「海街diary」のネタバレあらすじと結末、みんなの感想(6件)

ヒューマンドラマ

【結】– 海街diaryのあらすじ4

海街diaryのシーン4

画像引用元:YouTube / 海街diaryトレーラー映像

家では、千佳が台所でカレーを作っていた。お昼できたよ、と千佳が言って、食卓に座る千佳とすず二人。カレーを食べる、すずの反応を見ている千佳。すずは「おいしいー。」と言うと、そうでしょ、と自慢気な千佳。千佳は食べながら、「お姉ちゃん達の評判はいまいちなんだけどさ、時々食べたくなるんだよね。お母さんのシーフードカレーは、私、小さかったから、あまり覚えてないんだ。」「だから、家のカレーと言ったら、私は、このおばあちゃんのちくわカレーなんだ。」と言う。

幼い頃に父と母が居なくなってしまった千佳にとって、愛情を注いでくれたのは、おばあちゃんだけだった。

その、おばあちゃんの手料理だけが、千佳にとってのお袋の味だった。

すずは、「うーん。おばあちゃんの味なんだ。」と、仏壇のおばあちゃんの写真を見ながら、言う。

千佳ちゃんもまた、幼い頃にお父さん、お母さんと別れ、寂しい思いをしてきたんだと、なんとなく感じたすずは、

千佳ちゃんになら、素直に話せるような気がした。

そして、突然「千佳ちゃん。私、嘘ついてた。」と、すずは、言い出した。

「うん?なに?」と千佳。

すずは「生シラス丼。初めて食べたと言ったけど、実は、仙台にいた頃、よくお父さんが作ってくれたんだ。」と言う。

「そっか。それじゃあ、あれはお父さんの味なんだ。」と千佳。

「私、お父さんのこと、あまり覚えてないんだよね。」と千佳。

「すずの方がお父さんといっぱい思い出があるんだね。良いことも、悪いこともかもしれないけど。」そう言って、笑う千佳。

「いつか聞かせてね。お父さんのこと。」と千佳。

「うん。」とお父さんの事を話せる嬉しさに、笑顔で頷く、すず。

そして、すずは、「釣りが好きだった。」と言った。

「え?釣り?」と千佳。

「週末はよく川に釣りに行っていた。私も何度か連れて行かれた。」と言う、すず。

初めて聞く、お父さんの話に嬉しそうにカレーを食べ続ける、千佳。

一方、海猫食堂の二ノ宮から、相談を受けていた佳乃と課長の坂下は、お店を残す為のプランを二ノ宮に話していた。

その途中、二ノ宮が突然、「ごめんなさい。」と言って、頭を下げて謝った。

そして、二ノ宮は、「実は、この店、今月いっぱいで閉めることにしたの。」

「ちょっと、体の調子が良くなくて、ただね、私も正直、こんなに早く悪くなるとは、思ってなかったから。」と言う。

それを聞いた、坂下は、「それは、治療に専念されるということですか。」と聞くと、

二ノ宮は、「治療は、もうしないの。市民病院に新しくターミナルケアの病棟ができるでしょ。そこを予約してあるの。」

そう、言う二ノ宮の辛い表情を見ていられなくなった、同席していた山猫亭のマスター福田は、場を和まそうと、「店は無くなっても、おばちゃんのアジフライ定食は、うちで出そうと思ってるんだ。まさか、弟もレシピまでは、寄越せとは言わないでしょ。」と、そう言った。

海猫食堂を後にした、佳乃と坂下は、海辺に面する階段で、座って話をしていた。

「すごい腹が立つ。神様ってやつに。」と怒って言う、佳乃。

「よりにもよって、なんで二ノ宮さんだろうって思うよね。」と坂下。

そう言うと、その思いを吹っ切るように、坂下は、「さてと、それじゃ、新しいプレゼンを考えよう。遺言作るのを、お勧めしようかと思っている。」

「遺言ですか?」と佳乃。

「あの弟さんじゃあ、葬式の費用も出してくれないしね。」と坂下。

何かを思い出したように、「じゃあ、公正証書遺言がいいですよね。」と佳乃。

「うん。そうすれは、お母さんの分はともかく、二ノ宮さんの分は、本人の意志を反映できるし。」と坂下は頷く。

「そうしましょう。」とやる気を見せ、元気になる、佳乃。

「神様が考えてくれないなら、こっちで考えるしかないでしょ。」と立ち上がって言う、坂下。

そう言って歩いていく、坂下の背中を頼もしそうに見つめる、佳乃。

一方、幸は、病院の勤務が終わった後、恋人の椎名のマンションに行っていた。

夕飯を作って食べた後、幸が食器を洗っていると、

「和也さん、お箸噛む癖があるでしょ。」と椎名に聞く。

「え?」という椎名に、

「箸の先がボロボロになっている。」と、幸。

「あー。子供の頃にお袋から、よく言われたよ。」と椎名。

幸は、「この間、雑貨屋でいい感じの箸を見つけたんだけど。」と言う。

「買ってきてくれた?」と椎名。

「いいえ。」と言う幸に対して、「買ってきて、くれればいいのに。」と椎名。

「お箸を買うって、色々気になるもんですよ。女の人は。」と言う、幸。

「そんなものかな。」という椎名に、「そろそろ帰るね。」と帰り支度する幸に対し、

椎名は、突然「幸っちゃん。実は、俺、アメリカに行こうと思っているんだ。」と言い出す。

「えっ?」と驚く、幸。

「研修医時代の後輩がボストンにいて、そこで小児学の先端医療を学びたいんだ。」と椎名。

そして、幸に「一緒に来てくれないか。」と言った。

びっくりした幸は、椎名を見つめながら、「だって・・・。」と言うと、

「女房とは別れる。」ときっぱりと言い、「ごめん。急にこんなこと言って。でも、ずっと考えてたんだ。」と椎名。

幸は、ちょっと考えさせてと言って、椎名のマンションを後にする。

帰りの電車をホームで待ちながら、幸は考えていた。椎名と一緒になってしまったら、自分たち家族を引き裂いた父親と同じ事をしてしまうのだと。そして、「奥さんがいる人を好きになるなんて、よくないよね。」と言った、すずの言葉が、重く幸の心に響いていた。

家では、佳乃が、居間で仕事をしていた。海猫食堂 二ノ宮さんの遺言書の作成について、調べていたのだった。

千佳が「飲まないの?」と言うと、仕事が終わってから、と、珍しく言う、佳乃。

そこに、ただいまと言って、幸が帰って来た。

居間に入って来た幸は、ビニール袋を居間に置いて、着替えに行った。

千佳が、中を除くと、梨がいっぱい入っていた。

その瞬間にピンッときた、佳乃は一言、「男だね。」と言う。

千佳が「え?」と言うと、「前にも、リンゴいっぱい買って来たことがあったじゃん。失恋して。」と佳乃。

「あっ。あったねー。でっ、どんな相手なんだろ。」と、千佳。

すずが、2階の自分の部屋で勉強していると、1階の居間から、大声が聞こえる。

居間では、幸と佳乃の喧嘩が始まっていた。

幸から、話を聞いた佳乃は、「向こうの奥さんが病気だから離婚できないなんて、向こうの言い訳じゃん。」と言う。

「見捨てられないと思うのは、仕方ないでしょ。」と、幸。

佳乃が、「でも結局、お姉ちゃんと、そういうことになってるんじゃん。」

「いったいどこが優しいの。お父さんと同じじゃん。弱くて、ダメな人じゃん。」と言う。

「心の病気の人と向き合うのは、大変なことなのよ。」と、自分に言い聞かせるように話す幸。

そして、「知りもしないのに、聞いた風なこと言わないで。」と佳乃に言って、立ち去る、幸。

すずは、その話を階段で盗み聞きしていた。

2階の自分の部屋に戻ろうとする幸が、すずを見つけると、「夏休みだからって、あんまり夜更かししないでよね。」と、すずを叱りつける。

むしゃくしゃして、外に出ようとする、佳乃を、「待って。」と言って、引き留める、すず。

そして、「幸姉を傷つけちゃったかも知れない。」と言う、すず。

「何を?」と怒って、言う佳乃に対し、

「奥さんがいる人を好きになるなんて、よくないって、酷いこと言っちゃった。」とすず。

「大丈夫だよ。」と言って、出て行こうとする、佳乃を、すずが、大声で「3人で話をしたい。幸姉のこと。」と叫ぶ。

そして、千佳も「そうしようよ。」と佳乃に言う。

そんな必死になる、すずを初めて見た、佳乃は「もー、めんどくせーなー。」と言って、「千佳ー。梅酒ロックで持ってこい。」と居間に戻りながら、言った。

部屋で考え事をしている幸の部屋に、佳乃が、仕事の相談をしたいと入って来た。

佳乃がなんか話しずらそうな感じで、「お姉ちゃんは、仕事で亡くなる人、いっぱい見てきたでしょ。いちいちそれを敏感に感じてたら、仕事にならないじゃない。そのへんどうなのかなと思って。」と言う。

幸は、「仕事って割り切っているかと言うと、ちょっと違うかな。」と言う。

それを聞いて、佳乃は「安心した。慣れればいいってもんでもないよね。」

「逆に、患者さんが亡くなる事に慣れたらいけないと思っている。」と幸。

そして佳乃は、「お姉ちゃんさ、この家なら大丈夫だよ。」

「私と千佳で、すずの面倒くらい見られるし、もう昔とは違うんだから。」と照れ臭そうに言う。

「ありがとう。」と幸。

素直な幸に「そんなだと、嫁に行く前にお母さんになっちゃうよ。」と憎まれ口を叩く、佳乃。

「気を付ける。」と笑顔で答える、幸。

「お願いしますよ。下がつかえているんだから。」と佳乃。

それに対し、「そういうことは、しらふの時に言いなさいよ。」と言う、幸。

「こんなこと、酒飲まなくちゃ言えないでしょ。」と言う、佳乃。

翌朝、仏壇の前で拝んでいる幸の顔色を覗いながら、すずが見ていた。

にっこりと笑って、幸は、手招きし、一緒に仏壇の前に座る、幸とすず。

拝んだ後に幸が聞く、「すず、今日、花火大会でしょ。」頷く、すずに「ちょっと待ってね。」と言う。

そして、タンスから浴衣を出して、幸の浴衣を「この浴衣、すずにあげる。」と言って、すずを立たせて、浴衣をあててみた。

「やっぱり、この柄、すずに似合うね。」と言う、幸。

幸は、海辺を椎名と一緒に歩いていた。

そして、幸は「ごめん。私、一緒に行けない。」と、椎名に言う。

「そう、言われると思った。」と椎名。

そして、「いつまでも決断できなかった俺が悪いんだ。」と呟く。

「お互い様。誰かのせいとかじゃない。」と幸。

そして、「ターミナルケアをちゃんとやってみようかと思う。」と幸は言った。

「そうか。」と一言、椎名。

「私たちに合わせる顔がないって言ってたんだって、父さん。」

「だからその分、すずが一人で抱え込んじゃって。」

「傍に居てあげられたら、何かできてあげられたかなーって。」

「お父さんにも、すずにも。」

「あの子、色んな事があって、子供時代を奪われちゃったんだよ。」幸は、そう言った。

「それは、幸っちゃんも同じじゃない。」と椎名。

そして、「幸っちゃんも奪われちゃったんじゃない。周りの大人に。」と言う。

椎名を見つめて、「そうかな。」という幸。

「ゆっくり、取り戻してください。俺は、そうしてあげられなかったけど。」と寂しそうに言う、椎名。

そして、「じゃあね。」と言って、手を振り、去って行く、椎名。

静かに、「うん。」と、頷いて、一人、海辺に佇んで、海を見続ける、幸。

すずは、花火大会に行く前にサッカークラブの仲良し3人組と、海猫食堂で浴衣を着て、食事をしていた。

「これで、おばさんのアジフライ定食も食べれなくなっちゃうんだ。」という風太に対し、

二ノ宮は、「ごめんね。今月いっぱいは、やってるから」と言う。

みんな食べ終わり、お店を出ようとした所、すずが、二ノ宮に呼び止められ、「これ、アジの南蛮漬け。この間、よっちゃん食べれなかったから。荷物になっちゃうけど、持って行って。」と、紙袋に入れて渡す。

そして、二ノ宮は、すずの目を見て、「色々、お世話になりました。と、みんなに伝えてね。」と、優しい笑顔で言った。

すずは、「伝えておきます。」と言うと、

二ノ宮が「おばちゃん。あなたのお父さんとお母さんが羨ましいわ。」と言う。

えっ?という顔をして、すずが、「何でですか?」と聞くと、

「だって、あなたみたいな宝物をこの世に残せたんだもの。」と、二ノ宮は言った。

それを聞いて、寂しそうに、「宝物なんかじゃないですよ。わたし。」と顔を曇らせながら言う、すず。

「だめよ。そんなことを言ったら、罰が当たるわよ。ねっ。」と、笑顔で笑う、二ノ宮。

「さっ、行ってらっしゃい。海に映る花火は、本当にきれいなんだから。」と送り出す、二ノ宮。

そして、ご馳走様と言って、手を振って、去って行く子供たちを見つめながら、二ノ宮はずっと、手を振りつづけていた。

すず達が小さな船に乗り込み、夜空を眺めていると、花火が打ち上がった。

その瞬間、夜空と海の上の両方に大輪の花火が夏の夜を彩った。

すずは、今までに見たことのない華やかな花火に心が躍った。

その頃、信用金庫の屋上でも、佳乃が会社のみんなと花火を見ていた。

そして、スポーツ・マックスの店内にいる、店長と千佳も、その花火の音を聞いていた。

店長は、花火の音を聞きながら、店内に飾ってある、エベレストの写真を見ていた。

千佳は、店長の隣に来て、「また、行きたい?山。」と、店長に聞く。

店長は、「いやー、もう、いいかなっ。」と、千佳を見て、言う。

千佳は、その言葉に安心して、「じゃー、今度、ヘラブナを釣りにいこうよ。」と誘う。そして、ヘラブナの釣り方を店長に教える千佳。

花火大会の帰り、すずは、風太と一緒にホームで電車を待っていた。

すずは、風太に向かって、「私、ここにいて、いいのかなー。」と、何気なく聞いた。

風太は、「なに言ってんだよ、お前。」と、びっくりして、すずに言う。

すずは、「仙台にいる時も、山形にいる時もずっと、そう思っていた。」

「あたしがいるだけで、傷ついている人がいる。それが、時々、苦しくなるんだよね。」と、独り言のように、呟いた。

風太は、すずの言っている事の意味が分からないと思いながらも、何とか答えようと、こう言った。

「俺、三人兄弟の末っ子で、ほんとうは父さんも母さんも三人目の子供は、女の子が欲しかったんだけど、自分が生まれて、がっかりしたみたいで、だから、写真少ないんだよ、俺だけ。」と、そう言った。

すずは、風太の顔をみて、クスッと笑った。すずは、自分の悩みに、一生懸命に考えて答えてくれた、風太を見て、嬉しかった。

風太は、笑うすずを見て、「あれ、そういう話じゃなかった?」と聞くと、

すずは、笑いながら、「ううん。そんなことないよ。」と言った。

駅に着いて、すずが、「じゃあね。」と風太と別れようとすると、風太が一言、「浅野。浴衣、結構、似合ってるよ。」と照れ臭そうに声を掛ける。

一瞬、2人は見つめ合って、すずは、「おやすみ。」とだけ言って、歩きだした。「また、明日。」と言う、風太。

すずが家に戻ると、千佳、佳乃、幸の三人とも浴衣を着て、すずを出迎えた。幸は、浴衣をすずにあげたので、おばあちゃんの浴衣を着て。幸は、「4人で花火やろうと思って。」とすずに言う。それから、仲良く中庭で花火をする、四姉妹。

サッカーの練習の後、夕立ちに合い、びしょ濡れで家に帰って来た、すず。帰ってすぐ、シャワーを浴びた頃には、夕立ちはすでに止んでいた。すずは、裸にタオルを巻いただけの姿で、縁側にある扇風機を付け、中庭に向けタオルの前をはだけ、全裸になって、扇風機の風を受けていると、後ろから、幸が、「こらっ。人が来たら、どうするの。」と叱りつける。すずは、笑いながら、着替えに戻った。

そして、縁側に座って、去年、漬けた梅酒を飲んでいる、幸とすず。もちろん、すずは、去年、すず用に作って貰った、アルコール抜きの梅ジュースで。

それから、家の大黒柱に刻まれた幸、佳乃、千佳3人の身長の記録を見ていた、すずを見て、すずに、測ってあげると言う、幸。

すずは、大黒柱に背中を預け、幸が定規を使って、印をつける。[すず 15歳]と書く幸。・・・そう、すずがこの家に来てから、1年が経過していた。幸は、すずが、山形でお父さんと登った高台の場所と似た風景が鎌倉にもあるから、これから登らないかと言った。そして、2人は、急な山道を登って高台に向かう。

息を切らしながら辿り着いた、高台からは、鎌倉の街並みと、海が見渡せた。

すずは、その景色を眺めながら、「本当だ、あの場所に似てるね。」と言う。

「うん。小さい頃、お父さんと来たんだ。お父さんが居なくなってからは、一人で。」幸は、そう言うと、

一歩踏み出して、突然、海の方に向かって、「わあーー。」と大声で叫び出した。

驚いている、すずに、「すずもやってみなよ。」と言う。

「えー、いいよー。」と言う、すずの手を引っ張って、もう少し景色が見やすい場所に連れて行くと、

幸がもう一度、「わあーー。」と大声で叫んだ。

そして、すずも「わあーー。」と叫び出す。

そしたら、幸が「お父さんのバカー。」と心の底から声を張り上げて、叫ぶ。

すずが幸を見ると、幸は、頷く。

すると、すずは、「お母さんのバカー。」とありったけの大声で叫んだ。そして、「もっと、話したかったのに。」と呟いた。

てっきり、自分と同じように、お父さんと叫ぶと思っていた、幸は、そのすずの悲痛なお母さんへの叫びを聞いて、すずが、父を奪った母の事を話せずに、人知れず苦しんでいたことを初めて知った。

すずは、泣いていた。

それを見た幸は、すずを抱きしめ、こう言った。「お母さんのこと、もっと話していいんだよ。」

そして、「すずは、ここに居ていいんだよ。ずーっと。」と優しく言う。

すずは、泣きながら「うん。ここに居たい。ずーっと。」と、幸を強く抱きしめながら、言った。

海猫食堂の二ノ宮の葬儀が終わった。

葬儀が終わり、四姉妹がお寺の敷地で話をしている所に、山猫亭のマスター福田が来た。

福田が「いい葬式だったね。いい人生だったんだろうね。」と幸に話しかけた。

福田が「あんたが、病院で傍に居てくれたから、おばちゃん、安心して逝けたんじゃないかな。」と言う。

幸は、首を振りながら、「写真の二ノ宮さん、いい顔してましたね。」と言う。

「綺麗だった。」と佳乃が言う。

そして、「あの写真、福田さんが撮ったんでしょ。」と福田に聞く。

福田は、「あれ。最後のデートの時の。」と言う。

千佳が「あの桜、このお寺のそこの参道ですよね。」と福田に聞く。

福田は頷きながら、「入院していた時も、よく言っていたね。あの時の桜はほんとうに綺麗だったって。」「もうすぐ死ぬって分かっていても、綺麗なものをちゃんと綺麗だって思えるのが嬉しいって。そう言ってた。」と話す。

幸は、その時を思い出すようにして話す福田に、静かに頭を下げて、立ち去る。佳乃、千佳も同じく、福田に挨拶して後に続く。

そして、すずも立ち去ろうとした所、福田に声を掛けられる。そして、福田は「すずちゃん。お父さんの話を聞きたくなったら、こそーっとおいで。」とすずに言った。笑顔で「はい。そうします。」と言う、すず。

四姉妹は、葬儀帰りのその足で、浜辺を歩いていた。

すずが話す「お父さんも同じこと言ってた。亡くなる前に桜のこと。まだ、綺麗なものを綺麗って思えるのが嬉しいって。」

佳乃が「いい人生だったんだね。」

幸「最後に何を思い出すんだろ。」と言う。

佳乃は「私は、男か酒だよな。」と言うと、千佳が「よっちゃん、らしい。」と笑う。

佳乃が「幸姉は?」と聞く。

幸は、しばらく悩んだ後、「縁側かな。家の。」と呟く。

それを聞いて、佳乃が「これでまた、嫁に行くのが遅れるわ。」と大船の叔母さんの真似をしながら言う。

みんなが笑っているなかで、千佳が「ねえ。私にも聞いてよ。」と言うが、誰も聞かない。

佳乃が「あんた、趣味変わっているからな。」酷い、という千佳。

そして、幸が「すずは?」と聞くと、

「いっぱいあるよ。いっぱいできた。」と言う。

佳乃が、「まだ、子供のくせに。」と言うと、

すずは、「お姉ちゃん達よりはねー。」と言って、波打ち際まで走って行く。

それを見ていた幸は、「お父さん、ほんとダメだったけど、優しい人だったのかもね。」と、佳乃と千佳に言う。

佳乃が「なんで。」と聞くと、

「だって、こんな妹を残してくれたんだから。」とすずを見ながら言う。

佳乃、千佳も「そうだね。」と言った。

そう言って、波打ち際を遊びながら、歩いて行く、四姉妹。

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