちがーうよ。梅の実。」と言う、すず。

そして、幸が、「毛虫取ったり、消毒したり、生きているものは、みんな手間がかかるの。」と言う。

「あっ。それ、おばあちゃんの口癖。」という千佳。

「まだ、半年も先だけどね。」と佳乃。

「でも、楽しみ」という、すず。

「こうやって、串でプチプチ梅の実を刺すんだよ。」と刺す仕草をする、千佳。

「そう、こうすると味がよくなるの。」と同じく刺す仕草をする佳乃。

「こう。」と言って、まねをする、すず。

そして、四姉妹は、月明かりの中、話しながら、梅の木を眺め続けていた。

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